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テレビ取材  10月19日(木)に行われた水プロは、地区にある中村浄水場・平田下水処理場見学!
 「総合的な学習の時間」だけではなく、「特別活動」である社会科見学にも「水プロ」が導入されています!川の水を浄化して生活水として利用し、再び川に戻すまでを学びます。

 伊賀市水道部の的場 文夫さん、伊賀市水道部大山田分室の谷口 昌平さん、平田地区委員の渡邉 真次さん他3名のゲストティーチャーから、様々なお話を聞くことができました。

 今回はテレビ局の取材も入り、実習中にはテレビカメラが!ちょっと緊張しちゃう?

10月19日(木)1時限目 浄水場の見学

 
的場さんから説明 水道部の的場さんから、浄水場の施設の流れについて説明を受けます
川から水を取り入れる 普段活動している服部川から、水を取り入れる場所を見学。この時点で大きなゴミは取り除かれるんだって
魚の住みか作り 「ここから川の水が変わっていくんだね」 皆、興味深く見学しています

ポンプで浄水場まで送水 取り入れた川の水は、ポンプを使って地下のパイプを通り、浄水場の中へ運ばれます
コイの住む水槽 浄水場の中にある水槽には、コイが放流されていました。川の水に毒が混じるなど、異変が起こったときのために毎日観察しているそうです
魚の住みか作り ろ過され、水が徐々に綺麗になってきました!


10月19日(木)2時限目 浄水場の管理について学ぶ

 
浄水場の機械 今度は浄水場の裏側を見学してみましょう。
「大きな機械がたくさんあるなぁ」
タンク 様々な機械はすべてコンピュータで管理され、予備のため2台ずつ設置されているんだって
手を挙げて質問 見学を終えた後は質問コーナー。気になることがたくさんあって、予定の時間より20分オーバー!!

 初めて見る施設に子どもたちは興味深々!
 水槽のコイは、自分たちが飲む水の番人をし、命をかけて守ってくれていることを知りました。2台ずつ設置されている機械は、故障が無いよう予備の機械と交互に運転をしていることもわかりました。

 最後の質問コーナーでは、「誰が管理をしているのか」「休みはいつ取るのか」「どんな作業やどんな時が大変か」など多くの質問が寄せられ、子どもたちの関心の高さが伺えました。

10月19日(木)3〜4時限目 下水処理場の見学

処理前の下水 浄化施設前の下水のマンホールを覗いてみます
「くさいね〜」「トイレと繋がってるんだ」
メモを取る子どもたち パネルを使って浄化槽の仕組みを教えてもらいます。メモを取る皆の目も真剣!
浄化施設内 汚れた水に空気を送り、微生物を繁殖させて有機物を分解することで、綺麗な水に戻していることを学びました

川へ戻される頃には綺麗な水に はじめはすごい悪臭のする水でしたが、川へ放流される水は、透明で綺麗な水になっていました
濾過槽 濾過槽の蓋を開けて見せてもらいました。メモを取るのも良いけど、落ちないよう足許に注意!
質問コーナーでメモを取る様子 最後の質問コーナーでも、様々な疑問があがり、しっかりとメモを取っていました

 下水処理場では、汚れた水を綺麗にするために微生物が利用されていて、ここでも生命が水を守っていることを知ることができました。
 見学後の質問コーナーでは、「管理する上の苦労は何か」「地域にとって浄化施設はどんな役目をしているのか」「川にとって、浄化施設はどのように必要なのか」などの質問があがりました。

 今日一日でとてもたくさんのことを学び、皆のノートもメモでいっぱいになったことでしょう。時間をかけて振り返りを行い、水についての知識を深めてもらいたいと思います。
 次回の水プロは水族館へ!!水族館の裏側を探検してきます!


 先生・スタッフから一言  
伊賀市大山田B&G海洋センター 児玉 泰清さん

 学習で親しんでいる川の水が地域の人々に利用され、また川に戻される。普段何気なく使っている水道水、トイレで水を流せば汚物が消えてゆく…。便利な水がどのように作られ、処理されて川に戻されるのかを、施設を管理する役所の人から説明を受け、水の大切さを実感することができたようです。

 浄水場では、水の汚染を察知するために飼われているコイに興味を持ったようで、水道部の方が用意してくれたエサを労うように与えていましたね。

 下水施設では、ゴミを取り除き汚物を沈殿させ微生物による浄化が行われている様子を見学しました。この施設は20年程前に大山田で一番初めに作られた施設で、老朽化していますが地域の人の努力で施設機能を維持しています。
 子どもたちは、地域の人たちが皆自分たちの施設として大切に管理し、下流の人にもきれいな水を届けていく姿勢を学んだようです。

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