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B&G特派員便り:〜北海道B&G連絡協議会で「親と子のふれあいキャンプ」IN石狩市〜開催!

■ 全国のトップをきって“親子の絆を再発見”
 親と子が、
協力し合い、話し合い、お互いが成長する“親子の絆”をテーマに実施する「親と子のふれあいキャンプ」が、北海道B&G連絡協議会主催で7月19日(土)20日(日)の2日間、北海道石狩市厚田公園キャンプ場を会場に開催されました。このキャンプは、B&G財団が(財)小野田自然塾の協力を得て、昨年度から全国に展開しているもので、今回は全国のトップをきっての開催となりました。
 当日は、海の日を含む3連休の初日だったこともあり、開催場所となった石狩市厚田公園キャンプ場には、家族連れや複数の団体など朝から多くの一般の方が訪れていました。そんななか、9時のキャンプインをめがけて今回の参加者である親子計24名も続々と会場入り。雨模様で心配だった天気も何とか持ち応え、まだどこか遠慮がちな様子で子どもたちも整列。開講式では石狩市体育協会矢藤専務より「普段の便利な生活よりも不自由なことが多い2日間を、ぜひ楽しんでください」と激励いただきました。その後、全員で集合写真を撮影し、ネームプレート作り、テント設営から活動がスタートしました。
 

 
 
 
集合写真

■ ネームプレート作り・テント設営・昼食
 テント設営では、きちんとした団体であると認識されるため縦横をきれいに整列し、ペグなどには目印としてすずらんテープを活用しました。1人では難しい作業ということもあって子どもたちも積極的にお手伝い。親子協力して設営している姿が印象的でした。その後、昼食炊事の時間に合わせて、ナタの使い方、火の起し方について学びました。
 

石狩市体育協会矢藤専務の挨拶 石狩市体育協会矢藤専務の挨拶
木のネームプレートに呼び名を書きます 木のネームプレートに呼び名を書きます
テント設営も自分たちで行います! テント設営も自分たちで行います!

 

親子力を合わせて作業が進みます! 親子力を合わせて作業が進みます!

 

大人が、子どもにポイントをアドバイス! 大人が、子どもにポイントをアドバイス!

 

僕ら2人でうまく火が起きるかな‥ 僕ら2人でうまく火が起きるかな‥


 
■ 自然散策

 
お腹を満たしていよいよ活動も本格化。午後最初のメニューは、キャンプ場内の散策路など約10Kmの道のりを全員で歩く“自然散策”です。「恋人の聖地」として最近北海道内でも話題の厚田公園展望台を目的地に出発。真上から照らす太陽の日差しの下、展望台から見渡す日本海の眺めを目指して歩き出しました。
 
まだまだ余裕の序盤戦。カメラを見つけてピース!まだまだ余裕の序盤戦。カメラを見つけてピース!

展望台の絶景が楽しみ!!疲れは感じません 展望台の絶景が楽しみ!!疲れは感じません
うーんいい眺め!歩いたかいがありました うーんいい眺め!歩いたかいがありました
キャンプ場への帰り道。疲れてるかな‥ キャンプ場への帰り道。疲れてるかな‥


 
■ サバイバルゲーム

 夕食のメニューをかけたサバイバルゲーム!チーム毎に食材を探し出し、獲得した食材のみで調理する、チーム力と創意工夫を養うプログラムです。合図とともに、肉・野菜・麺類・スタッフの腕立て券(笑)など、フィールドに隠された多彩な食材めがけて、3チームが一斉に駆け出しました。チームごとに決まったかけ声のみで、ハンター役の1人に食材の場所を知らせて獲得していきます。
 自然散策でたくさん歩き、すでに空腹だったみんなの必死の頑張りにより(笑)、見事食材はバランスよく3チームに行きわたる結果に。物々交換の交渉がはじまるかと思いきや、相談の結果3チームみんなで協力して夕食を作ろうということに。連帯感・協調性の強さに脱帽でした!。
 

ハンター役の僕、大変‥ ハンター役の僕、大変‥
獲得した食材は!?戦果品を確認中 獲得した食材は!?戦果品を確認中
飯盒炊飯。グツグツ、もうそろそろかな? 飯盒炊飯。グツグツ、もうそろそろかな?
 
