B&G特派員便り:和歌山県広川町で「転倒・寝たきり予防プログラム」1日体験講座を開催
〜子どもたちの元気が健康の源!〜(日本財団助成事業)
10月26日(金)にB&G財団と和歌山県地域海洋センター連絡協議会の主催で「転倒・寝たきり予防プログラム」1日体験講座が和歌山県広川町町民体育館で開催されました。
この体験講座は、今後の普及先となる地域海洋センターの方々に、プログラムへの理解を深めていただき、導入についてご検討いただくことと、参加した高齢者には、自分自身の“からだの状態”や“脚力の現状”について気づいていただき、運動の大切さ・面白さを知ってもらい、運動の継続、仲間づくりの場として、海洋センター活用へのきっかけづくりをすることを目的としています。
少し雨がちらつき、曇り空の肌寒い天気ではありましたが、普段から健康に関心をもたれている参加者19名が、参加されていました。
受付をする参加者の方々
受付は和歌山県連協・血圧測定を広川町の保健師のみなさんで行なっております
■ 開会式
開会のあいさつでは、和歌山県地域海洋センター連絡協議会会長代理として広川町の岡田増成教育次長から「和歌山県地域海洋センター連絡協議会として、初の転プロ事業への試みです。介護費用の軽減、寝たきりにならない、その時期を遅らせることなどを目的に、参加者自身も学んでいただきたい。今後の健康維持、増進につなげていただければと存じます」とお言葉をいただきました。
■ 講義
始めに講義「転倒予防の必要性」として、B&G財団事業部指導者養成課の大関 真理子課長より基礎知識を学びました。

開会あいさつ 広川町 岡田増成教育次長

講師 B&G財団 大関真理子氏

講義 基礎知識を学ぶ参加者
■ ストレッチ
講義後は、イスを使ったストレッチや頭の体操などを行ない、笑い声が弾む、和やかな会場の雰囲気でした。
■ 健脚度測定
続いて、健脚度測定です。無理のないように楽しんで測定されていました。

イスを使ったストレッチ

頭の体操で和気あいあい

10m全力歩行

最大一歩幅
今回の参加者は、普段広川町で実施している耐久大学(中高齢者対象事業)で自身の健康と向かいながら楽しんで取り組まれている方がほとんどで、普段からも体力維持、健康づくりには熱心な方ばかりでした。今回の転倒予防プログラムを体験した感想を聞いてみました。
■ 参加者の感想
林やよい さん「普段から体力維持や健康のために、和歌山大学の先生の指導でレクササイズ等に励んでいます。また小学校の登下校に子どもたちを引率していますが、毎日話をすることが楽しみで、元気をもらうことが多いです。これからも子どもたちの元気をもらいながら、自分の健康のためにも、いろんな体力づくりに励みたいと思います」
■ 特派員の感想
自分の健康について、非常に熱心に講習会を聞き入っていた参加者が印象的でした。

それぞれ自分の成績を見て、健康状態を確認中
在宅運動の紹介と成績表の説明
取材:近畿ブロックB&G特派員 兵庫県 南あわじ市南淡海洋センター:前谷 光宣