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B&G特派員便り:岩手県藤沢町で平成19年度「B&Gみちのくスポーツ交流会」を開催
            〜20年ぶりのブロック交流会〜

 11月17日(土)、18日(日)の2日間、岩手県藤沢町で、B&G財団地域海洋センター東北ブロック連絡協議会の主催による『B&Gみちのくスポーツ交流会』が開催されました。

 この交流会は、「水泳およびゲートボール競技における一流講師の指導により、各競技の普及と技術力向上、青少年の健全育成を図るとともに、東北ブロック圏内の指導員が一堂に会し、指導員相互のネットワーク構築並びに意識の高揚を図ること」を目的としています。

 また、水泳の講習会には、シドニーオリンピック 競泳女子 背泳ぎ100m 銀メダリストの“中村 真衣”さんを講師にお迎えしました。この交流会にブロック内から151名が参加。参加者は、約20年ぶりに開催されたブロック交流会を存分に楽しみました。
2日目の水泳講習会の様子。参加した子どもに、背泳ぎを教える中村真衣さん
2日目の水泳講習会の様子
参加した子どもに、背泳ぎを教えるシドニーオリンピック 競泳女子 背泳ぎ100m 銀メダリストの中村 真衣さん

■ 和気あいあい、ゲートボールを楽しむ(11月17日)

 参加者151名は、藤沢町の総合運動公園『ニコニコパーク』の一画にある、屋内ゲートボール場『すぱーく藤沢』に集合。13時から開会式が行われ、まず、はじめに、東北ブロック連絡協議会の工藤 祐直会長(青森県南部町長)が挨拶され、続いて、B&G財団の広渡 英治専務理事が開催のお祝いと参加選手への激励の挨拶をされました。
 次いで、日本ゲートボール連合の遠藤 容弘専務理事が「ゲートボールは、高齢者の方々だけのスポーツではありません。世界大会ではジュニアの選手も活躍しています。今日は、ゲートボールを皆さんに親しんでもらうために、いくつかのゲームを用意していますので、楽しんでいってほしいと思います」と挨拶されました。
開会式で挨拶をされた、日本ゲートボール連合 遠藤 容弘専務理事
 
開会式で挨拶をされた、日本ゲートボール連合 遠藤 容弘専務理事

 開会式が終わり、早速、講習会がスタート!参加者の親睦を深めるために、他県の子どもと一緒になるように班をつくり、3種類のゲームを行いました。ゲーム内容は、ピンに見立てたペットボトルを10m先から倒す“ゲートボールボーリング”、ボードに空いている穴を目がけてボールを打っていく“ゲートボールdeビンゴ”、先攻、後攻、5人ずつに分かれて、的に狙ってボールを打つ“ゲートボールカーリング”、もちろん相手のボールに当てて弾いたりすることができます。この3種類のゲームを参加者が次々に挑戦!大人(指導者)も子どもも和気あいあいととても楽しそうにプレーしていました。
ゲートボールボーリングの様子 指導者に打ち方を教わりながら、“ゲートボールボーリング”に挑戦!
ゲートボールdeビンゴ”の様子 狙った穴に入れられたかな?“ゲートボールdeビンゴ”の様子
ゲートボールカーリングの様子 さて、何点でしょう?“ゲートボールカーリング”で盛り上がる指導者と子どもたち

 ゲートボール講習会を終え、参加者は夕食会(懇親会)の会場へ移動。食事の前に、嬉しいイベントが用意されていました。なんと、ゲートボールの成績上位6班(チーム)に賞品が用意されているとのこと。これを聞いた参加者たちは、「エッー、ウソ、ホントー」と驚きを隠せない様子でした。6位から順々に表彰され、見事、優勝したのは“第1班”。メンバーは「ホント?ヤッター!信じられない」ととても嬉しそうでした。

