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 5月17日(水)、大泊小学校で第1回目「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」(以下水プロ)の授業が行われました。大隅肝属消防組合佐多分署職員やB&G財団職員が外部講師として参加し、三角巾を使用した救急法や、海岸観察、レスキュー実演など、バラエティーにとんだ“水”に関する授業を行いました!

5月17日(水)1〜3時限目 オリエンテーション・安全学習

授業風景 3年生から6年生、あわせて13人の"佐多っこ"たちの水プロが始まりました!
ライフジャケットの着用 水辺では必ずライフジャケットを着用。簡単に脱げないように、しっかり紐を結びます
救急法の説明 事故が起こったときの対処法を、消防隊員の方に教えてもらいました

5月17日(水)4時限目 フィールドワーク

移動中  実際に観察してみよう!
大泊海岸は学校のすぐ目の前!肝属山地をバックに移動中…
海岸に到着 講師のサポートを受けながら、海岸の様子をスケッチしていきます
岩場を移動 向こうにも何かありそう!行ってみよう

  4時限目のフィールドワークでは、水に濡れても描けるフィールドノートに岩場や砂浜の様子をスケッチしてフィールドマップを作成しました。海辺に住む生き物や、流れ着いたビンを見つけて地図に描き込む作業をしながら、カニやフナムシを見つけるたびに歓声を上げ、楽しく活動ができました。

 今回の「水プロ」では、身近だけれどあまり遊ぶ機会の無い浜について学ぶことができました。次回はどんな授業が待っているのかな?


 先生・スタッフから一言  
南大隅町立大泊小学校 後藤 友紀先生

 大泊小学校は目の前に雄大な太平洋があり、保護者の半数以上が海に携わる仕事に就いています。そのような環境にありながら、子ども達は眼前の海のことをあまり知らず、日頃、海や浜で遊ぶ機会もほとんどありませんでした。
 そこで「佐多岬ウォータージュニア」を通じて、自分たちの身近にある海の素晴らしさ、おもしろさなどを再発見させていきたいと思っています。そして、最終的には自分の住む地域に誇りを持ち、自分の住む地域のよさを国内外に意欲的にPRしていこうとする子どもを育てたいと考えています。

 1年後、子ども達が心身ともに大きく成長することを楽しみに、のびのびと活動させていきます。
南大隅町佐多B&G海洋センター 黒木 譲史さん

 黒潮おどる本土最南端、西は東シナ海、錦江湾。東は太平洋。
 恵まれた自然の中で、自然活動を通して生きる力を育む体験活動を1年間の目標として計画しました。とくに、水と共に生きる今回の水プロに関しては、地域の方々の協力やB&G財団、あるいは鹿屋体育大学との連携を深めながらよりよい環境のもと、子ども達にとって興味深いプログラムなのではないでしょうか。

 今後、水プロが大泊小学校だけではなく、町内の学校に広く展開していく事を望みます。