■ 夏の三河湾を彩る、白いセール
平成22年7月17日(土)・18日(日)の2日間、愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーで、「2010B&G OP級ヨット大会」東日本大会を開催しました(主催:B&G財団、共催:愛知県ヨット連盟・名古屋市ヨット連盟・B&Gなごや海洋クラブ)。
今回の大会には、過去最高となる12都道府県から21チーム89名の小・中学生が参加。当日は、大会にあわせたかのように「梅雨明け宣言」が出されました。三河湾の夏空の下、夏に負けない”熱い”レースが繰広げられました。
■国内では唯一、初心者も参加できるCクラスを用意
現在国内で開催おされているOP級のヨット大会は20を超えていますが、この「B&G OP級ヨット大会」は、初心者も参加できる”Cクラス”を国内大会では唯一実施しています。これは、ヨットをはじめたばかりの子どもに、レースの楽しさや大会の雰囲気を感じてもらい、次のBクラスを目指し、頑張ってもらえるよう行っているものです。
■気になるA・Bクラスは....
まるで大会開催を待っていたかのごとく、梅雨明けした愛知県。夏の日差しが降りそそぎ、風は4m程度と絶好のセーリング日より。参加者は次々とマリーナを出艇し、レース水面を目指します。レース開始は11時。ホーンとともに、レースの幕があがり、子どもたちの熱い2日間が始まりました。
■ 2日間で5レースを実施
初日は、風速4mとセーリングしやすい風でしたが、若干うねりのあるコンディション。OPは2.3m程度の小型ヨットなので、ちょっと乗りにくいようです。それでも、初日は3レースを実施することができました。■2日目は我慢のレース
昨日はうねりのあった海も、次の日には穏やかになっていました。しかし、時間とともに風が落ちてしまい、風速は1m程度で、安定しません。スタッフからも「自然相手にしているスポーツだから、しかたないけど。ここまで自然に左右されるスポーツはヨットだけだね」と渋い表情。海上で風をまつこと1時間。12時近くになると、風も徐々に上がり4mとなり、レース再開。予定どおりの5レースを実施することができました。
■Cクラス参加者には「水辺の安全学習」も
今回の大会では、ウォーターセーフティーニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)の進める「水の事故ゼロ運動」の一環として、Cクラス参加者を対象に「水辺の安全学習」も実施しました。
結果ダイジェスト版(詳細はPDFをご覧ください) | |||
クラス | 順位 | 名 前 | 所属クラブ |
Aクラス | 1 | 柳内 航平 | 江の島ヨットクラブジュニア |
Aクラス | 2 | 川戸 紅葉 | 夢の島ヨットクラブ |
Aクラス | 3 | 深沢 瑛里 | 湘南ジュニアヨット |
Bクラス | 1 | 池田 健人 | 横浜市民ヨットハーバージュニアヨットクラブ |
Bクラス | 2 | 近間 大輔 | 兵庫県セーリング連盟ジュニアクラブ |
Bクラス | 3 | 本多 佑基 | 海陽海洋トクラブ |
Cクラス | 1 | 石川 航 | B&Gなごや海洋クラブ |
Cクラス | 2 | 藤木 海舟 | B&G和歌浦海洋クラブ |
Cクラス | 3 | 玉山 義規 | B&Gなごや海洋クラブ |