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B&G特派員便り :宮城県登米市で「アクアリズム運動一日体験会」開催!(日本財団助成事業)

 B&G財団主催による幼児運動プログラム「アクアリズム運動」の一日体験会が、7月11日(金)に宮城県登米市米山海洋センタープールで開催されました。

 県内初開催となる体験会には、宮城県内、岩手県南からB&G指導者が13名、保育士が16名、登米市内総合型地域スポーツクラブのマネージャーが3名、保護者が15名、計47名の指導者が参加し、幼児がプログラムを体験する様子を見学しました。

 今回開催された幼児運動プログラム「アクアリズム」は、あそびをキーワードに水慣れや水泳の要素を取り入れたリズミカルな運動を行い、幼児期の発育が顕著な神経系統の発達を促します。また未発達な心肺機能の向上や基礎的な運動能力を養うものです。
 あそびの中に社会性や共同性が身につくような展開もこのプログラムの魅力といえます。
参加者 これからアクアリズム体験会に参加します!

 開講式では、米山海洋センター所長本宮所長より挨拶をいただきました。

 その後、財団職員よりプログラムについて、子供たちの発育環境や運動能力に見合う進め方や、「あそび」に集中力を持続させる工夫点やこれら一連の流れについて、データーをもとに説明がありました。

 当日、対象者となった米山西幼稚園の園児28名は、7月初めからプールで数回水遊びを行っていましたが、今回は指導者や保護者のいるプールサイドが気になるようで、ちらちらとそちらを気にする子が多く見受けられました。
米山海洋センター所長本宮所長 挨拶をする米山海洋センター所長本宮所長



アイスブレイク
<はじめに>
雰囲気に慣れるように「みんなでジャンケンポン」を行いました。子どもたちが打ち解けたところで開始です!
鶴かな?あひるかな?
<準備運動>
音楽のリズムに合わせて「動物ものまね体操」を行いました。運動の基礎となるリズム感を身につけるとともに、プールに入る前の準備体操の効果があります


電車になって
<電車になって>
「整列」ではなく、「電車になって」と声をかけ、トイレとシャワーへ行きました。プールサイドを走らせないための工夫です
水なれ
<海へ行こう…水なれ>
プールサイドに腰をかけ、バタ足を行いました。起きた波でスイムヘルパーが遠くまで流れていく様が楽しそう!
力いっぱいバタ足を行い、合図で流れていったヘルパーをとりにいきました。


元気いっぱい! <リズム水泳…心肺機能やリズム感を養う>
雰囲気にも慣れ、さらに活発に身体を動かせるように、リズムに合わせて踊りました
けのびの姿勢・たのしそう! <アクアスタディ>
アクアスタディーでは、ワニに変身します。一般プールに台を2台重ね幼児の体にあわせた川を作り、フープのトンネルをくぐりました。 その後、ビート板を持って浮き身の姿勢をとって、指導者の補助で進みました



アクア・プレイ
アクア・プレイ

<スイム・フラッグ>
水中に浮いているボールを捕る競争!遊びの中で相手と競うことで循環器系の運度になります。
最後は、自分たちで使ったボールを片付け、全員であいさつをして終わりました


■体験会を終えて

  見学を終了後、会議室でB&G指導員や保育士の皆さんに「アクアリズム運動プログラム」の意義や効果、今後のプログラム展開についての説明が行われました。

 見学を終えた保護者からは、楽しそうな子供たちの姿や、このプログラムの必要性を理解したようでした。また、B&G指導者や総合型地域スポーツクラブのマネージャーからはプログラムの導入についての質疑がありました。あらためて、しっかりした狙いを持ちながら、子どもが楽しめる内容作り、工夫をして考えながら行い、子どもが飽きない理想的なプログラムに感じた」など、意見がありました。

 指導者として学んだことは、難しい運動の前には一生懸命に指導者が見本を見せること、集中できる時間を作るように工夫すること、常に観察し、テンポのよい声がけを行い和やかな雰囲気を作ること。一方的な指示や指導はせず、あくまでも「あそび」の中でさまざまな社会的な要素を満たせるよう計画することなど沢山の収穫があった一日体験会でした。


プールサイドで見守る保護者
お疲れ様でした



取材:東北ブロックB&G特派員 登米市迫B&G海洋センター:千葉 桂志

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