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各種事業/2002年・2003年活動記録

「転倒・寝たきり予防プログラム」指導者実践セミナー開催
〜高齢者の”健やかで活力ある生活”を目指して〜


 

10月1日〜3日までの3日間、高齢者が健やかで活力のある生活を送ることを目指した、「転倒・寝たきり予防プログラム」指導者実践セミナーが、ケアポートみまき(長野県北佐久郡北御牧村)で開催されました。

今回のセミナーは、「転倒・寝たきり予防プログラム」の指導者を養成するためのもので、長年にわたり"ケアポートみまき"で指導に携わる身体教育医学研究所員や同プログラムのマニュアル作成委員である医師、当財団職員を講師に行われました。参加者は、今年度のモデル地区に選ばれた10町村から、スポーツ指導員をはじめ、保健師、看護師、栄養士、ケアマネージャーなど16人で、転倒予防の基礎知識をはじめ、健脚度測定の方法や現場実習など、実践に役立つセミナーが行われました。

生きがいデイサービスでは高齢者の方と一緒に体験 ディスカッションでは経験にもとづくアイデアがとりかわされました

■「転倒・寝たきり予防プログラム」指導者実践セミナースケジュール

10月1日 10月2日 10月3日
  9:00 講義:
運動プログラムの科学的基礎
9:00
講義:
事故予防、安全対策
10:40 講義:
室内運動プログラム紹介
10:40
実技:
室内運動プログラム紹介@
12:00 昼食
12:00
昼食
13:00 開講式・オリエンテーション 13:00 講義:
高齢者指導実習について
13:00
実技:
室内運動プログラム紹介A
13:30 講義:
転倒・寝たきり予防に関する基礎知識
14:00 実習:
生きがいデイサービス
14:00
事業計画案発表、ディスカッション
15:10 実技:
評価の実際(健脚度測定
16:00 講義:
事業の企画、立案、実践方法について
16:00
閉講式
17:00 終了 17:30 終了

運動プログラムも体験することで高齢者にもわかりやすく指導できます
健脚度測定では補助のポイントも学びました
生きがいデイサービスで高齢者の方と一緒にボールゲームを体験



■ユーモアをまじえ、とてもわかりやすく講義していただいた講師の方々

中西講師
(中西耳鼻咽喉科院長)
上岡講師
(身体教育医学研究所研究部長)
岡田講師
(身体教育医学研究所研究主任)

■平成15年度モデル地区(10町村)

   
町村名(県名)
  町村名(県名)
1
中条町(新潟県)
6
山東町(滋賀県)
2
小川町(茨城県)
7
加茂町(島根県)
3
新治村(群馬県)
8
宍道町(島根県)
4
御宿町(千葉県)
9
御荘町(愛媛県)
5
睦沢町(千葉県)
10
薩摩町(鹿児島県)

「転倒・寝たきり予防プログラム」は、高齢者の日常生活に欠かせない移動能力を測定(健脚度測定)したうえで、測定結果に応じた”運動メニュー”の提供を行い、身体教育医学研究所(運営委員長:武藤芳照東京大学大学院教授)を中心とするグループが開発した「健脚度測定」を活用し、当財団の運動プログラムと融合させたものです。
高齢社会では、高齢者自身が「日常生活において健康で過ごすことができる期間をできるだけ長くする、つまり、寝たきりになって介護を受ける期間を少しでも短くする」努力をすることが大変重要です。当運動プログラムは、転倒予防の国内外の研究結果も考慮された、科学的根拠に基づいており、また楽しく実践していただけるように工夫されたものです。

B&G財団では、モデル地区に選ばれた10町村に対し、器材の提供や指導者の派遣などの支援を行うとともに、マニュアル本を作成し、同プログラムの普及を積極的に展開し、高齢者の”健やかで活力ある生活”を目指していきます。

なお、詳しい内容は10月20日発行の「Webマガジン アンドリー vol4」に掲載します。ぜひご覧ください。

 

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