 さらに嬉しいハプニングが・・・。明日の水泳講習会の講師である中村 真衣さんが会場に到着、元気な笑顔でみんなに挨拶してくれました。中村 真衣さんが登場すると、会場の雰囲気は一変し、子どもたちはお腹が空いていることもすっかり忘れて、中村 真衣さんの話を一生懸命聞いていました。そして、中村 真衣さんから、スポンサーの製菓会社からのお菓子が全員にプレゼントされました。みんな良かったねー。
夕食会の様子。優勝チームの発表と中村真衣さんのあいさつ
 
(写真上)ゲートボールで見事優勝した“第1班”のお友だち
(写真下)夕食会の会場に登場した中村 真衣さん

1日目 参加者が青空の下で記念撮影
「みちのくスポーツ交流会」1日目 青空の下で記念撮影

■ 憧れの中村真衣さんの水泳講習会(11月18日)

 2日目は中村 真衣さんの水泳講習会。憧れの中村真衣さんから指導してもらえるということで、参加者は開始時間の2時間以上も前からぞくぞくと、藤沢町B&G海洋センターのプールに集まってきました。

 9時30分から開会式が行われ、水泳講習会の開会にあたり、東北ブロック連絡協議会の工藤 祐直会長(青森県南部町長)は「中村 真衣さんをお迎えして講習会をスタートしますが、このような素晴らしい環境を整えてくれた地域の皆さん、関係者の皆さんに感謝して、今日は存分に水泳を楽しんでください」と挨拶されました。

 開会式終了後、早速、講習会がスタート!参加者のレベルに合わせて、初級・中級・上級の3つのクラスに分かれて行いました。まずは中村真衣さんによる模範泳法。まるで人魚のような、しなやかな泳ぎを目の当たりにして、参加者からは「わぁー、すごい!」と大きな歓声が上がっていました。

 初級クラスで、ビート板を使ったキック練習のときに、最初、顔をつけることができなかった子どもに、中村 真衣さんが「大丈夫、できるよ!」と一言、声を掛けると、「うん!」とうなずいて、しばらくすると、顔をつけてできるようになっていました。その光景を見て、プールサイドにいた指導者たちは、「やっぱり、すごいな」と感心していました。

 指導を受けた子どもは「オリンピック選手に教えてもらえてうれしかった」「もっと上手く泳げるようになりたい!」と口々に話してくれました。終了後、中村真衣さんは子どもたちに「みんなには、夢・目標を持って、楽しむことを忘れないで水泳を続けてほしい」と語りかけ、子どもたちから花束を渡されると「ありがとう」と満面の笑顔で応えてくれました。

 閉会式ではB&G財団 広渡 英治専務理事が「この交流会で、ゲートボールの楽しさを感じてもらえたと思いますし、水泳のレベルアップにもつながったことと思います。B&G財団としても、この事業を来年度以降も継続していきたいと考えていますので、皆さんも、またぜひ参加してください」と挨拶され、2日間の交流会は無事に終了しました。
水泳講習会の開会あいさつをする東北ブロック連絡協議会の工藤 祐直会長
 
水泳講習会の開会あいさつ
東北ブロック連絡協議会の工藤 祐直会長
中村真衣さんによる模範泳法の様子
 
中村 真衣さんによる模範泳法。まるで人魚のような、しなやかな泳ぎに子どもたちも見とれます

講習会終了後に挨拶をする中村真衣さん 講習会終了後に挨拶をする中村 真衣さん。 オリンピックの時の話など、子どもたちは真剣に耳を傾けます
感謝の花束を渡したしました 「ありがとうございました」と中村 真衣さんに花束を渡しました
閉会の挨拶をするB&G財団 広渡 英治専務理事 閉会の挨拶をするB&G財団 広渡 英治専務理事

「みちのくスポーツ交流会」2日目 講師の中村 真衣さんと記念撮影
「みちのくスポーツ交流会」2日目 講師の中村 真衣さんと記念撮影

■ 特派員の感想
 子どもたちのキラキラと輝いた目、大きな笑顔を見て、この交流会は大成功だったと強く思いました。
 藤沢町の皆さんの“温かいおもてなしの心”に触れ、自分の心もとても温かくなりました。


取材:東北ブロックB&G特派員 秋田県能代市B&G海洋センター:佐藤 栄毅