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「B&G海洋クラブ(水プロ)研修会」開催(日本財団助成事業)
〜水に賢い子どもを育てよう〜


北海道から鹿児島まで、15ヵ所のセンター・クラブから熱意ある指導者が集結!!

 2月10日(金)、11日(土)の2日間、「B&G海洋クラブ(水プロ)研修会」が、B&G財団会議室(東京都港区)で開催されました。この研修会は、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」(通称:水プロ)の導入ノウハウの提供や、海洋クラブ間の情報交換などを目的に実施され、活発な活動を行っている全国15のB&G海洋センター・海洋クラブから集まった16人が参加しました。

  2日間に亘る研修会では、このプログラムを既に導入している北海道せたな町海洋センター・青森県南部町名川海洋センター・愛媛県今治市吉海海洋センターの実践報告や、海洋クラブの活動に対する活発な意見交換が行われました。

水に親しむ教育に意欲を持つ16人の参加者の皆さん


海の魅力について実体験を交え、熱心に話す海野講師

「すばらしい海にふれて、海や自然、地域を愛する人材を育てたい!

  はじめに、B&G財団広渡専務理事が、「海洋クラブの活動の意味は非常に大きい。ある年代から親が子どもを自ら海に連れて行くということが少なくなったのではないか。危ないから行かないというのではなく、安全管理をきちんと学ばせ、水に親しめる環境を子どもたちに提供していきたい」と挨拶。その後、参加者の自己紹介が行われ、会議はなごやかな雰囲気に。

  続いて、B&G葉山海洋クラブ代表で、オーシャンファミリー海洋自然体験センターの代表を務める海野義明講師から、「葉山マリンキッズでの活動とオフシーズンのプログラムについて」と題した講演が行われました。海野講師は、「すばらしい海にふれて、将来長きに亘って、海や自然を愛する人材を育てていきたい」と話し、また、課題として「資金の確保や親のしつけ」の問題にもふれ、参加者の皆さんが頷きながら聞く姿が目立ちしました。

海洋センター担当者の地元の水辺を愛する熱意が導入のきっかけに!

 
 次に、「水プロの学校導入について〜海洋センターと小学校との連携による水プロを活用した地域教育の推進〜」をテーマに、パネルディスカッションを実施。
  コーディネーターに海野講師、パネラーには、同プログラムを学校教育に導入する原動力になった3海洋センターの担当者3人を迎え、導入の背景や苦労した点、導入後の成果などの討論が行われました。
  北海道せたな町海洋センターの平山さん、青森県南部町名川海洋センターの上田さん、 愛媛県今治市吉海B&G海洋センターの吉本さんは、それぞれに子どもの頃の原体験として、地元の川や海で遊んだ記憶を持ち、現代の子どもたちにも、地元の自然で遊んでほしい、という強い思いが同プログラムを導入するきっかけとなったようです。
  このパネルディスカッションでの熱い思いに刺激されたのか、その後行われた意見交換会では、活発な意見が飛び交いました。
 

左から北海道せたな町平山さん・青森県南部町上田さん・愛媛県今治市吉本さん・海野講師

オフシーズン時の活動の参考になる手作りヨットキット

冬でもできる水のプログラムって何があるんだろう?

 2日目は、各海洋クラブの運営等に関する意見交換会が行われた後、オフシーズンでの水辺の活動を学ぶ目的で、千葉県の幕張メッセで開催された「2006国際ボートショー」シンポジウムを視聴しました。
  このシンポジウムでは、「日本における海洋性スポーツ・レクリエーション活動の普及と展開を目指して」と題したもので、B&G財団が今年度からスタートした「プールでOPヨット体験」の紹介が行われ、また、手作りヨットキット・小さなプールでのOPヨットのデモなど、「水プロ」で活用できるような展示も多彩にされていました。

学校への導入対応など問題点を検討するヒントが得られた!

 
2日間の研修会を終え、参加者からは、

「実践報告から、自分のもっている『水プロ』のイメージと実際の『水プロ』のギャップを埋めることができた。導入センターと話しができたことがとても参考になった」(福岡県甘木市・加峯さん)
「水プロを行う目的が明確になり、学校への導入対応など問題点を検討するヒントが得られた」(三重県伊賀市大山田・児玉さん)
「実際にプログラムを行っている様子を現地で見てみたい!」(鹿児島県南大隅町佐多・黒木さん)
「現場担当者の情報交換ができてよかった。次回は、実際に簡単なプログラムの実習を行ってほしい」(石川県七尾市岩本さん)

などの感想や要望が聞かれ、現在、全国3ヵ所で導入されている同プログラムの今後の広がりが楽しみです。

B&G財団役員と参加者17人が記念撮影。“地域を愛する子どもたちの育成”という同じ目標のもと、初対面でも意気投合
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