B&G特派員便り
香川県の小豆島ふるさと村でB&G四国ブロックマリーンスポーツ交流大会開催
〜大会1日目〜
8月8日(水)から一泊二日の日程で、B&G池田海洋クラブのホームグラウンドの香川県小豆島町の小豆島ふるさと村で「平成19年度 B&G四国ブロックマリーンスポーツ交流大会」が開かれました。
この大会は、四国内のB&G海洋センター・クラブで活動する子どもたちが、マリーンスポーツ活動を通して、交流を深めるとともに、青少年の健全育成を図ることを目的に、昨年の徳島県那賀町鷲敷についで2回目の開催です。
会場の小豆島ふるさと村のある小豆島は「オリーブの島」とも呼ばれ、瀬戸内海に浮かぶ島では淡路島に次いで2番目に大きな島です。
交流会の参加者は高松港に午前11時に集合し、1時間の船旅を楽しみながら小豆島池田港に到着しました。
参加者は高知県から選手11名指導者3名、徳島県から選手12名指導者6名、愛媛県からは選手3名指導者2名、地元香川県は選手30名指導者21名、その他保護者など102名が参加しました。
小豆島町 坂下 一朗町長による開会式の挨拶
四国四県から集まった参加者たち

OP級のヨットレース、スタートです!

こちらはカヌーレース。懸命に漕いでいます

表彰式です。カヌー6年女子 優勝の豊嶋 小夜子さん(高瀬海洋センター・右)とOPヨット優勝の青野 鷹哉くん(B&G松山海洋クラブ・左)
開講式は開閉式の屋根のあるイベント広場で行われ、主催者挨拶として臼杵正明三豊市教育長が「日頃の練習の成果を充分に発揮して競技を楽しんでください」と挨拶がありました。
B&G財団の四国ブロック担当菱木海洋センター課長の挨拶もあり、カヌースラローム競技でアトランタオリンピックに出場し、13年連続で日本代表に選ばれた、指導者養成課 持田係長が特別講師として紹介されました。
早速、海の交流会が開かれ、カヌー・OPヨットに分かれて体験試乗を行いました。後半は自分の好きな種目を選び、カヌー・ヨットに加えバナナボートにも挑戦しました。
子ども達は各種目の合間に、波静かな瀬戸内海の海水浴も楽しみ大きな歓声を上げていました。
夜の交流会はイベント広場でバーベキュー大会が開かれ、食べきれないほどのボリュームに満足し、艇庫前の広場での花火も楽しみました。
小豆島ふるさと村の各宿泊施設では、参加した子ども達の交流をさらに深め、新しい友達が出来るよう部屋割りにも工夫を凝らしていました。

子どもたちに積極的に話しかけ、アドバイスをする持田講師

初めてバナナボートに乗る子どもたちは、歓声をあげスリルを楽しんでいました

102人のバーベキューは追加のイカやホタテ貝などが出ましたが、多すぎて食べきれないほどでした!
〜大会2日目〜
2日目の9日(木)は競技会の開会式がイベント広場で行われ、坂下一朗小豆島町長の「歓迎の言葉」がありました。
9時30分からカヌー・OP級ヨットの部門に分かれ競技が行われ、カヌーは初心者の部と競技者の部に39名が、OPヨットには初心者の部に7名、上級者の部に7名が参加して熱戦を繰り広げました。
カヌーの部は、カヌーの町だけあってB&G高瀬海洋センターが3位までを独占する圧倒的な強さを見せました。
OPヨット上級者の部はB&G松山海洋クラブの小学6年生の青野選手が3レースとも1位となり、他の選手はまだまだ練習不足を感じました。初心者の部ではB&G阿南海洋センターの小学4年生の伊勢選手が優勝しました。
沖合から見た会場の小豆島ふるさと村の海岸
OP級ヨット初心者の部優勝 伊勢 英嶺奈さん(B&G阿南海洋センター)
「すごく楽しかった。友達もいっぱい出来たしよかった。もっと早く走れるように一杯練習して、また一位をとりたい」
伊勢 英嶺奈さん
OP級ヨット上級者の部優勝 青野 鷹哉くん(B&G松山海洋クラブ)
「自分の力はまあまあ出せました。今回の大会では友達が一杯出来て良かった。ご褒美の小笠原行きが楽しみです。これからも毎週練習して強くなりたい」
青野 鷹哉くん
カヌー女子の部の優勝者 豊島 小夜子さん(B&G高瀬海洋センター)
「他の学校の人と友達になり話が出来たり、トランプをして一緒に遊べました。レースもまっすぐ進むことができ、53秒16のタイムも満足しています」
豊島 小夜子さん
カヌー男子の部優勝 安藤 一輝くん(B&G高瀬海洋センター)
「気持ちよく漕げて、いつもより早く進みました。タイムが県大会より5秒くらいちぢまって49秒67は初めてのタイムでよかった。友達も20人位でき、本当に楽しかった」
安藤 一輝くん
上記4名が、来年3月の「B&G小笠原体験クルーズ」に招待される予定です。
取材:四国ブロックB&G特派員 B&G池田海洋クラブ:陶山 哲夫