■ ナイトウォーク

 
真っ暗な道を、灯りを持たずに感覚を頼りに進むナイトウォーク。日暮れを待ってコースへと移動し、1人ずつ間隔をあけてスタートします。遊歩道の利用だったため、目印となるケミ蛍(2cmほどの発光体)を最小限に減らして実施。私(特派員)はコースの途中で待機していましたが、五感を頼りに1歩1歩を踏みしめながら進む参加者の様子が印象的でした。
 テントまでの帰り道ではなんと本物の蛍に遭遇!“瞬く”ような幻想的な光に感動し、この日の活動は終了しました。
 
帰り道での1枚。暗闇に目が順応しているのでやっぱり眩しそう!帰り道での1枚。暗闇に目が順応しているのでやっぱり眩しそう!

 
■ 川下り体験

 2日目は朝6時に起床。朝の集い、朝食を済ませてからテントを撤収し、近くを流れる厚田川へ活動場所を移動しました。川辺でロープワークの講習を行ったあと、各自タイヤチューブを持ち上流へ。みんな楽しみにしていた川下り体験がはじまります。川の不安定な足場のなかを歩く体験も貴重です。早く川を下りたい!という思いに急かされ、歩くペースも段々と速くなっていく気が‥。

 10分ほど歩いて念願のスタート地点に到着!さあ、ここからは大人も子どもも全員笑顔が止まらない!タイヤチューブにお尻を入れて、川の流れに身をまかせ、歓喜の声とともに下流へ‥岩に思い切りお尻をうってしまう大人の姿も見えましたが、マイナスイオンたっぷりな木漏れ日のなかを至福の一時でした。


工藤先生の腕が長くなる(!?)朝の体操 工藤先生の腕が長くなる(!?)朝の体操
スタート地点の上流を目指して スタート地点の上流を目指して
最高やー!! 最高やー!!

 
■ 別れのとき

 川下りの用具を片付け、活動後の昼食の時間。牛乳パックを利用して加熱するホットドッグでお腹を満たします。大人にも子どもにも大好評!
そして遂に閉講式。今回、小野田自然塾からスタッフとして協力いただいた岩沢正明さんに「今後より良いキャンプとなっていきそうな気がします」とご挨拶いただき、別れの時間に。少し疲れが見え始めたお父さんお母さんと、まだまだ遊びたりないと言わんばかりに元気な子どもたちを見送り、1泊2日間の日程が全て終了です。
 担当された石狩市B&G海洋センターの皆さん、B&G財団江幡係長、小野田自然塾の岩沢さん、本当にお疲れさまでした!

 


牛乳パックのホットドッグ。「本当にできるの〜?」「ほらほら、見てなって!」

牛乳パックのホットドッグ。「本当にできるの〜?」「ほらほら、見てなって!」

 

 

 

* 参加者の感想 (佐藤陽子さん・碧くん・朝日くん親子)
 
 
「子どもたちもこの先、部活などで忙しくなるので、一生忘れないような思い出ができれば!と参加しました。普段家族のキャンプではしないような体験ができ、テントの中での会話もよかったです。子どもたちも楽しかったようで、“テントを買って!”とせがまれました」(陽子さん)

 「川下りやサバイバルゲームがどんなものか楽しみで、実際やってみると本当に楽しかった!またキャンプしたいです!」(碧くん・朝日くん)

佐藤さん親子

佐藤さん親子。胸を張って、僕たち何だかたくましくなったかも!


* 担当者の感想 (石狩市B&G海洋センター 草島さん)
 
段取りなど準備が大変でしたが、自分もすごく楽しんで実施することができました。次回はナイトウォークのコースをより良くして、マスつかみなどのプログラムも可能であればやっていきたい。


事前確認

前日からキャンプ地入りし、ナイトウォークやサバイバルゲームの場所など何度も念入りにチェック。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!


取材:北海道ブロックB&G特派員 鷹栖町B&G海洋センター:大内 義崇