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B&G特派員便り:瀬戸内市長船B&G海洋センタープールでOPヨット体験会
     〜 次は海でヨットに乗りたい! 〜

地元の小学生14名が参加

 平成20年6月22日(日)、瀬戸内市長船B&G海洋センター(岡山県)で、市内初となる「プールでOPヨット体験会」が開催されました。この体験会に、地元の行幸小学校と国府小学校から児童14名が参加しました。

 「こんにちはー!」と元気にあいさつをしながら、子どもたちが続々と集まってきました。初めて乗るOPヨットに、大半の子どもはワクワクしているようでしたが、やや不安そうな表情を見せる子どもも何人かいました。
 子どもたちは着替えを済ませると、すぐにプールサイドに集合。開会式では、瀬戸内市の小林 一征 教育長が「指導員の言うことを良く聞き、安全に気をつけて、OPヨットを思う存分楽しんでください。みんな上手になったら、次は牛窓の“海”でヨットに乗ってください」と挨拶されました。
「プールでOPヨット体験会」の様子
岡山県瀬戸内市長船B&G海洋センターで「プールでOPヨット体験会」開催

開会式の様子 開会式の様子
瀬戸内市 教育委員会 小林 一征 教育長 瀬戸内市 教育委員会 小林 一征 教育長
体験会に参加した子どもたち 体験会に参加した子どもたち


■ みるみる上達していく子どもたち

 体験会の最初のメニューは“艇に慣れること”。ライフジャケットの重要性などの説明を受けた後、各自ライフジャケットをつけて、セールの張られていない船体に4〜5名ずつ乗り込みます。乗り込んだメンバーで好きなように艇を揺らすことで、徐々にバランスをつかんでいきます。子どもたちは歓声をあげながら、次第に艇を大きく揺らし、当初の不安はすっかり解消されたようでした。
 その後、セールや舵の操作を練習し、いよいよ帆走練習。大型扇風機を10台プールサイドに並べ、その風を使ってOPヨットが走っていきます。コースによっては風が弱く、うまく進むことができない場所もありましたが、スタッフの指導の下、全員みるみる上達していきました。一人ひとり“どうしたらもっと早く進むのか”を一生懸命考えながら、ヨットに乗っているようでした。

海洋クラブのOBも参加

 今回の指導スタッフの一人である川野 亮 さんはB&G邑久海洋クラブのOB。小学生のときに海洋クラブでヨットの楽しさを知って以来、中学、高校とヨットを続け、高校生のときには高知国体の岡山県代表にも選ばれました。川野さんは、OPヨットに楽しそうに乗る子どもたちを見て、「最初は少し怖がっていたのに、あんなに上手にのれるようになるなんて・・・。みんなのセンスの良さに驚きました」と感心していました。
 体験会の最後は、3組に分かれてレースを実施。勝っても負けても、みんなとても楽しそうでした。ヨットを通じて、市内の子どもたちがふれあい、マリンスポーツが好きになってくれたらいいなと強く感じました。


* 参加者の感想
 瀬戸内市立 行幸小学校4年生 柿本 けいすけ くん
 「レースが一番楽しかった。3着じゃったけど1度は2着になった。またやりたい!」

* スタッフの感想
 B&G邑久海洋クラブ 木待 賢逸 さん
 「参加した子どもたちがヨットに興味を持ってくれて良かったと思います。子どもたちの一生懸命な姿は、見ていて清々しい。またヨットに乗りたくなったら、ぜひ海洋クラブに来てください。いつでもお待ちしています」と話してくれました。
ヨット慣れの様子
ライフジャケットをつけて船に乗り込みます

水慣れの様子
だんだん船と水に慣れていきます

レースの様子

体験会の最後は3組に分かれてレースをしました

* 担当者の感想
 「今回は、普段ヨットに乗る機会のない小学生を対象に、この体験会を企画したところ、すぐに定員となり、びっくりしています。マリンスポーツはやってみたいけど、なかなかその機会がないということが、体験会を見学していた保護者の方との話の中で、改めてわかりました。今後も、市内のいろいろな場所で実施していきたいと思っています」


 当日は、地元の山陽新聞、瀬戸内市広報の取材もありました。


瀬戸内市立 行幸小学校4年生 柿本 けいすけ くん 瀬戸内市立 行幸小学校4年生 柿本 けいすけくん
B&G邑久海洋クラブ スタッフの木待 賢逸さん(左)と子どもたち B&G邑久海洋クラブ スタッフの木待 賢逸さん(左)と子どもたち
スタッフのみなさん 体験会の指導にあたったスタッフのみなさん


取材:中国ブロックB&G特派員 岡山県瀬戸内市邑久B&G海洋センター:今吉 崇文