B&G特派員便り:中国ブロック期待のトビウオたち!
〜 2008B&G全国ジュニア水泳競技大会 〜
■ ブロック選考会を勝ち抜いた64名の代表選手が参加
平成20年8月21日(木)、東京・辰巳国際水泳競技場で開催された「2008 B&G全国ジュニア水泳競技大会」に岡山県・広島県・島根県から64名の選手が参加しました。この64名は、今年6月に行われた中国ブロック選考会を勝ち抜いた、選ばれし選手たちです。大会当日は、代表選手一人ひとりが日頃の練習の成果を存分に発揮して、数多くの種目で上位入賞に輝きました。*レース結果の詳細については、大会HPをご覧ください。
「2008 B&G全国ジュニア水泳競技大会」
まるでトビウオのようですね
■ お台場・船の科学館で前夜祭
大会前日の20日(水)、お台場・船の科学館において“前夜祭”が行われました。全国各県から代表選手342名、引率及び保護者157名が参加。スタッフを含めると500名を超える盛大な前夜祭でした。
前夜祭では、各県ごとに選手たちがステージに上がり、全員の前で、大会の意気込みなどについて話しました。わが中国ブロック代表選手団も壇上に立ち、堂々とスピーチをしていました。また、ビンゴゲームなどの催しも行われ、和気あいあいとした雰囲気の中、選手たちは、美味しい料理を食べながら交流を深めていました。
やはり、選手たちは、辰巳のプールで泳ぐことに相当プレッシャーを感じている様子でしたが、この前夜祭で選手同士の交流を深めることで、緊張感から少し開放され、いつもの元気を取り戻したようでした。
広島県代表の選手たち
「明日は力いっぱい頑張ります!」
乾杯♪
「がんばろうね」
前夜祭の様子
「岡山県から来たよ」
盛り上がったビンゴ大会 「やったービンゴ!」
この日はお台場冒険王にも行き、東京を満喫しました
■ 東京・辰巳国際水泳場で決戦
大会当日の21日(木)、中国ブロック代表選手団は、決戦会場である東京・辰巳国際水泳場に8時15分に到着。早速、各自ウォームアップを開始しました。緊張で思うように体が動かない選手もいましたが、“やっぱり、辰巳はとても泳ぎやすい”“スタート台の高さや角度がちょうどいい(笑)”など、次々と感想を話してくれました。
開会式を終え、10時10分から予選がスタート!熱戦の火蓋が切って落とされました。全国大会ということもあり、各選手、各センターとも気合十分。応援席からの選手、保護者の大きな声援が止むことはありませんでした。
■ 選手よりも保護者の方が緊張!? 全国大会ならではの光景
午後から行われた決勝では、レース前の選手紹介(コール)、レース状況、ゴールの風景など、逐次、大型オーロラビジョンに映し出されました。堂々と“コール”を受ける選手の姿とは対照的に、オーロラビジョンに映し出される“わが子”の姿を見て、すごく緊張している保護者の姿がとても印象的でした。
こうした全国大会ならではの演出も、選手はもちろん、保護者の方々の心に深く残ったのではないかと思います。来年も“東京・辰巳”を目指して練習に励んでくれることを期待しています。
大会の様子が大型オーロラビジョン(中央)に映し出されます
大活躍の中国ブロック代表選手
来年もここ「東京辰巳国際水泳場」を目指して頑張ります!
島根県松江市宍道海洋センターのリレー選手
* 参加者の感想
梅野 友理香さん(小5)/井原市井原B&G海洋センター(岡山県)
「辰巳のスタート台に一日も早く立ちたいと思っていました。1本目は緊張して、いつもより1秒くらい遅かったけど、次は頑張ります」と力強く語り、笑顔で召集所に向かっていきました

レースへの意気込みを語ってくれた梅野さん
小林 夕祐くん(小6)/鏡野町B&G海洋センター(岡山県)
「メドレーリレーでは緊張して飛込みがうまくいかなかった」と反省しきりでしたが「次の平泳ぎは、僕の得意種目なので頑張ります」とプールサイドで気合を入れながら話してくれました。

スタート前に気合を入れる小林くん
* 保護者の感想
牧野 翔太くんのお父さん/鏡野町B&G海洋センター(岡山県)
「大会があれば、できるだけ家族みんなで応援に来るようにしています」
“いけー、しょうたー!”とお父さん、お母さん、妹さん、弟さんの家族全員での大きな声援は、きっと翔太くんにも届いたと思います。

応援に熱が入る牧野さん親子
佐藤 嘉宰くんのお母さん/井原市井原B&G海洋センター(岡山県)
「6月の選考会後は、送り迎えなど保護者も総出で、週5回の強化練習に明け暮れました。今日は、力を全部出して精一杯頑張ってほしいです」とやさしい目で選手たちを見守っていました。

井原市井原海洋センターの応援団
* 特派員の感想
全国大会という晴れ舞台を用意してもらい、選手はもとより“指導者”にとっても非常に励みになったのでははないかと思います。特にこの夏は、「北京五輪」が開催されたこともあり、指導にも熱が入ったのではないかな!?と思います。
選手たちは、この全国大会のために、この夏一生懸命に頑張ってきたことが、選手一人ひとりの顔を見てよくわかりました。
東京・辰巳のプールで泳ぐことで、コーチや保護者をはじめ、周囲の人たちに感謝する気持ちを改めて持つ良い機会になったと思います。選手たちそれぞれの胸に深く残る夏になったことは間違いありません。
取材:中国ブロックB&G特派員 岡山県瀬戸内市邑久B&G海洋センター:今吉 崇文