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平成20年度「帆船研修(指導者フォローアップ研修)」を実施!
セーリングの原点である帆船に体験乗船 指導者の知識・資質の向上を目指す〜

■世界最大級の帆船 『海王丸』でセーリングの原点を体験

  昨年度に引き続き、今年度も10月20日(月)から23日(木)までの4日間、独立行政法人 航海訓練所の保有する『海王丸』で、全国の海洋センター・海洋クラブの指導者18人が参加し、指導者フォローアップ研修を行いました 。

 この研修は、すでに各地域で活躍している「B&G海洋性レクリエーション指導員」のフォローアップを目的に、航海を通じて、海・船の素晴らしさを改めて理解し、知識や資質を向上を図ることができるよう、(財)海技教育財団の協力を得て、帆船『海王丸』で実施させていただいているものです

 今回の『海王丸』には、全国に5校ある商船高等専門学校の学生が実習生として乗船しており、将来の船長として、知識や技能を学び、経験を積むことはもちろんのこと、規律やチームワーク、思いやりなど社会人としての基礎も身につけるべく、日夜励んでいます。
 
 研修では、この実習生の訓練に参加し、離岸・着岸時の操船、航海法、帆走理論、海王丸の構造などの講義や、航路、展帆・畳帆、帆走、操舵室、機関室、通信室などの見学、展帆や登しょう訓練、朝別科などの体験を行いました。


愛知県衣浦港に停泊する海王丸


 ■10月20日 愛知県衣浦港から 10月23日 宮崎県細島港までの帆船研修の様子をご紹介します!



乗船式の様子 みなさん緊張します
海王丸の国枝キャプテンの挨拶
B&G財団大島常務理事の挨拶

まずはじめは避難訓練
出港時の「登しょう礼」の様子 
甲板には多くのロープ 帆船ならではです

もちろん座学もあります これは船長講話
揺れる船内の座学も真剣に受講します 
海に沈む夕日 とにかく美しい!

甲板でのレクチャーの様子
実習生は白い作業着 帆走準備に入ります
帆を張る作業はすべて手作業

帆を支えるヤードの重さは2トン 重いです
帆走に入ると、操舵は船尾へ移動します
見張りは最重要 4時間毎の交代です

マストに登る「登しょう訓練」にチャレンジ
まずは、20mの高さにあるトップボードへ
そして、その先にあるゲルンボードを目指す

みんなの見守る視線の先は、ゲルンボード
ゲルンボートは高さ30m 水平線が丸い!
航路図を使った入港説明

機関室の見学 海王丸には、1500馬力のエンジンが2機、搭載されています
無線室見学 インターネットへの接続やメールの送受信が可能です
教官の皆さんとの懇談会 国枝船長からは「近くに寄港したときは、ぜひ子どもたちをつれて見学にきてください」との暖かいお言葉をいただきました!

海王丸は、日本財団の助成(競艇の収益金)を受けて建造されました
海王丸では、「点鐘」を使って時刻を知らせます
海王丸は、ISTAの帆船レースで過去3回も1位となっています

宮崎県 細島港での歓迎式典の様子
下船式では、国枝船長から乗船認定書をいただきました。
下船式で挨拶する遠藤事業部長





 航海中は、台風18号の影響で、うねりが強く、船が揺れ、船酔いに悩まされた参加者もいましたが、大変有意義な研修を行うことができました。本研修の実施にご協力いただきました、国枝船長をはじめとする、海王丸の皆さん、本当にありがとうございました。これからの航海の無事をお祈りします。

  

集合写真
有意義な研修を実施することができました