平成18年B&G「体験クルーズ」5日目 日本財団助成事業

今日の海と空
3月30日(金) くもり時々晴れ

6:00 どんより曇っています。


3月30日の海
今日のメンバー
木村 聡志 君
(栃木県・中学2年生)
氏名
今日のメンバーは、「朝のつどい」に一番乗りで来た、木村聡志くん(栃木県・中学2年生)です。
木村くんは、「朝のつどい」に一番先に来ることが多いことから、「朝一番」というあだ名で、メンバーから呼ばれているようです。

−普段も早起きしていますか?
「はい。朝7時には起きています。ヤマメの解禁日(今年は3月25日)とか春は、近くの大芦川でつりを始めるので、2時に起きます。」

−このB&G体験クルーズに参加して、何か変わりましたか?
「いろんな人と話せるようになって、性格が明るくなりました!!」 明日の朝のつどいにも、一番に集合するそうです!明日も、期待しましょう☆

今日のごはん
3月30日の食事


今日のスケジュール
3月30日
時間 研修内容 活動場所
 06:45  起床・朝の集い  スポーツデッキ
 07:30  朝食  ダイニングルーム
09:30  海洋観察   プロムナードデッキ
 10:45  船長さんのお話  パシフィックホール
 12:00  昼食  ダイニングルーム
 13:30  ワークショップ・発表会  パシフィックホール
 18:00  フェアウェルパーティ  ダイニングルーム
 20:45  夕べの集い  パシフィックルーム
 21:30  消灯   

   
ふじ丸現在位置

 

今日の様子
海洋観察(ソウフ岩)
 
 

朝食を済ませると、大海原にポツリとそびえるソウフ岩が見えてきました。メンバーたちはデッキに出て、この細長い不思議な岩を見学。海野・古瀬両講師の解説によって、皆はソウフ岩が太平洋に連なる海底山脈の一部であることや、ここにたくさんの魚や鳥が集まることを知りました。

船長さんのお話
 
 

ソウフ岩を後にすると、パシフィックホールで「ふじ丸」の畠村船長による「船について」のお話がありました。「皆さん、エビ天そばを思い浮かべてください。そば粉やエビなどの食材の大半は、外国から船で運ばれてきます」と、畠村船長。私たちの生活が船によって支えられていることを、メンバーたちはよく知りました。

ワークショップ
 
 

ワークショップでは、ペーパーステンドグラスづくりを行いました。ラシャ紙に絵を描いて、型を切り取り、色にあったセロハンを貼り付けていきます。
それぞれ班ごとに分かれ、話し合ってテーマを決めて、一人ずつ作品を制作。
ハサミやカッターを使って思い通りの形を作るのは難しい。風も強くなって、ゆれが激しくなってきた船の中、船酔いと闘いながら作業をしました。
クルーズの思い出を閉じ込めた、素敵な作品ができあがりました。

ワークショップ発表
 
 

完成したペーパーステンドグラスを、班ごとに張り合わせ1枚の大きい作品にし、メンバー全員の前で発表しました。ホールを暗くし、後ろからライトを当てると、ペーパーステンドグラスの色がきれいに映し出されます。
作品のテーマは、「集合から船出まで」や、「クルーズの一番の思い出」、「小笠原で見たクジラ」などなど…。細かいところまでこだわって作った力作が勢ぞろい。中には組リーダーの仮装姿のグラスも登場?!
発表の中で目立った色は、やはり青色。5日間、窓の外に見えた空の色、そして小笠原で見た海の色でしょう。
発表の後は、講師の道廣先生、ふじ丸の畠村船長、大島団長からそれぞれ講評のコメントをいただきました。

最後に、みんなで「believe」を合唱。船内に大きな歌声が響き渡りました。

フェアウェルパーティー第一部
 
 

ワークショップが終わると、いよいよクルーズの終わりを告げるフェアウェルパーティーが始まりました。正装でダイニングに集まったメンバーたちは、この旅で出会ったたくさんの仲間や、お世話になった講師の皆さん、「ふじ丸」のスタッフの皆さん、そしてリーダーなどと、おいしい料理を食べながら一時間にわたって歓談。周囲の仲間と記念写真を楽しむ光景も、あちらこちらで見られました。

フェアウェルパーティー第二部
 
 

食事の時間が終わると、メンバーたちはパシフィックホールに移動。クルーズ初日から今日までの活動の様子を紹介するスライドショーが行われ、メンバーを代表して8組30班の原沢博美さんが壇上で「別れの言葉」を朗読。その後、各組のリーダーが登壇して最後の挨拶を行い、皆でSMAPの「世界に一つだけの花」を合唱。そして、メンバーやリーダーをはじめとするクルーズ関係者全員が船内の通路に並んで端から握手をして歩く、「500人の握手」によって盛大なパーティーの幕が閉じられました。

今日の舞台裏
photo photo
 今日は4組の組リーダー、高田知史さんを紹介します。 スタッフの中でも、組リーダーは、60人以上のメンバーをまとめる大切な役目です。

−今回のクルーズで一番印象に残ったことは?
今日やったペーパークラフトかな。 これまで5日間班長同士あまり仲良くなかったけれど、昨日「もうリーダーは声をあげて言わないよ」という話をしたら、今日は班長たちが自分から動いて話し合って作品をつくってくれた。それを見たときはうれしかったです。

−これまでのクルーズの満足度を点数にすると?
70点くらい。終わってみないと、自分が満足するかどうかわかりません。残りの1日間、やり残したことがないようにしたいと思います。 あと残り1日、がんばってください!