事業内容を知る 竹田市直入 コミュニティモデル事業展開で利用者拡大へ
地域資源「温泉」と海洋センターの連携で新たな取り組み

体育館をリニューアル ~ 温泉利用型施設として新スタート。
コミュニティモデル事業展開で利用者拡大へ
日本財団助成事業

地域温泉施設との連携で、九州で初の厚労省認定施設となった竹田市直入B&G海洋センターは、温泉利用型健康増進施設としての取り組み本格化に向け、平成30年9月~平成31年3月まで、体育館の改修工事を実施。3月24日(日)同施設のリニューアル記念式典が開催されました。リニューアル記念イベントとして、第1回竹田市ソフトバレーボール大会を実施。大会には市内から20チームが参加し、ソフトバレーを楽しみました。

今回の改修では、海洋センターのトレーニング機能強化とコミュニティースペースの確保を目的に、館内にトレーニングマシンや健康測定機器を配備するとともに、ロビースペースの改修やバリアフリー化などを実現。今後は、竹田市が取り組むコミュニティモデル事業を推進していくことで、利用者拡大につなげていきたい考えです。

  • 式典の様子

    式典の様子

  • ソフトバレーボールを楽しむ参加者たち

    ソフトバレーボールを楽しむ参加者たち

竹田市には、古くから疲れを癒すための湯治湯として有名な日本一の炭酸泉「長湯温泉」があります。平成29年7月には、九州で初めて、長湯温泉療養文化館「御前湯」と竹田市直入B&G海洋センターが温泉利用型健康増進施設(連携型)に認定されました。

温泉利用型健康増進施設とは、厚生労働省の定める一定基準を満たし、温泉を利用した健康づくりができる施設のことです。認定施設を利用して温泉療養を行うと、要件を満たした場合、施設料金や施設までの交通費などについて、所得税の医療費控除を受けることができます。

竹田市直入B&G海洋センターでは、認定施設であることのメリットを最大限に生かすため、海洋センターの体育館機能を向上させ、海洋センターの新たな活用を目指しています。

これまで竹田市にはトレーニング施設がなく、住民はもちろん、合宿で竹田市を訪れるスポーツ団体などからもトレーニング施設設置の要望があがっていました。さらに、企業の福利厚生の中で「温浴運動(有酸素運動)」と「筋力トレーニング(無酸素運動)」を取り入れたプログラムを実施したいとの要望にも応えることができていませんでした。

一方で、温泉利用型健康増進施設に認定され、多くの地域住民が体育館に訪れることが予想されているものの十分な休憩スペースがなかったのが実情で、世代を超えて利用者らが交流できる「憩いの場」となるスペースの設置を望む声が多く出されていました。

リニューアル後の施設見学会。トレーニングマシンの説明に聞き入る参加者ら

こうした課題を克服するため、今回、体育館の増改築工事を実施し、トレーニングルームを整備して、全身持久力系マシンや筋肉トレーニングマシンを設置しました。さらに、筋肉量や基礎代謝量、内臓脂肪レベルや推定骨量などの計測もできる「体組成計」なども配備し、スポーツジムだけでなく、健康増進施設としても利用できるようになりました。

トレーニングマシンの導入で、持久力や筋肉系の運動も可能に

また、ロビーをコミュニティースペースに改修し、スポーツ以外での利用促進や誰もが気軽に集える「健康づくりの拠点」として利用できるスペースを設けました。

小さい子供たちが遊べるスペースも設置

2019年度は、改修された体育館を活用した事業を本格的に推進していきます。主な取り組みは次の通りです。

①企業の保険事業とのタイアップ
大手旅行会社や地元企業に売り込みを行い、生活習慣病を効果的に予防することを目的とした宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)としての施設活用を目指す。

②スポーツ団体等の誘致
市内外の様々なスポーツ団体を誘致、合宿の合間などにトレーニング施設として利用してもらうことで利用者増加を図る。

③地域住民の健康づくりのための機会提供
「カラダ分析・測定会」や「スポーツビューティースクール」などの事業をより多く提供し、地域住民の健康増進を図っていく。

 

利用者らは新設された休憩スペースで多世代での交流が可能に

今回の改修工事による海洋センターの利用者増加は、竹田市の交流人口の増加や新たなコミュニティの創出や新しい地域づくりにもつながってくることから、今後の海洋センターに寄せられる期待は大きいと考えています。