福岡県朝倉市で「アクアリズム運動指導者実践セミナー」開催 (日本財団助成事業)
9月14日(金)、福岡県朝倉市甘木B&G海洋センターにて、幼児対象「アクアリズム運動指導者実践セミナー」が開催されました。
福岡県内の受講者15名と指導実習のために集まってくれた幼児15名が参加し、アクアリズム運動を実際に体験しました。
このセミナーは、幼児アクアリズム運動プログラムの導入を予定・検討している海洋センターの指導者を対象に、プログラム理論、実技指導法等について講習を行い、実践的に活躍できる指導者を養成することが目的で、広く全国の自治体への普及を目指しています。
朝倉市教育委員会 渡辺課長 挨拶
■ 「講義」・「事例発表」・「実技講習」
この日の指導は、プログラムの特徴と理論を学ぶ「講義」を財団職員の大関 真理子課長が担当。また、「事例発表」と「実技講習」の指導は、10年前からアクアリズム運動に取り組んでいる群馬県明和町海洋センターから派遣されたアクア・インストラクターの富塚 かず子さんが担当しました。2人の熱のこもった指導のもとで、質疑応答も活発に取り交わされるなど、参加者の意欲あふれるセミナーとなりました。
講義の様子

実際に受講者がプログラムを体験します

群馬県明和町海洋センター、アクア・インストラクターの富塚 かず子さん

実技講習の様子
■ 「指導実習」
引き続き「指導実習」を実施。地元の子どもたちを対象に、音楽に合わせて踊る音楽体操やリズム水泳で一緒に踊ったり、ロングビート板に乗ってバタ足をする循環系運動の補助についたりして、指導法を学びました。

プールの中で音楽のリズムに合わせて体を動かします

ロングビート板に乗った子どもにバタ足の指導をします。いい笑顔ですね

「楽しかったよ〜♪」
朝倉市内の幼児たち
受講者一人一人は非常に熱意がある方たちばかりで、「保育園等にアクアリズム運動の導入を呼びかけていきたい」と意欲的に話していました。
朝倉市甘木海洋センターは連日、幼児から高齢者まで多くの方に利用され、レッスン内容も充実しています。若いスタッフで運営されており、明るく、活発で地域住民の方々に親しまれています。

福岡県内の受講者 集合写真
■ B&G財団の「アクアリズム・フロアリズム運動プログラム」とは・・?
平成8年に、B&G財団と慶応大学医学部が協働で開発した、幼児を対象とした運動プログラムです。
「幼児期からのこころとからだの健康づくり」を目的として、幼児期に著しく発達する神経系統の発達を促し、基礎的な運動能力を高めながら、集中力や自立心、社会性も養うプログラム構成となっており、医科学的にもその効果が認められています。