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転倒・寝たきり予防プログラム 第3回「モデルセンター講習会」開催

 2月26日(月)〜27日(火)の2日間にわたり、東京港区の海洋船舶ビルにて、転倒・寝たきり予防プログラム 第3回「モデルセンター講習会」を開催しました。

 この講習会は、「転倒・寝たきり予防プログラム」の普及拠点である23箇所のモデルセンターに、より効果的な高齢者事業を推進するための新しい情報を取り入れていただくこと、また、モデルセンター指導員の資質の向上を目的に実施されました。

「転倒・寝たきり予防プログラム」とは、高齢者のための健康づくりのプログラムです。当財団の運動ノウハウと身体教育医学研究所(運営委員長:武藤芳照東京大学大学院教授)を中心とする研究グループが開発した「健脚度 測定」を活用し、高齢者に提供することで、転倒によって寝たきりになる時期を少しでも遅らせようとするプログラムです。
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鹿児島県日置市の実技事例発表
「転倒予防サーキット」を体験する参加者たち

 参加したのは、転倒・寝たきり予防プログラムのモデルセンター、同プログラムを導入しているセンター、来年度から導入予定のセンターで働く運動指導者や保健福祉関係者など24自治体の41名。

 初日は、鹿児島県さつま町の「指を使った運動とじゃんけんゲーム」など、6つのモデルセンターから事例発表が行われました。続いて、「介護予防における社会体育の役割」と題した講演では、東京大学大学院 身体教育学講座教授の武藤芳照教授が、「体育・福祉・医療の分野にかかわる人たちが、技術と経験を融合することで新しい力や知恵が生まれる」と述べ、自治体の社会体育部署と保健福祉部署が連携して事業を推進することの重要性を語りました。

 2日目は、高齢化率がそれぞれ35.9%の高知県津野町と、28.3%の北海道湧別町の転倒予防教室の事例発表や、プログラムの組立て方などの講義がありました。
B&G公式サイト:070226武藤先生
東京大学大学院 身体教育学講座
武藤芳照教授

 今年度からこの「転倒・寝たきり予防プログラム」を導入している茨城県常陸太田市水府B&G海洋センターから参加した中村鎮カさんは、「昨年の10月頃から1週間おきに4回、転倒・寝たきり予防プログラムを実施し、評判がよかったので来年度も引続き実施したい。この講習でネタを仕入れて、来年度はもっと好評を得られるような教室を実施していきたい。」というコメントをいただきました。
 また、佐賀県太良町B&G海洋センターの織田渉良さんは、「高齢者に教室で水分を取ってもらう方法など、新鮮な内容だった。昨年の10月に、B&G財団の職員に開催してもらった体験会の反響がよかったので、高齢化率28%の太良町でも来年度から実施していくつもり。」と意気込みを語ってくれました。
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鹿児島県さつま町の実技事例発表
「指を使った運動とじゃんけんゲーム」
簡単そうだけど、実はむずかしい!?