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B&G幼児運動プログラム「第1回モデルセンター講習会」を開催!
  〜 情報を共有し、さらなる資質向上を目指して 〜

 平成21年2月19日・20日、東京の海洋船舶ビル会議室と月島スポーツプラザにて、B&G幼児運動プログラム「第1回モデルセンター講習会」を開催しました。

 B&G財団は平成8年度から、子どもの体力向上や正しい運動習慣を身につけてもらうことを目的に「B&G幼児運動プログラム」を全国の海洋センターへ普及しており、現在は各地で充実した事業展開がされています。(体育館で行う「フロアリズム」と、プールで行う「アクアリズム」があります)

 今回の研修会は、プログラムの必要性や主旨をご理解いただき、熱意を持って取り組んでいるモデルセンター(17ヶ所)の指導員などを対象に行われました。事例発表やディスカッションをとおして情報の共有化を図るとともに、講義や実技研修から新しい知識や技術を身につけてもらうことを目的としています。21名の参加者からは、自分を磨き、この講習会で学んだことを地元で活かしたいという意気込みが、ひしひしと伝わってきました。
B&G財団 広渡専務理事あいさつ
B&G財団 広渡専務理事あいさつ「さらなる普及のためには、モデルセンター指導者の力が欠かせません。ご協力よろしくお願いします」

■ “あそび”をとおして、子ども自らが運動をしたいと思うように変えていくことが必要
 
 日本体育大学武道学科准教授の伊藤雅充さんによる講義『幼児期からの運動の必要性』が行われました。
 「パーソナリティを形成するにも社会性を育てるにも、小さな頃からの運動は大切」と話し、“あそび”をとおして、子供自らが運動をしたいと思うように変えていくことの大切さを訴えました。
日本体育大学武道学科 伊藤雅充准教授
日本体育大学武道学科 伊藤 雅充准教授

■ 日常的な運動量を増やすことを目指そう!
 
 事業部指導者養成課長の大関が、B&G幼児運動プログラムの事業展開の方向性について説明しました。「人間の基本動作を身につけるには、小さい頃からやるのが良い。教室に参加するだけでは、体力アップはのぞめません。教室をきっかけに、子ども達の日常生活の中での運動量を増やすことを目指してください」
B&G財団 事業部 指導者養成課長 大関
B&G財団 事業部 指導者養成課長 大関

愛知県一色町神谷さん:アクアリズム事例発表 愛知県一色町神谷さん:アクアリズム事例発表
千葉県いすみ市岬吉野さん:フロアリズム事例発表 千葉県いすみ市岬吉野さん:フロアリズム事例発表
ディスカッション ディスカッションでは時間が足りないくらい盛り上がりました!

■ プログラム運営成功の鍵は、指導者が連携協力すること!
 
 参加者の一人、群馬県明和町B&G海洋センターの富塚かず子さんから、アクアリズムのリズム体操(準備運動)が紹介されました。参加者は『アンパンマン』や『崖の上のポニョ』などの音楽に合わせて、楽しく体を動かしました。
 富塚さんは「新しいものを取り入れるのは楽しいこと。自分だけでやろうとすると大変なので、他力でやろうと思っている」と話し、チームでプログラム運営をしていくことの大切さを教えていただきました。

群馬県明和町B&G海洋センターの富塚かず子さん 「幼児プログラムを全国に伝えていくことが私の夢」と話す富塚さん
実技 楽しいけど、結構ハードです♪
実技 水の心地よさを子ども達に伝えたい!

■ 基本動作を分解して、少しずつ子ども達に習得させよう!
 
 20日には、元B&G財団職員で、幼児運動プログラムの開発にあたった藤井初美さんを講師に迎えて、フロアリズムの実技指導を行いました。マット運動や跳び箱などは指導が難しいとされていますが、藤井さんは「声かけやチョークで手を置く場所を道具に書き込むといったちょっとしたことで、補助することが簡単になる」と説明。財団職員の愛娘、日香(はるか)ちゃんに参加してもらい、指導実習が行われました。参加者は、積極的に質問して、常々疑問に思っていたことや不安に感じていたことを解消していました。

フロアリズム開発者の一人、藤井初美さん フロアリズム開発者の一人、藤井初美さん
日香ちゃん 日香ちゃん、ご協力ありがとう!
指導実習 補助するのって難しい…

■ 参加者の声
 
  • 子ども達への声かけの方法やマットやふみきり板にチョークで書き込むことは、すぐにできることで、参考になりました。取り入れてみたいなと思います。2日間とても楽しかったです。
  • 他の海洋センターの悩みや手法を聞くことができ、充実した講習会でした。
  • 指導は、失敗しながらでも続けることで、必ず子ども達を惹きつけられるようになります。夢中で指導していた初心を忘れかけていましたが、今回の研修で気持ちが新たになりました。

  •  
     参加者のみなさまの熱い想いが伝わってくる研修会でした。参加者みなさまの地元の子ども達は、幸せだなと感じました。

     B&G財団は、今後も「B&G幼児運動プログラム」をさらに普及していきたいと考えており、3月中に動画を交えたプログラムの紹介を行う予定です。

    <記念撮影>
    記念撮影
    参加者のみなさま、おつかれさまでした!