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「第5回B&G全国市長会議」(日本財団助成事業開催)開催

写真:集合写真

82人の首長をはじめ155市から246人が出席!!ボートレース関係者やウォーターセーフティー ニッポン関係者なども含めると366人が出席する盛大な会議となりました

スポーツを通した“健康で明るい地域社会”の実現を目指して、82人の市長をはじめ副市長・教育長など155市から計246人が集う!!

 平成23年1月27日(木)、東京都港区の笹川記念会館において、「第5回B&G全国市長会議」を開催しました。
 このB&G全国市長会議は、海洋センターが所在している218市の市長様にお集まりいただき、B&G財団の活動をご理解いただくとともに、意見交換をするための会議で、3年に1度開催しています。
 5回目となる今回は『スポーツを通した“健康で明るい地域社会”の実現を目指して』をテーマに開かれ、82人の市長をはじめ副市長27人・教育長14人など全218市の71%にあたる155市から計246人が出席。ボートレース関係者やウォーターセーフティー ニッポン関係者など来賓の皆さまも含めると合計366人にご出席いただく盛大な会議となりました。
 会議では、日本財団笹川陽平会長の特別基調講演をはじめ、正副会長の選任や事例発表などがあり、最後に優良海洋センターの表彰を行いました。

B&G財団と218市の市長様が一致団結して地域住民の皆さまのために尽力することが必要です!

写真:開会の挨拶をするB&G財団梶田会長

開会の挨拶をするB&G財団梶田会長

 開会にあたり、B&G財団 梶田 功会長は「平成の大合併により海洋センターのある自治体数は、従来の480市長村から397市町村へと大きく減少する一方、市の数は51市から218市と大幅に増加しました。広域行政を担う市長様のご苦労は並大抵ではないとつくづく感じております。それだけに、私どもB&G財団と218市の市長様が様々な問題や情報を共有し、一致団結して地域住民の皆さまのために尽力することが必要だと考えております。また、新しい取り組みとして、昨年3月、B&G財団を含む7団体により“ウォーターセーフティー ニッポン”を設立し、日本の水の事故ゼロを目指す全国運動を展開しております。ぜひ、本日出席の皆様にも本運動のご理解とご協力をいただきたい」と挨拶を行いました。

日本は国際社会に対してもっときっちり意見をいうべきではないでしょうか

写真:

特別基調講演をされる日本財団笹川陽平会長

 続いて、日本財団 笹川陽平会長による「日本を巡る中国、ロシア、朝鮮半島情勢」と題した特別基調講演が行われました。笹川会長は、「中国人は非常に率直にものを言うが、日本人は相手の立場を考えて発言することが多く、なかなか本音を言わない。日本は、国際社会に対してもっときっちり意見をいうべきではないでしょうか」などと話し、3ヵ国と日本の関係や、国際社会での日本の立場やあるべき姿についてご講演いただきました。
参加者からは、「笹川会長の日本人としての誇りと強い信念に基づく国際行動の必要性について改めて共感した」などといった感想が多く聞かれました。

写真:北海道砂川市菊谷市長

退任の挨拶をする菊谷前会長。菊谷前会長には、8年の長きに亘りB&G全国市長会議会長をお勤めいただきました

写真:左から竹内副会長・吉田会長・宇井副会長

左から竹内副会長・吉田会長・宇井副会長

新たな正副会長が決定!!

 会議は議事進行に移り、正副会長の選任が行われ、会長にはB&G財団理事でもある新潟県胎内市 吉田和夫 市長、副会長には、鳥取県鳥取市 竹内 功 市長、千葉県香取市 宇井 成一 市長が選ばれ、それぞれ今後の抱負を語りました。
 また、本日で任期満了となり、B&G全国市長会議の会長を退任した北海道砂川市 菊谷市長からは、「当初50人の市長の出席で始まったこの会議が、これほど多くの出席者のもとで開催されることは大変感慨深いものです。新しく選出される役員の皆様には、これからご苦労をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします」と新しい役員の皆様に励ましの言葉が贈られました。
 ついで、3人の市長が「海洋センター修繕」の事例を発表を行い、修繕により生まれ変わった海洋センターの現状やその秘訣などについて話されました。

