B&G特派員便り:岩手県大槌町吉里吉里海岸で「平成20年度B&G岩手県青少年交流大会」を開催!〜県内の海洋センターから33名が参加〜
平成20年7月27日(日)、岩手県大槌町吉里吉里(きりきり)海岸で「平成20年度B&G岩手県青少年交流大会」が開催されました。この交流会はB&G財団地域海洋センター岩手県連絡協議会の主催事業で、県内の海洋センターから33名が参加。当日は班ごとにわかれ、カヌーやウインドサーフィン、バナナボートを体験しました。
また、数年前から海フェスタとしてのスポーツ事業を展開しており、同じ海岸で、大槌サッカー協会主催のビーチサッカーや外洋ヨットレースビーチバレー大会も開催されていました。
会場となった吉里吉里海岸
会場に向かう途中、道路情報の掲示板にこれらのイベント情報がながれ、地域全域はフェスティバルムードにあふれていました!
交流大会は前沢海洋センター後藤次長の挨拶で始まりました。その後、準備運動や班編成があり、異なる海洋センターから集まった参加者たちは、初めて会う友だちとそれぞれの種目を体験しました。
参加者は地元の子ども会や一般からも多くあつまり、140名近くの方が海洋性スポーツを通して楽しいひと時を過ごしました。
前沢B&G海洋センター 後藤次長があいさつをされました
一番の人気はバナナボートで、フィールドでは、歓声が絶えませんでした。
カヌーでは、吉里吉里海岸の所以(キリキリとはアイヌ語で『白い砂浜』のこと)であるきめ細かな砂浜の上で、パドルの使い方のレクチャーを指導員から教わりました。
いざ船出!波際で搭乗するのにてこずりながらも、波間をうまくこぎわけて、沖まで楽しそうに漕いでいました。

バナナボート

カヌーのレクチャー風景
ウインドサーフィンでは、陸上練習として、2つ重ねた廃タイヤの上に板を置き、バランスをとる練習をしました。
次にセイルアップです。自分の背丈以上のセイルを不安定なボードの上で引き上げるのは、至難の業のようでした。実際、水上で行う練習では、指導員にボードを抑えてもらい、風に背中を向けてセイルアップしていました。
中には、うまく風を掴み、すーっと進む参加者もいましたが、セイルの重さに耐え切れずにその場に着水する参加者もいました。
お昼ご飯は指導者たちがバーベキューを準備!参加者は夏空の下、地元のホタテやイカ焼き、おむすびに舌鼓を打ちました。このころになると各センターより参加した子供たちは仲良く、お互いの交流を図っているようようでした。
午後からは姉妹都市のアメリカフォートブラッグ市から来た高校生も参加し、マリンスポーツを楽しみました。

班ごとに並んで受け取ります。待ちどおしい様子です

海を眺め、食事をとることが非日常的で一段と美味しい昼食になりました

説明も英語です。身振り手振りでもなんとか理解してもらえたようです

参加した皆さんお疲れ様でした!
■特派員感想
実際にウインドサーフィンを体験してみました。ディンギーと同じだと安易な考えで海に入りましたが、狭いボードの上でバランスをとることで精一杯でした。セイルアップは力任せでは逆にバランスを崩しやすく、足の裏全体でボードに立つイメージが上達の近道のようでした。
現代人に多い、かかとに重心を置く「かかと荷重」の改善や、バランス感覚の向上が見込める海洋性スポーツだと実感しました。
交流大会の雰囲気が良く、バーバーキューも美味しかったため、特派員の仕事を忘れて、参加者と一緒にマリンスポーツを満喫した一日でした。
取材:東北ブロックB&G特派員 登米市迫B&G海洋センター:千葉 桂志