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このキャンプは、日本財団の助成を受け、(財)小野田自然塾、福島県小野町・小野町教育委員会、福島県地域海洋センター連絡協議会の協力により実施したもので、「日常生活では体験できない多彩な自然活動プログラムを通じて、親と子が協力し、話し合い、“親と子の絆”を深める」ことを目的としています。
■1日目 8月3日(金)
今回のキャンプの参加者は親子8組16名。受付を済ませた後、13時から開講式が行われました。開講式では、B&G財団 大島康雄 常務理事が「青少年の健全育成には、自然体験活動の教育的効果はたいへん大きく、なくてはならないものであり、このキャンプには“五感を使って生きる”ことを学ぶカリキュラムが入っております。親子で一緒に体験し、新たな発見をしてください」と挨拶。
つぎに、(財)小野田自然塾 小野田寛郎 理事長が挨拶され、来賓としてご出席いただいた小野町 宍戸 良三 町長からもご挨拶をいただきました。
開講式後、早速プログラムを開始。はじめは親子に分かれて行いました。子どもたちがキャンプサイトの探検と名札づくりをしている間、大人たちは、小野田氏の講演を聞きました。
講演では、なぜ小野田氏がキャンプを通じて子どもたちの育成に関わろうと思うようになったのか、そのいきさつから最近の親と子、学校、社会について話をされました。特に最近の子どもたちの起こす事件については、
「学校が悪い、社会が悪いといわれているが、誰も親が悪いとは言わない。しかし、親には責任があります。自然の中で、子どもの限界に挑戦させれば、たくましい勇気のある人間に育てることができる。
その活動の中で、感動を覚え、他人の得意な面、自分の不得意な面を理解する。そして、自分の本質を見つけ出し、将来の姿をイメージできるようになる。子どものうちにいろいろな体験をさせないと、将来何をやりたいか見つけることができないのです」と、家庭と自然教育の重要性を指摘。
参加者のみなさんは、ルバング島での生活と、20年以上にわたるキャンプを通じた青少年育成活動での経験を基に熱く語る小野田氏の講演に真剣に聞き入っていました。
講演の後は、みんなで力を合わせ、テント設営。力のある大人は、骨組みの組み立てやシートかけを、子どもたちは、ペグの本数確認とペグ打ちを担当。キャンプ中の“家”となるテントサイトをつくりました。
枝を切って薪にします。ご飯が炊き上がったら、飯ごうの底を葉でゴシゴシ。汚れがとれるんです。 サンドイッチをパクリ!おにぎりも自分で
朝食後は、ロープワークとのこぎり、ナタを駆使して、竹のいすづくりです。夏休みの宿題になったかな?
一家ごとに、立派ないすが完成!
■3日目 8月5日(日)
この日は最終日、プログラムはテント撤収と掃除を残すのみです。最終日の朝食はできるだけ、短時間で、できるだけ洗物を出さず、そしてやっぱりおいしいものをつくらなければなりません。
ということで、牛乳パックを使ったホットドックをつくりました。つくり方はとっても簡単。パンをアルミホイルで包み、牛乳パックの中にいれ、火をつけるだけ。牛乳パックにあるロウが程よい火加減となり、熱々のホットドックの完成です。
参加者から
保護者の方
“私も子どももやればできる、気がのらなくても皆で協力すること、独りでは何も完成、到達しにくいことなどたくさんのことを教わりました。仲間が困っているとき、「手伝いますか」と声をかける勇気を出す力をもらうこともできました。”
“親として、子に教えるところ、見守るところ、そして、見せるところの区別を意識して子育てをしていきたいと思いました。今までどうしても先に教えてしまったり、やってあげてしまったりしていました。本人の感じたり、考えたりするところをうまく伸ばしてあげられたらと思います。”
子どもたち
“キャンプで見たお父さんは、がんばって料理に取り組んでいました。きっとお母さんの気持ちがよく分かったと思います。しかし家でのお父さんは、ゴロゴロしてばかりで料理なんかしているところは、1回も見たことはありません。また今回のことを思い出して料理を手伝ってもらえればなぁと思います。”
“また、外での料理や小野田さんの話をもっと聞きたいです。もっともっと友達を増やして、いろいろなところから来た子と友達になりたいです。”
などの感想が数多く聞かれました。
Special Thanks!