1日目

今日のスケジュール

3月26日
時間 研修内容 活動場所
 13:30  集合・受付  晴海客船ターミナル
 15:00  結団式  パシフィックホール
 16:00  出航・海洋観察  プロムナードデッキ
 17:00  避難訓練  プロムナードデッキ
 18:00  ウェルカムパーティ  ダイニングルーム
 19:00  入浴・荷物整理  大浴場・居室
 20:45  夕べのつどい  パシフィックホール
 21:30  消灯   

   
ふじ丸現在位置


今日の様子




集合・受付

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  全国からやってきたメンバーが、乗船手続きを済ませて「ふじ丸」に向かいます。ちょっと不安そうな表情を見せる子もいましたが、いよいよ6日間の大冒険が始まります。
 異なる地域、異なる学年の子が、4人一組になって同じ部屋で寝泊りします。年上の子も年下の子も、お互いに助け合って生活することが求められます。
 昨年のクルーズに参加したボランティアリーダーとジュニアボランティアリーダーが、見送りに来てくれました。皆、いつも連絡を取り合っているそうで、遠路、山梨県都留市から駆けつけてくれた人もいました。

結団式

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 部屋で荷物を整理した後、メンバーたちは船首のパシフィックホールに集合。見送りの保護者などが見学席に集まるなかで、クルーズの結団式が始まりました。

・主催者挨拶
 はじめにB&G財団の広渡英治 専務理事が「主催者の挨拶」に立ち、「今回のテーマは“500人の大航海! 6日間 チェンジ、チャレンジ、大冒険”です。子どもの頃の大冒険は大人になっても忘れないと言われていますから、テレビゲームなどの疑似体験ではない、五感を最大限に使った本物の体験をたくさんしてください。そして、何事にも明るく精一杯がんばってたくさんの友だちをつくり、それを大きな財産にしてください」と述べました。

・来賓祝辞
 女優でB&G財団理事の岸ユキ様から来賓の祝辞をいただき、「私が子どもの頃に体験した一番の冒険は、小学3年生のときに5000mの遠泳大会に出て泳ぎ切ったことでした。1つのことをやり遂げると大きな自信につながります。このクルーズも、きっと将来役に立つ貴重な体験になることと思います。大自然に触れて勉強してきてください」とメンバーたちを励ましてくださいました。

・応援メッセージ
 来賓で出席していただいた、シドニーオリンピック水泳銀メダリストでB&G財団助成委員の中村真衣さんからは、「私は昨年のクルーズに参加させていただきましたが、これはオリンピックと同じように貴重な体験となりました。今年のクルーズも、いよいよ今日から始まります。皆さんにとって大切な思い出の1つになるよう、仲間同士で力を合わせて楽しくがんばっていただきたいと思います」と、応援メッセージをいただきました。

・誓いの言葉
 岡山県から参加した10組29班の西 岳海君(小6)がメンバーを代表して「誓いの言葉」を述べ、見学席に詰め掛けた人たちや主催者への挨拶としました。

出航・海洋観察

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 結団式が終わると見学者が下船。午後4時、ドラが鳴り響くなかで「ふじ丸」は静かに岸壁を離れていきました。メンバーたちは皆、デッキに出て「いってきーます」と見送りに来た人たちに手を振っていました。
  「ふじ丸」がレインボーブリッジをくぐって東京湾の航路へと向かう際、対岸にある「船の科学館」からクルーズの無事を祈って汽笛が鳴らされ、手を振って答えるメンバーとともに「ふじ丸」も返礼の汽笛を鳴らしました。
  航路を南下する「ふじ丸」のデッキで、メンバーたちはガイドのアナウンスを聞きながら移り行く東京湾の景色を楽しみました。

避難訓練

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 「ふじ丸」が浦賀水道にさしかかったところで、避難訓練が行われました。メンバーたちは各々の部屋でライフジャケットを身につけ、係員の指示に従って救命艇のあるデッキに集合。そこで、ライフジャケットに装備されているフラッシュライトと笛の使い方を教わりました。

ウェルカムパーティ

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 18時からは、「ふじ丸」主催のウェルカムパーティです。星野チーフパーサーから歓迎の挨拶をいただいた後、海野講師の乾杯で、パーティが始まりました。
 参加者は、「ふじ丸」での初めての食事ということもあり、最初は緊張していましたが、すぐに周りの友達と仲良くなり、楽しく食事をしながら交友を深めていました。



今日のメンバーにインタビュー!
今日のメンバー

10組29班:西 岳海(にし たけみ)君(小6)

 今日は結団式で西 岳海君が述べた「誓いの言葉」の一部を紹介します。
「私たちの普段の生活では、自然を鑑賞することはあっても、自然のなかで自然と共に生きることがあまりに少ないと思います。たった6日間の体験クルーズですが、自然と共に生きるという経験と学びを宝物として、必ず持ち帰る決意を新たにしています。そして、人と人との交流の機会は船旅で得られるもう1つの大きな宝物だと思います。皆でお互いに協力し、この2つ目の宝物をも求める大冒険を必ず成功させることを誓います」