3月27日(木)晴れ。午前7時の〔ふじ丸〕船尾側の写真です。〔ふじ丸〕は、午前6時30分現在、八丈島の南南東61マイル、約113kmのあたりを航行しています。東京・晴海ふ頭から215マイル、約398kmの地点まで進んできました。
360度見渡す限り海です。さえぎるものは何もなく、水平線と空、まっすぐに伸びた航跡以外は何も見えません。小笠原・父島まで、あと317マイル、約587km。
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朝のつどい | |
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目を覚まして、朝のつどいを行うため、スポーツデッキに集合すると、左舷側からさわやかな朝日を浴びました。いま、〔ふじ丸〕は太平洋のど真ん中にいます。メンバーたちは大海原のうえで、ラジオ体操をした後、今日のスケジュールを確認しました。 | |
操舵室見学 | |
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今日は、1〜4組、7〜10組がひと組ずつ、船の中で最も重要な場所の一つである“操舵室”の見学を行いました。操舵室に入ると、〔ふじ丸〕畠村キャプテンが笑顔でメンバーたちを迎えてくれました。一等航海士の番留さんから船の操縦、エンジンやレーダーについてわかりやすく説明してもらいました。右の写真は操舵室からの眺めです。普段はめったに入れない場所ということもあって、メンバーは興味津々の様子でした。 | |
レクリエーション | |
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土井 章 講師によるレクリエーション。土井講師のわかりやすくて、楽しい話と面白いゲームに、少し船酔いしていたメンバーもそのつらさを忘れ、とても楽しそうに取り組んでいました。 | |
デッキランチ | |
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今日の昼食はデッキランチ。海の上でのご飯はとってもおいしい!レクリエーションの後で、おなかを空かせていたメンバーたちは、ビーフカレー、うな丼、ピザ、そば、アイスクリームなどをたくさん食べました。天気もよく晴れ、海を見ながら、とても開放的な気分での楽しい食事となりました。 | |
アホウドリについて | |
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楽しいデッキランチの後、小学生のメンバーは海野 義明 講師が待つパシフィックホールに集合。中学生のメンバーは古瀬 浩史 講師とともにラウンジに集合し、それぞれ別メニューで『鳥島』に飛来するアホウドリについて学び、実際に鳥島沖から生態を観察しました。 アホウドリは、1949年に絶滅宣言が出されましたが、1951年になって『鳥島』で10羽ほどの生息が確認され、様々な保護活動が行われた結果、現在は2,000羽を数えるほどになっています。 この日は、アホウドリやその若鳥、クロアシアホウドリなど、たくさんの鳥たちを見ることができました。海面で羽を休めていた20羽を超えるアホウドリたちが一斉に飛び立つ光景にメンバーは皆「わぁー!」と歓声をあげていました。 |
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海の大切さ・クジラ・小笠原の自然について | |
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アホウドリの観察を終えたメンバーたちは、小・中学生に分かれたまま再びそれぞれの集合場所に戻り、海野講師(写真左)、古瀬講師(写真右)による「海の大切さ」「小笠原の自然」に関するお話を聞きました。 また、「小笠原の自然」については、東洋のガラパゴスと呼ばれ希少生物の宝庫である小笠原の魅力を知るとともに、周辺海域にやってくるクジラの生態について学びました。やはり、メンバーは一番クジラに期待しているようです。 |
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目標をもとう! | |
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16時になると、「目標をもとうI」というテーマで、特別講師の元競艇選手:植木通彦さん(小学生対象)、ならびに競泳オリンピック銀メダリスト:中村真衣さん(中学生対象)による講演が行われました。 |
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テーブルマナー | |
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今日の夕食はテーブルマナーの講習です。船の方から正しいテーブルマナーについて教えてもらいました。普段慣れないはずのナイフとフォークを上手に使いながら、みんな行儀よく食事をしていました。でも、いつもより、ちょっと会話が少なかったかもしれません。(笑) |