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 うす曇りの5月23日(火)、大山田小学校で記念すべき第1回「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム(以下水プロ)」授業が行われました!今回が初めての実施ということもあり、B&G財団職員1名が外部講師として参加し、オリエンテーションやフィールドワークを行いました。

5月23日(火)1〜3時限目 オリエンテーション・安全学習

服部川  大山田小学校のすぐ側を流れる服部(はっとり)川。子どもたちにとって、川はとても身近なものです
オリエンテーション 服部川について、知っていることを何でも挙げてみよう!
ライフジャケットを着る ライフジャケットの着用方法を習いました。紐もしっかり結ぶんだよ

5月23日(火)4時限目 フィールドワーク

移動中  実際に川へ行って観察してみよう!アミやカゴを手に、どんな生き物を発見できるかな?
水辺に到着 服部川に到着。
水がちょっと冷たいかなぁ…?
水生生物を探す すぐに慣れて探検開始!
さあ、探すぞ〜

石につく生物を探す 白いトレイに石を移して、生物がいないか確認します
ウナギを掴む トラップにかかった、50センチもあるナマズにびっくり!
左:ゴリ 右:昆虫 他にも水中昆虫やタニシ、ヤゴ、ゴリなどを発見しました!

5月23日(火)5時限目 振り返り

観察してログブックに書き込む 捕まえた生物を観察して、ログブックと呼ばれる記録ノートを作ります
よく観察して じ〜〜〜っくり観察中!
授業を終えて
今日の活動でわかったこと、感じたことを発表しました

 ★みんなの感想をちょっとだけご紹介します!

  「面白かった。気持ち悪いのもいたけど、魚もいた!」
  「魚もいると思わなかったー。知らなかった。」
  「今度は泳ぎたいな。」
  「もっといっぱい出かけたい。」
  「ライフジャケットを初めて着たけど、軽い!ちょっと楽しい」
  「最初は冷たいけど、後で平気になったよ。」
  「足だけじゃなくて腰まで入った!」
  「もっとやりたい!」
  「先生(B&G職員)、東京に帰らないでここにずっといればいいのに」

 身近にある服部川でも、改めて調べてわかったこと、感じた事がたくさんありました。これからも調査を行い、新しい発見や季節ごとの違いを見つけていく予定です。


 先生・スタッフから一言  
A組担任 田森 香織先生

 今回の授業の後、子どもたちは、厚さ35ミリもあるファイルに自分たちで調べた魚の絵などをはさんでいっています。はじめは数人の子どもたちだったのが、どんどん輪が広がり、休み時間など3.4人が寄って描いている姿がよく見られます。図書のスペースでは、「いい本を見つけたよ。」と、参考になりそうな本を持ってきています。
 今後は、魚の住む環境を実際に現地で調べたり、インターネットや本で調べたりして、水槽の中に水生生物のすみかを作り、飼育していきたいと思います。友だちと協力することの難しさとすばらしさ、また、自然環境を守ることの大変さを感じ取ってほしいと思います。
B組担任 西田 真由先生

 くらしにかかすことのできない水、そんな水との自然の中でのふれあいやそこに住む水生生物とのふれあいを通して、大山田の川のすばらしさを感じ取ってほしいと思います。学校の柱である人権総合学習とのかねあいを考えながら、この水を守る取り組みに学び、多くの方々との出会いを通して、豊かな心と体をもった子どもに育ってほしいと願っています。
伊賀市大山田B&G海洋センター 児玉 泰清所長

 最近、里山や川など自然の中で遊ぶ子供たちの姿を目にすることが少なくなりました。
 自然の中での活動は、いろいろな意味で子供たちの生きる知恵をつけてくれるすばらしい先生だと思います。
 ゲストティーチャーとして地域の方々の協力や自然のフィールドに触れる中で、安全に楽しく遊ぶことや命の大切さといったことを学んで欲しいと思っています。将来的には、大山田小学校でのプログラムを定着させ、伊賀市内26の小学校にそれぞれの内容でプログラムを展開させて行きたいと思っています。
 子供たちの笑顔はとても素敵です。そんな笑顔を学校や地域の人たちとのかかわりの中でより素敵にして行きたいです。