新しい海洋クラブがB&Gの仲間に加わりました
B&G財団では、「マリンスポーツ」に親しんでいただくためのクラブ組織“B&G海洋クラブ”の結成を呼びかけています。
今回、新たに発足した海洋クラブは3カ所。これで山梨県を除く全国46都道府県で、295カ所の海洋クラブが登録されました。
今シーズンから海洋クラブとして活動を開始する皆さんに、「今後の抱負」をお伺いしました。
「海に目を向ける活動を!」
B&G YASU海洋クラブ(高知県)
B&G YASU海洋クラブは土佐湾の一番奥、高知県香南市夜須町にあります。
海に面したこの地域では、夏になると子供たちが、漁港ではしけに乗って遊び、海水浴場に通いつめて真っ黒になります。
「彼らにもっと海の魅力を知ってもらいたい!」その思いから、私たちのクラブができました。2004年にNPO法人YASU海の駅クラブを設立し活動をはじめましたが、全国のクラブと交流して活動の充実を図るため、B&G海洋クラブへ申請しました。
クラブでは、スノーケリング、カヤック、カナディアンカヌー、セーリングなどを通して、地域の自然に目を向け親しむ活動を続けていきます。
その活動を通して、子供たちが、自然の力を知り、仲間と協力することの大切さを学んで行くことを願っています。
B&G YASU海洋クラブ
代表 丸岡 克典さん
「和歌山の海のすばらしさを伝えたい!」
B&G和歌浦海洋クラブ
(和歌山県)
B&G和歌浦海洋クラブは、「みんなで海を楽しもう」をコンセプトに、家族で参加できるクラブです。
ヨットを通して人とのつながり、自然の大切さ・偉大さを
学び、自分たちでハーバーを掃除するなどして、
環境を大切にする心を育てています。
練習拠点となる和歌山セーリングセンターは、日本のナショナルトレーニングセンターに内定し
世界を目指して活動している国内トップクラスの選手がたくさん練習しており、
同じ海で練習している子供達も、
夢や希望を大きくふくらませています。
B&G財団から配備いただく日本初上陸の小型ヨットOPPIを使って、和歌浦の海から
ヨットの楽しさを発信していきたいと思っています。
B&G和歌浦海洋クラブ
代表 谷 好訓さん
「海を通して、島の自然や文化・歴史に興味をもとう!」
B&G三宅島海洋クラブ
(東京都)
「コバルト色に澄んだ海、まっ青な空に白い雲、遠くに緑深い森。」
こんな景色のなか、カヌーで海にこぎ出てみました。陸から見る景色とはまったく違う世界が目の前に広がります。聞こえるのは風の音と、カヌーにあたる波しぶきの音だけです。カヌーの下を大きな魚が横切って行きます。珊瑚や岩かげにはコバルトスズメの群れが青く輝いています。
地元の方々に協力いただきながら、中学校の授業でこんな体験学習をしていますが、学校だけではもったいない話です。「広く島民の方々や島外の人たちにも体験してもらいたい。」そんな願いから、「B&G三宅島海洋クラブ」を設立しました。
活動の主な内容は、「カヌー、ヨット、シュノーケリング」です。
カヌーやヨットが上手になることだけが目的ではなく、その体験を通じて三宅島の自然や文化・歴史を感じ取れるような活動をしたいと思っています。

B&G三宅島海洋クラブ
代表 冨田 広さん

三宅島の綺麗な海でカヌーを満喫