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B&G特派員便り: 北海道で「平成19年度リーダー養成研修会」開催

 9月4日(火)〜7日(金)の4日間、北海道B&G地域海洋センター連絡協議会の主催による 「平成19年度B&Gリーダー養成研修会」が、小平町B&G海洋センターで開催されました。

 この研修会は、ボランティア 指導員を養成し、北海道での海洋性スポーツの振興をより一層図ることを目的に実施され、全道の海洋センター・クラブから海洋性スポ ーツの指導に携わる8名が参加しました。

 リーダーの資格取得を目指す参加者は、カヌー・ローボート・ヨットや安全教育など のカリキュラムを、小平町教育委員会職員でアドバンスト・インストラクターの木村輝義指導員より学びました。

これからはじまる研修に気が引き締まります!


  初日は開会式のあと、海洋センター体育館にてAEDを用いた心肺蘇生法など応急手当講習を受講しました。 参加者は救命処置の手順を何度も繰り返し確認し、 疑問点はすぐに講師へ質問するなど、危険が伴う水辺で の活動の安全確保へ向け真剣に取り組んでいました。

救命講習ではAEDを使っての救命措置を繰り返し実践。指導員には必ず必要な知識です


  その後は小平蘂川河口の艇庫へと場所を移し、最終日まで海洋性スポーツの理論・実技、ロープワークな どについて、みっちりと学びました。

 海辺の小平町としては珍しく、セーリングを行うのになかなか風に恵ま れない場面もありましたが、天気が大きく荒れることなく充実した研修を行うことができました。

カヌーの乗り方など基本もしっかり学びます


 これまで海洋性スポーツの経験がなかった参加者もいましたが、 木村指導員の実技を交えた丁寧な指導により本人も驚くほど上達、自信を得た様子でした。研修を終え、木村指導員か ら直接修了証を受け取る場面では、参加者の表情に今後への決意が感じられるようでした。

 石狩市B&G海洋センターから参加した定久武史さんは、 「今回学んだことを生かし、子どもたちが海洋性スポーツの素晴らしさに触れる機会を提供していきたい」と話してくれました。

ローボートではジュース争奪レース!?も体験


回航マークを目指してリーチング。タッキングにもジャイビングにも挑戦です
ロープワークは完璧に出来るまで繰り返し特訓!
艤装は意見を出し合い協力して行いました



◇自治体全体で支える艇庫利用

 開催地の小平町からは4名が研修に参加しました。現在、小平町では約40人の町職員がリーダーなどのB&G指導員資格を 持っています。担当職員だけでは対応できない大人数の団体利用の場合に、他部署の有資格者の数名が本来業務を免除と なり指導や安全管理を補助できる体制ができています。

 木村指導員も「団体利用の場合は監視なども含めて最低5名 は必要。夏場は学校の宿泊研修など毎日のように団体利用があり、こうした体制があるからこそ受け入れができます」 と話してくれました。広く海洋性スポーツを振興していくには、現場でのこうしたサポート体制を構築していく努力が大変重要だと感じました。

集合写真
修了証を手に記念撮影!これからの活躍を期待します!

取材:北海道ブロックB&G特派員 鷹栖町B&G海洋センター   大 内  義 崇