写真:鹿児島県いちき串木野市 田畑 誠一 市長

鹿児島県いちき串木野市 田畑 誠一 市長「艇庫全面リニューアル!海洋性レクリエーションの市民への普及について」

写真:富山県南砺市 田中 幹夫 市長

富山県南砺市 田中 幹夫 市長
「利用者の目線に立った体育館の改修・運営」

 

写真:三重県熊野市 河上 敢二 市長

三重県熊野市 河上 敢二 市長
「夏場だけのプールから源泉かけ流しの周年温水プールへ」

今後は、市町村長が一堂に集まる「B&Gサミット」に統一して開催!!

写真:B&G財団広渡専務理事

財団事業を説明するB&G財団広渡専務理事

 事例発表後、B&G財団広渡専務理事が、「連携の必要性とその成果」について説明。昨年設立した“日本の水の事故ゼロを目指す”ウォーターセーフティー ニッポンの現状や最近の財団事業などの説明を行いました。
 広渡専務理事は、「全国480ヵ所の“海洋センター”は世界に類を見ないスポーツを通じた健康・人づくりを推進するネットワークです。市長の皆様には、引き続き”B&Gプラン”へのご理解・ご協力をお願いいたします」と今後の協力を呼びかけました。

写真:青森県南部町工藤町長

「B&G指導者の育成と活動」について力強く訴えるB&G指導者会 工藤会長

 つづいて、「B&G指導者の育成と活動」について、全国17,000人の指導者による「B&G全国指導者会」の会長で、B&G全国町村長会議の会長でもある、青森県 南部町 工藤祐直 町長に発表いただきました。 工藤町長は、「指導員の質を高めることは、事業の質を高めることにつながる。ぜひ、地域の活性化のためにも、指導者の活動にご理解いただき、B&G指導者会の設立と活用をお願いしたい」と力強く呼びかけました。

 最後の議題として、昨年1月に開催された「第3回B&G全国サミット 共同宣言」の説明がなされ、共同宣言を積極的に推進していくことが再確認されました。また、吉田会長から、「現在ではサミット・市長会議・町村長会議が3年に一度開催されていますが、今後は、市町村長が一堂に集まるB&G全国サミットに統一して開催してはどうか」という提案がなされ、出席者一堂の拍手によって採択されました。

写真:ボートレースCM

会議前には、当財団に多大なご支援をいただいているボートレースのCMをご覧いただきました

写真:共同宣言

B&G全国サミットを毎年開催することが出席者一堂の拍手によって採択されました!

写真:全国指導者会副会長

B&G全国指導者会 副会長の埼玉県久喜市川島さん(左)と徳島県阿南市金久さんにもご出席いただきました

写真:特A表彰

運営が特に優れた「特A評価」の表彰を行いました

今後も自治体の皆さまと連携を深めながら、積極的に事業を展開していきます!

 議事終了後、優良海洋センター表彰が行われ、特に顕著な運営が図られている「特A評価」と「A評価」の表彰が行われ、会議は幕を閉じました。

 皆さまのご要望により「B&G全国サミット」の毎年開催が決まった今回のB&G全国市長会議。B&G財団では、今後も自治体の皆さまとの連携・協力体制を更に深め、海洋センター・海洋クラブやB&G全国指導者会など様々な団体と連携をとりながら、青少年の健全育成、地域住民の健康づくりなどを積極的に推進していきます!!

写真:交流会の風景

交流会では、市長同士和やかな交流が図られました。

写真:谷川真理さん

交流会で挨拶をするタレントでB&G財団評議員の谷川真理さん

写真:岸ユキさん

会議終了後に行われた交流会で挨拶をする女優でB&G財団理事の岸ユキさん

写真:特A評価

特A評価で表彰を受けた42人の市長・副市長など