B&G特派員便り:兵庫県南あわじ市で平成20年度B&G艇庫リニューアル記念「マリンスポーツフェスティバル」(カヌー交流大会・わんぱく海洋クラブ修了式)開催!
平成20年8月30日、兵庫県南あわじ市南淡B&G海洋センターで、昨年実施したB&G艇庫のリニューアルを記念し、マリンスポーツフェスティバルが初めて開催されました。
この企画は、海洋性スポーツレクリエーション活動に親しむ機会を提供し、カヌー等のマリンスポーツに親しむ人たちの活動の目標となり、広く地域スポーツの普及振興及び海浜清掃を通じた環境への認識を広げることを目的として開催されました。
少し雨がチラつく中での開催となりましたが、夏休みも終わりが近づき、宿題も無事に終えた子どもたちは元気いっぱい!この日のマリンスポーツを楽しみにしていた様子で、太陽のような笑顔が印象的でした。

開会式では、兵庫県南あわじ市南淡B&G海洋センターの塚本 圭右所長(南あわじ市教育長)よりあいさつをいただきました。
参加者の目をひときわ引きつけていたのが、B&G財団事業部指導者養成課の職員でアトランタオリンピックのカヌーの選手である持田雅誠氏でした。子どもたちへの一言一言が優しく、さわやかな標準語で声をかけてくれる持田氏に、すぐに親しみを感じているようでした。
南あわじわんぱく海洋クラブの的場悠人くん(小6)は、「自然の大切さを学び、多くの仲間をつくり、カヌー大会では力いっぱいがんばります」と元気よく選手宣誓を行いました。
B&G財団事業部指導養成課
オリンピック選手 持田 雅誠氏

開会式の様子

選手宣誓 的場悠人くん(小6)
準備運動をしたあと、カヌー経験者組と初心者組とにわかれてのカヌー教室を行ないました。経験者組の多くは、わんぱく海洋クラブとして6月〜8月の期間、近畿ブロックの交流大会を目指してカヌーの練習をしたり、海洋性レクリエーションやロープワーク等を中心に活動しています。
「オリンピック選手にカヌーを教えてもらえる!」みんなの表情がウキウキとしていました。

持田氏カヌー教室

初心者カヌー教室
指導者 H20AD研修生 藤本佳幸
カヌー教室を終えた後はカヌー交流大会です!開催を前に、「33秒18」という大会レコードを持田氏に作ってもらいただき、そのタイムを目標にレースが展開されました。
その後、カヌー交流大会を小学4年生から一般までの年齢区分で男女別に開催。40m先のブイを折り返すコースでそれぞれが全力を出し切って戦いました。今日の教室で初めてカヌーに乗って、なんとかゴールにたどり着いた選手には、会場から大きな拍手もありました。

レースの様子です。競り合い!

あこがれの持田氏より表彰状を授与
優勝者のみ掲載
小学4年生男子 |
安坂 友希 |
55秒49 |
小学4年生女子
|
島 明花
|
1分02秒54
|
小学5年生男子
|
佐藤 敦志
|
44秒48
|
小学5年生女子
|
庄瀬 弓音
|
1分08秒93
|
小学6年生男子
|
的場 悠人
|
44秒95
|
小学6年生女子
|
松永ひかる
|
50秒15
|
一般男子
|
松本 康
|
1分00秒11
|
一般女子
|
浜本 江美
|
45秒58
|
表彰式終了後は、わんぱく海洋クラブの修了式も行なわれ、13名のクラブ員に修了書が授与されました。
その後、スタッフの焼きそば名人らが地元食材で作った焼きそば等で、参加者同士の交流を行いました。
午後は、「持田チャレンジ」というゲームで大いに盛り上がりました。内容は、カヌー交流大会で優勝した男女小学4年生〜6年生が3人1組となり、持田氏と対戦するカヌー綱引き大会!
結果は、女子チームは、10秒であっという間に引っ張られ決着がつきました。男子チームは、わずかの差で持田氏に負けました。持田氏のカヌーのパワーに圧倒された「持田チャレンジ」でした!
休憩後、参加者全員でマリンスポーツ体験をしました。
セーリングカッターを出すのは約10年ぶり!操縦する山見さん(24期センター育成士 南あわじ市南淡B&G海洋センター指導者会)も久しぶりの操船に懐かしさを感じつつ、参加者と楽しまれていました。
体験後は1日活動で使用した海浜を清掃するクリーンフェスティバルということで、清掃活動を行ないました。

10年ぶりのセーリングカッター

バナナボート 大人たちもズブ濡れ!

クリーンフェスティバル

ごみ拾いの成果!
事務局コメント
持田雅誠氏に来て頂き、マリンスポーツフェスティバルが大いに盛り上がりました。またカヌー交流大会やマリンスポーツ体験をを開催し、海洋性スポーツレクリエーションの楽しさも広くPRできたことがよかったです。利用者の目標となる大会として、今後の活性化に繋がればと思います。
取材:近畿ブロックB&G特派員 南あわじ市南淡B&G海洋センター:前谷 光宣