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B&G特派員便り:福井県越前町で「転倒・寝たきり予防プログラム」一日体験講座を開催!(日本財団助成事業)

■ 福井県で初めての開催!

 12月13日(木)、福井県越前町朝日B&G海洋センターで、高齢者を対象とした『転倒・寝たきり予防プログラム 一日体験講座』が開催されました。
 このプログラムは、“高齢者の健康で豊かな生活を支援する”ことを目的に、B&G財団が全国の地域海洋センターを拠点に普及展開しています。“寝たきり”になる原因の3位、約10.8%が「転倒による骨折」という調査結果(厚生労働省「国民生活基礎調査」平成16年)が出ている中、楽しくからだを動かして、転ばないからだをつくろうというものです。
 この講座には、越前町在住の12名の高齢者、県内の海洋センター担当者8名、保健師2名が参加。ストレッチ体操・健脚度測定・在宅運動メニューなど、このプログラムを楽しく体験しました。
日常生活で必要な「脚の力」を調べるための「健脚度R測定」の様子
日常生活で必要な「脚の力」を調べるための「健脚度測定」の様子

■ “転ばないからだ”をつくろう!

 参加者は受付を済ませると、まず、血圧測定、身体測定等をして、その日の体調チェックを受けます。その後、約20分間、「転倒予防の必要性」について講義を受けました。受講した60歳代の男性は、「横に転んで、(大腿)骨を折るとたいへんなことになると思った。家の中でも転ぶ危険性があるというのを聞いて怖いと思った」と話していました。

 講義終了後、参加者はアリーナへ移動。最初はストレッチ体操です。椅子に座ったままでできるストレッチや2人組んでのストレッチなどを行いました。ストレッチ体操の後は、健脚度測定。いまの自分の“脚の健康の度合い”を測定します。  「10m全力歩行」「最大一歩幅」「踏み台昇降」「つぎ足歩行」の4つの項目を測定しました。参加者は指導者のアドバイスを聞きながら、熱心に取り組んでいました。その後、測定結果が出るまでの間、自宅でもできる運動プログラム“在宅運動メニュー”の紹介・説明があり、家の中でもできる運動メニューについて学びました。

 最後に、各自の測定結果が手渡され、表・チャートの見方などについて、説明を受けました。B&G財団指導者養成課栗山係長は、「いまの自分の能力を知って、楽しみながら運動を続けてください。やれば必ず効果が出ます」と説明しました。
 この講座に参加した70歳代の女性は、「今日の体験をきっかけに少し運動を続けてみようと思います。若い者に面倒をかけないようにしたいものね!」と笑顔で話されていました。
まずはじめに血圧測定、身体測定を受ける参加者
 
まずはじめに血圧測定、身体測定を受ける参加者
「転倒予防の必要性」について講義を受ける参加者のみなさん
 
「転倒予防の必要性」について講義を受ける参加者のみなさん

椅子に座ったままできるストレッチ 椅子に座ったままできるストレッチを習います
「踏台昇降」昇って降りる動作の確認 「踏台昇降」昇って降りる動作の確認
「つぎ足歩行」バランス能力を確認 「つぎ足歩行」バランス能力を確認


取材:北陸ブロックB&G特派員 新潟県燕市B&G海洋センター:堀 勝重

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