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B&G特派員便り:北海道最長の川を下る!
〜空知管内の石狩川で117名が川下り〜

 7月14日(土)15日(日)の2日間にわたり、「第12回石狩川下覧櫂(くだらんかい)川下り」(主催:石狩川下覧櫂・後援:B&G砂川海洋クラブ)が、空知管内の石狩川を舞台に開催されました。

 これは川下りを通して交流を深めながら、今後の石狩川のあるべき姿を考えようというイベント。参加者は深川市から月形町までの空知管内10市町村、総行程約65kmを下ります。


 当日は全道各地から総勢117名が参加。例年より参加者の数は少ないながらも、小学生から地元企業、カヌー愛好者と多彩な顔ぶれが集まり、各自で用意したカヌー、手作りのイカダなどに乗り込み初夏の石狩川へと漕ぎ出していきました。

 今年は雨の少ない北海道。例年より水位が30〜40cm少なく、流れもない川の状態に悪戦苦闘するも、ほとんどの参加者が1日目のゴールである砂川遊水地に無事到着。さすがに疲れの色も見えましたが、道中見守った役員からのねぎらいの言葉に、手を挙げて笑顔で応えながらゴールしていました。

 事務局を務める小林さんは、「現場の声を河川行政に届けたいという思いから、実際に川をくだってみようかと始めたイベント。運営もボランティア主体で年々大変だけど、でも楽しくてやっている。過去には震災で倒れた自宅の廃材でイカダを作り、神戸から“元気です”とメッセージを伝えに来てくれた参加者もいて、あれは盛り上がったなぁ」と話してくれました。
記念撮影 スタート前にみんなで記念撮影!

スタート パドルを使い、次々と漕ぎ出して行く参加者


乗り上げたイカダを救出する一面も 水深が浅く乗り上げてしまうイカダも…
ほっと一息 休憩地点到着で笑顔
笑顔 役員からの冗談交じりの応援に笑顔で応える参加者




砂川では「ヨット・カヌー試乗会」を開催

 ゴール地点でもある砂川遊水地では、砂川ヨット・カヌー協会とB&G砂川海洋クラブ共催で、ヨット・カヌー試乗会を実施。川下り参加者もゴール後にヨット試乗を楽しむなど好評でした。

 「内陸部の砂川ではヨットに乗る機会も限られているので、乗った方には楽しんでもらっています」と、海洋センター担当の小島さん。はじめて乗ったという地元の小学生は、「水がかかったよー」「楽しかったーもう1回乗せてー」とおおはしゃぎな様子でした。
楽しかった! 元気いっぱいの3人組は、試乗終了後も「まだ乗りた〜い」とおねだりしてま した

ゴール 無事にゴール!両手を挙げて喜びます
試乗会の様子 ヨット試乗会の様子
やや強めの風を受けながら約100haの遊水地を走ります



取材:北海道ブロックB&G特派員 鷹栖町B&G海洋センター:大内 義崇