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ヨットの指導技術の向上を目指して!!
岡山県牛窓ヨットハーバーで「B&Gレベルアップ研修会(ヨット編)」開催
平成22年11月27日(土)・28日(日)の2日間、B&G指導者の指導技術の向上と艇庫活動の活性化を目指して、「B&Gレベルアップ研修会(ヨット編)」を岡山県牛窓ヨットハーバーで開催しました。
今回の研修会では、アトランタオリンピック女子470級ヨット銀メダリストでB&G財団評議員の重由美子さんを講師に迎えて実施。岡山県、愛媛県、兵庫県など5県のB&G海洋センター指導者15人が、スループ艇の基本技術について学びました。
■レベルアップを目指しスループ艇に初挑戦!
開講式終了後、艤装と陸上シミュレーションを実施。その後、470級ヨット2艇・FJ級ヨット6艇で出艇しました。
OP級ヨットやシーホッパーには乗艇経験のある参加者も、スループ艇(2人乗り)は、初挑戦となります。そのため、初めは緊張した表情を見せていた参加者でしたが、邑久高校ヨット部の皆さんの協力もあり、次々とトラビーズ(艇の外にからだを乗り出し艇の傾きを保つ際に、マストの上から下げたワイヤーをからだを使って操作すること)に挑戦していました。
■足りない部分を補いあうことが2人乗りヨットの醍醐味
着艇後の講義では、重講師から、艤装で気をつける点やクルーとスキッパーの役割などについてお話しいただきました。
また、「クルーとスキッパーは、10秒に1度は声をかけるぐらいコミュニケーションをしっかりとることが大切。また、相手が気付かないところ、足りない部分を補ってあげようとする気持ちが大切で、それが2人乗りの醍醐味でもある」など、2人乗りヨットならではの魅力を力強く語っていただきました。
■スピンネーカーに初チャレンジ
気持ちのいい朝を迎えた2日目は、スピンネーカーを使った3枚帆の帆走についての講義からスタート。スピンネーカーは、お正月に上げるタコを巨大にしたような感じの軽い帆で、1人乗りヨットにはありません。そのため、昨日のトラビーズ同様、初挑戦の参加者がほとんどだったので、陸上シミュレーションをしっかり行い、出艇しました。
当日は、風が強く、初心者ではスピンネーカーを破ってしまう恐れがあるため、実際にスピンネーカーを展開することはできませんでしたが、参加者の皆さんは、初日とは別人のような安定した走りを見せていました。
■これを機会に2人乗りヨットにチャレンジしてください!
着艇・片付け後、閉講式を実施しました。
閉講式で重講師は、「皆さんに2人乗りの楽しさを味わってもらうことができて良かった。これを機会に2人乗りにチャレンジするクラブが増えたら嬉しい」と参加者に話していました。
また、B&G財団事業部次長の菱木は、「OPヨットを子どもたちに指導するうえで、2人乗りヨットの魅力も皆さんに知っておいてほしかったので、今回の研修では、スループ艇を使用しました。子どもたちが、OPヨットからステップアップする際には、ぜひ今回の研修を参考にしてアドバイスをしてほしい」と、日々子どもたちの指導にあたる参加者を激励しました。
地元、瀬戸内市邑久B&G海洋センターから参加した額田さんは、「2人乗りヨットを経験できて良かった。トラビーズも見たことはあったが、今回の研修会で使い方が分かった。また、地元邑久高校ヨット部との交流が図れたので、これを機会に、今後も交流を続けていきたい」と話していました。
初めてのスループ艇ということもあり、初日は緊張していた参加者でしたが、閉講式に行ったアンケートでは、全員が「楽しかった」と回答する充実した研修会となりました。ぜひ、今後の子どもたちの指導に役立てていってほしいと思います。
「B&Gレベルアップ研修会(ヨット)」参加者
子どもたちにヨットの楽しさを伝えられる指導者を目指します!