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B&G特派員便り:平成20年度海洋センター・海洋クラブ責任者会議―四国ブロック〜中村真衣さんのトークショーとクイズ大会に盛り上がる〜

 11月12日〜13日の2日間、小説「坊ちゃん」や「道後温泉」で有名な愛媛県松山市で、四国ブロックの「海洋センター・海洋クラブ責任者会議」が開かれ、四国四県の25センター・3クラブの47名が出席しました。

 B&G財団からは広渡専務理事をはじめ担当職員4名と、今治市大三島B&G海洋センターの管 俊喜アドバイザーが出席しました。
一日目の会場の様子 松山市で行われた中国ブロック責任者会議の様子


■1日目

 1日目は愛媛県共済会館大会議室で行われました。広渡専務理事の主催者挨拶のあと、高知県香美市の門脇 槇夫市長(四国ブロック副会長)は、「青少年の健全育成に力を入れなければならない。そのためには海洋センターを有効に活用したい」と挨拶しました。
 また、ブロック会長の中村松山市長が欠席のため、浮穴義夫松山市参与が中村会長のメッセージを披露しました。

 第1部の「財団事業説明」は全国10ブロック全て同じ内容ですので報告は省きますが、第2部の海洋センター・クラブの評価については、B&Gプラン推進の原動力となる「指導員の適正配置」に重点を置き、これまでの加点方式から一部減点方式を取り入れたことが説明されました。

 センター評価において2007年度「特A」表彰を受けた今治市大三島B&G海洋センターの小池正紀さんより、海洋センターの活性化が評価に繋がるとの事例発表がありました。
 施設開館期間の延長、ソフト事業の実施、関連施設との連携などで利用者サービスの向上を目指し、指導者会の設置などで職員の負担を軽減して、余力の活用や各種助成事業等の有効活用をすることで評価を上げることが出来ると発表しました。

 ブロック連絡協議会の活性化の事例発表では、四国ブロック担当事務局の松山市中島B&G海洋センターの三谷二三夫さんが、各県持ち回りで行っている「四国ブロックマリーンスポーツ交流大会」を終えての成果と総括を行いました。

 徳島県・香川県・愛媛県と3回行った事業の成果として、
○参加者間・指導者間の交流が図られた。
○マリーンスポーツの楽しさを伝えることが出来た。
○団体行動の大切さを伝えることが出来た。
○参加した子どもにとって夏休みのいい思い出となった。
等が報告され、課題として、日程調整の難しさ、舟艇・スタッフの確保、持ち回りで継続開催出来るかなどの発表がありました。

高知県香美市の門脇 槇夫市長 高知県香美市の門脇 槇夫市長(四国ブロック副会長)の挨拶

今治市大三島B&G海洋センターの小池正記さん 事例発表を行う今治市大三島B&G海洋センターの小池正紀さん




 第3部の財団事業体験報告についての事例発表では、高知県の津野町東津野B&G海洋センターの吉村伸一さんが、小野田寛郎さんを迎えての“生きる”〜親が変われば子も変わる〜「親と子のふれあいキャンプin四万十源流」の報告をしました。

 「親と子のふれあいキャンプ」では、“親子の絆”を深めることを目的として、日常生活では体験できない多彩な野外体験プログラムをキャンプ活動で提供しようというもので、キャンプの模様は高知県内の地元のテレビ局でも番組として制作され、県内に放送されました。
 来年度は四国ブロックで2ケ所の開催も決まりましたが、今後の課題としてプログラムが多すぎて参加者に負担がかかったこと、今年は9月に開催したがより参加しやすい時期を検討することなどが挙げられました。改善策としては、プログラム重視の日程ではなく、参加者の事を考えて余裕を持った日程にし、内容を充実させることが必要だと報告されました。

 「海洋性レクリエーションの活動事例」発表では、香川県のB&G池田海洋クラブの活動を特派員の陶山が発表しました。
 年間のカヌーやヨットを活用した活動報告のほか、クラブの地勢や環境、運営体制や指導体制、今年度のB&G財団からの舟艇配備で導入されたアクセスディンギーの導入目的やねらい、実施内容や運営体制今後の課題や展開などを報告をしました。

 その後、海洋クラブの特A評価3クラブ・A評価4クラブの表彰がありました。
 夜の情報交換会は、明日の基調講演を控えた中村真衣さんも加わり、和やかな雰囲気で行われました。各県ごとに中村さんと記念写真を撮るなど、和気合いあいとした楽しい交換会になったようです。
中村真衣さんと記念写真 中村真衣さんと記念写真



特A表彰
右から高瀬センター・池田クラブ・広渡専務・大三島センター

A表彰
右から三木センター・中島センター・松山センター
御荘センター・YASUクラブ


■2日目

 2日目は会場を愛媛県女性総合センターの多目的ホールに移し、第4部の基調講演に入りました。
 シドニーオリンピックの100M背泳ぎで銀メダルに輝いた、中村真衣さんによる「感動の北京オリンピック」と題した講演は、中村さんのマネージャーも加わってのトークショー形式で始まりました。中村さんの生い立ちから、選手を目指すまでになった経過、オリンピックでの活躍、今年3月の小笠原クルーズの貴重な経験などを話されましたが、子どもたちを指導する各センター・クラブの指導者には大いに参考になる内容でした。

 最後には「2016東京オリンピック誘致ふるさと特使」も兼ねる中村さんから、オリンピックに関する10問のクイズが出題されました。全員が挑戦し、見事最後まで残ったのはB&G池田海洋クラブの小原正俊さん!中村さんから記念品をいただきました。

   第5部の指導者会の活動報告と指導者会については、小豆島町内海B&G海洋センターの高橋良雄さんより、小豆島町内に2つある内海・池田の両海洋クラブで組織する「小豆島内海B&G海洋センター指導者会」規約についてや、指導者会の活動報告がありました。各センターでの指導者会の結成の参考になればと説明をされていました。
中村真衣さんの基調講演の様子 中村真衣さんの基調講演の様子


■特派員の感想

今回の会議は、事例発表の内容の充実とテンポの良い会議の進行を含め、中身の濃い責任者会議でした。


取材:四国ブロックB&G特派員 B&G池田海洋クラブ:陶山 哲夫