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B&G特派員便り:B&Gのメインイベント!北海道大会「水上の部」開催!
〜北海道スポーツ大会北海道大会「水上の部」大樹町で熱戦!〜

 北の短い夏にかける熱き思いが、大樹町に集結。
毎年1回、夏休み期間に開催されている、北海道B&G地域海洋センター連絡協議会の事業「B&Gスポーツ大会北海道大会【水上の部】」が、8月6日に大樹町B&G海洋センター艇庫にて開催されました。

 全道各地8ヶ所のセンター・クラブから小・中・高校生83名が参加し、地元での努力の成果を競い合った1日の様子を報告します。
伏見悦夫町長 あいさつをする大樹町の伏見悦夫町長


■気持ち高ぶる開会式!

 開会式は、役員・選手・応援の保護者ら総勢150名ほどが艇庫前に集合し、花火も打ちあがるなか盛大に開式。大会会長である伏見悦夫大樹町長より「日頃鍛えた技を競い合い、互いの友情を深めてください!」とご挨拶いただきました。

 選手宣誓では、地元大樹海洋クラブの菊池裕太選手が堂々と宣誓。その後、小島秀俊大樹町教育長の音頭により急遽、参加した各チームの自己紹介が進められ、緊張している選手たちも一瞬ホッと和むような雰囲気となり、いいムードのなか競技スタートとなりました。
選手宣誓 菊池選手の宣誓。「正々堂々闘い抜きます!」


■さあ、競技スタート!

 まず行われたのはカヌー競技。小・中・高で各男女別にクラス分けされています。

 朝から水面上は霧がかっていて、スタート時もまだ回復せず、視界が十分ではないコンディションでの競技となりました。選手はスタート地点から100m先の折り返し回航ブイが判別できない状況に苦労した様子。中には、一生懸命に漕いでいるうちに目標のブイと見間違え別のブイをまわって失格となってしまう選手も数名いて、本当に残念…。

 しかし、全ての選手が精一杯ベストを尽くそうという姿を見せてくれて、力強く水上を進む姿に歓声と拍手が絶えませんでした。

 カヌーの部で強さを見せたのは滝川市海洋センター。高校生男子では迫力のあるストロークで1・2・3位を独占し、小学生女子の部も制すなど、見事な活躍でした。


スタート直前 緊張のスタート前。視界が悪く、風も少しあったため役員が補助につきました
スタート 小学生の部。スタート直後「抜け出すのは僕だ!」
霧の中の折り返し地点 混戦の折り返し地点。霧がかって視界が悪い様子わかるでしょうか?



高校生の部混戦 思わず息をのむ。高校生のスピード感あふれる力強いストローク!
表彰式 表彰台独占!滝川市B&G海洋センターの高校生3名。礼儀正しく、後輩からも慕われる、ステキなお兄さんたちです



 続いて行われたローボート競技(男女別にクラス分け)からは天候も徐々に回復。男女どちらの部もゴール前で接戦になるなど(特に女子の部の追い上げにはみんな大声援!)、息ぴったりのオールさばきに応援も大いに盛り上がりました。


白熱のゴール前、接戦
追いつけ追い越せで盛り上がったゴール前!
応援席の様子
応援にも熱が入ります。「頑張れー!負けるなー!」



大樹町の大門さん B&G財団で1年間、派遣研修中の大門さんも、地元大樹町開催の大会で里帰り。役員として頼もしい姿を見せてくれました。

 

 

 OPヨットの部は、小・中・高校生の部の3クラス(男女不問)に分かれて実施。回航ブイに向かって正面から吹く風に、やや苦戦したとの声も聞かれましたが、その分練習の成果を十分に発揮できるチャンス!3つのクラスそれぞれで違うセンター・クラブの選手が優勝を分け合い、大変白熱した展開となりました。
艤装 各センター・クラブで艤装を行います。入念にチェック!
OPヨット風をつかんで OPヨット競技の様子。天候も回復し、見事なまでに青い夏空の下での熱戦!



■◇大会成績一覧(優勝者)

☆カヌー競技
小学生クラス男子 川村 貴弘 伊達市B&G海洋センター
小学生クラス女子 屋敷 雪絵 滝川市B&G海洋センター
中学生クラス男子 石塚 真弘 伊達市B&G海洋センター
中学生クラス女子 永浦 渉 B&G新冠海洋クラブ
高校生クラス男子 松本 涼雅 滝川市B&G海洋センター
☆ローボート競技
男子クラス 大樹町B&G海洋センター
女子クラス 伊達市B&G海洋センター
☆OPヨット競技
小学生クラス 木戸 誠弥 大樹町B&G海洋センター
中学生クラス 星野 佑輔 厚岸町B&G海洋センター
高校生クラス 山田 泰高 新篠津村B&G海洋センター


■参加者の感想

 今大会の成績優秀者として、北海道ブロックから小笠原海洋体験クルーズに推薦が決まった小学生3名に感想を聞きました!みなさん、本当におめでとう!

川村貴弘くん:伊達市B&G海洋センター(カヌー競技小学生クラス男子で優勝)
「カヌーとローボートでメダルをとりました。カヌーでは練習のとおりにうまくできたので嬉しい!体験クルーズのことは知らなかったのでびっくり」

屋敷雪絵さん:滝川市B&G海洋センター(カヌー競技小学生クラス女子で優勝)
「風はあまり気にならなかったけど、ブイが見えないので少し斜めに進んでしまいました。強い選手もいると聞いていたけど、うまくできればという自信はありました。家族に感謝の気持ちを伝えたいです。小笠原は3回目なので楽しみ!」 滝川市の山田監督も「とても練習熱心な子」と、結果が出たことに安堵の様子でした。

木戸誠弥くん:大樹町B&G海洋センター(OPヨット競技小学生クラスで優勝)
「(3つの競技全てに出場して)地元なので負けたくなかったし、ヨットは自信がありました。風はいつもよりやりにくかったけど、習ったことでうまく対応できた。小笠原は去年行けなかったので今年は楽しみです!」


川村貴弘くん (表彰台中央が)川村貴弘くん:伊達市B&G海洋センター
屋敷雪絵さん 屋敷雪絵さん:滝川市B&G海洋センター(写真はOPヨット競技)
木戸誠弥くん 木戸誠弥くん:大樹町B&G海洋センター




■大会会場の大樹町ってどんな町?

 大樹町では、広大な十勝平野を舞台に「宇宙のまちづくり」というおもしろい取り組みをしていて、その中で多目的航空公園の整備やペットボトルロケットコンテストなども行っています。

 詳しくは大樹町役場HPからもご覧になれます!
大樹町の多目的航空公園 大樹町の多目的航空公園

取材:北海道ブロックB&G特派員 鷹栖町B&G海洋センター:大内 義崇