本文へ 財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 サイトマップ
HOME B&G財団とは プレスリリース イベント情報 全国のB&G リンク集
各種事業/活動記録

初開催!海で遊び海に学ぶ「お台場海の教室」で東京の海を満喫!!


 7月23日(木)、B&G財団と日本海事科学振興財団(船の科学館)の主催で、「お台場海の教室」を開催しました。この教室は、海に親しみながら水辺の事故を防ぐための知識と技術を学んでいただくことを目的に企画。今回が初の開催となります。
  当日は、お台場海浜公園で、カヌーや海辺の生物観察、救助に役立つロープワークなど多数のプログラを体験することができ、参加した280名は、夏の一日をたっぷり満喫していました。

  お台場海浜公園は整備された砂浜と海面を有するマリンスポットですが、カヌーや遊泳は禁止されています。今回は、特別に東京都から許可をいただき、「お台場海の教室 」が実現しました。


レインボーブリッジをバックにカヌー体験


主催者挨拶:B&G財団広渡専務
「水辺の安全についてよく勉強してほしい。ヨーロッパやニュージーランド、オーストラリアの子どもたちは自然体験をたくさんしています。皆さんも自然に親しみ、自然に賢くなってください」

主催者挨拶:日本海事科学振興財団(船の科学館) 森田理事長
「海は楽しいことがいっぱいあるけれど危険もある。まずは海についてよく知ってください」

■ プールで学んだ技術を披露!海でのカヌーは気持ちいい

 早朝は強い雨が振っていましたが、教室開始の10時には太陽が顔を出し、予定通り教室がスタート!
  午前中のカヌー体験は、B&G財団が都内の小学校で展開する「水辺の安全教室」に参加した子ども達が対象。「プールの次は海で漕ぎたい!」と希望した小学1年生から5年生の32名が参加しました。
  子ども達は、アトランタオリンピックカヌー競技日本代表でB&G財団職員の持田雅誠の指導のもと、以前に学んだパドルの漕ぎ方や転覆した時の脱出方法をおさらいし、海へ漕ぎ出しました。
 杉並区から参加した小林君(小5)は、 「プールでしか乗ったことがなかったので、海は広々として楽しかった」と満面の笑みで話していました。

  カヌー体験後は、海上保安庁の職員の皆さんから人命救助のためのロープワークやペットボトルを利用した救助法を学び、水に関する知識を深めました。



自分たちで協力して準備を行いました

お台場海の教室 お台場の海へ出発!思わず笑顔がこぼれます
お台場海の教室 海上保安庁職員による人命救助のデモンストレーション
お台場海の教室 海上保安庁職員による人命救助に役立つロープワーク


■ お台場の自然を再発見!親子で夏の一日を満喫

 午後からのカヌー体験は、一般の皆さんが対象。お台場に訪れた多くの親子連れが参加しました。子どもはもちろん親も楽しむ姿が見られ、「カヌーは自然豊かな場所でするものだと思っていたが、都会のど真ん中でするのが新鮮で楽しかった」と感想を話していました。

  また、生物観察会も行われ、東邦大学研究員の中山さんの解説のもと、カニや貝などお台場の海の生物を観察しました。「こんなに生き物がいるなんて!!」と参加者から驚きの歓声があがるほど、多数のカニを発見。子ども達も大喜びで観察を行っていました。

 その他、 海なでしこ※の協力によるサンゴのネックレスづくりや、葛西臨海水族園の協力による「タッチプール」で東京湾に住むネコザメやアカエイにふれるなど、普段とは違う自然いっぱいのお台場をたっぷり楽しみました。

※“海なでしこ”の母体は、“輝女”(きらじょ)という女子大生のサークル組織。そのなかで“UMI協議会”に協力して活動を行っているメンバーが“海なでしこ”です。


貝見つけたよ〜!みんな夢中になって貝を探しています

アトランタオリンピックカヌー日本代表でB&G財団職員の持田雅誠によるデモンストレーション
海なでしこの金井さんと瓜田さんに作り方を教えてもらってサンゴのネックレスづくりに挑戦!
タッチプールでネコザメやアカエイを観察しながら、葛西臨海水族園の職員から解説を聞く子ども達

保護者の皆さんもカヌーを楽しみました!
ペットボトルを使った救助法にチャレンジ
関東ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会 指導員の皆さんにもお手伝いいただきました