3月26日(水)晴れ。16時、大勢の方々に見送られ、『ふじ丸』は東京・晴海ふ頭から約1000km南にある“小笠原”に向け出航しました。
写真左は晴海客船ターミナル、写真の右下はふじ丸のスポーツデッキです。客船ターミナルからは「いってらっしゃい」、ふじ丸からは「いってきまーす」の声が止むことはありませんでした。
見送りに来られた保護者の方々との別れを惜しみつつ、497名のたくさんの期待をのせた6日間の大航海がはじまりました!
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集合・受付 | |
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客船ターミナルの入場ゲートを、「こんにちはー」と元気なピースサインで入ってくるメンバー。受付けに向かうと、組リーダーがそれぞれの部屋番号、受付け後のスケジュールを丁寧に説明してくれます。受付けを済ますといよいよ乗船です。 | |
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乗船して自分の部屋に向うと、部屋には初対面のメンバーが待っています。初対面でもすぐに打ち溶け合って、仲良く船内散策に出かけていきました。子どもたちには、初対面なんて、さほど大きな問題ではないようです。 また、ジュニアボランティアリーダーのOB、OG3名が「ふじ丸」を訪れ、出航の見送りに来てくれました。その1人、菊池 大さん(写真右)は今春、高校を卒業して建設会社への就職が決まっており、学生最後の春休みを利用してやってきてくれました。 あとの2名、林 伸悟さん(写真左)は今年4月から保育士の専門学校へ、川島雅織さん(写真中央)は看護大学へ、それぞれ進学が決まっており、川島さんは来年度のクルーズで、今度はボランティアリーダーとして乗船したいとはりきっていました。 |
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結団式 | |
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見送りの家族もいったん「ふじ丸」に乗船して、3時からパシフィックホールで結団式が開かれました。今年は、B&Gクルーズ30周年にあたることから、本事業に助成をいただいている日本財団の笹川陽平会長に、メンバーを代表して熊谷葉月さん(中1)が記念の花束を贈呈。同じくメンバーを代表して舘野丹郁奈(たての にいな)さん(小5)が、「クルーズの共同生活を通じてたくさんの友だちをつくりたいと誓いの言葉を述べました。 ●団長あいさつ はじめに、体験クルーズの団長を務める、B&G財団の広渡英治 専務理事があいさつ。「記念すべき30回目のクルーズを迎えることができました」と関係各位に感謝の意を述べるとともに、「船の旅で自立心や協調心を養いながら、思う存分海を楽しんでください」とメンバーに語りかけました。 ●来賓あいさつ 来賓を代表して、日本財団の笹川陽平会長があいさつ。「いま、皆さんは親元を離れて自立心を育もうとしています。長い人生のなかでも、きっとこのクルーズはすばらしい体験になることでしょう。元気にいってらっしゃい」と、メンバーを励ましてくださいました。 |
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出航・海洋観察 | |
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結団式を終え、4時になると、「ふじ丸」は汽笛を鳴らしながらゆっくりと晴海ふ頭から離れていきました。メンバーはデッキに集まり、「いってきまーす!」と声を出しながら、見送りに来てくれた人たちに手を振り続けました。 「ふじ丸」は、船の科学館から汽笛のあいさつを受けながら東京港を抜け、浦賀水道へ。強い向かい風にめげることなく、メンバーはデッキに残って移りゆく湾内の景色に目を向けていました。 |
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避難訓練 | |
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全員が参加する避難訓練です。自分の部屋に備え付けてある救命胴衣を着用して、部屋ごとに割り当てられている救命艇や救命ボートがある場所に集合します。救命胴衣に付けられているフラッシュライトや笛もチェックして、いざという場合に備えました。救命艇には、万が一のときの食糧確保のために“釣り道具”も用意されているとの説明をきいて、メンバーは「へぇー」と驚いた様子でした。 | |
ウェルカムパーティー | |
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18時から、「ふじ丸」主催の“ウェルカムパーティー”が開催されました。船酔いするメンバーもほとんどなく、おいしい食事をみんなお腹いっぱい食べました。仲良く食事をしながら、同じ班、同じ組のメンバーと交流を深めました。明日からの船内研修が楽しみです。 | |
東京湾を往来する船 | |
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東京湾内を航行するときには、貨物船、タンカー、漁船など、たくさんの船に出会います。東京湾の船の交通量ってほんとにすごく多いんですね! |