ご存知のように昨年の世相を反映する漢字は「命」となりました。新しい命の誕生という誠に喜ばしい話題が多い年でありました反面、いじめにより子どもたちが自ら命を絶つという大変痛ましい事件が相次ぎました。Ｂ＆Ｇ財団では、昭和48年の設立以来、青少年の心身の育成を目的に、各種体験活動などを実施しており、あらためて当財団の役割の重要性に身が引き締まる思いがいたします。　　

　一方、財団では平成の大合併がひと段落した昨年、新しく海洋センターの所在地となった市や町が数多く誕生したことから、海洋センターを有する自治体の首長等が集う「第2回Ｂ＆Ｇ全国サミット」を開催し、約450名の皆様にご参加いただきました。
Ｂ＆Ｇ海洋センターの所在市町村は、市町村合併により480箇所から401箇所となりました。しかし、市は51が206に、海洋センター所在人口は750万人から約3倍の2，300万人となり、地域住民の皆様が海洋センターを利用する機会も大幅に増加しました。Ｂ＆Ｇ海洋センターが“幼児から高齢者までの健康づくり”の拠点として、さらに多くの皆様に活用され、地域の活性化にますます貢献されますことを願っております。

　また、昨年11月には、念願でありました全国10箇所全てのブロックに、“Ｂ＆Ｇブロック連絡協議会”が設立され、今年は、全国各地でブロック単位のスポーツ大会や交流大会の開催が予定されております。今後、県を越えた広域的事業推進の核として、このブロック連絡協議会が、大いに活躍されますことを期待しているところでございます。

　 2007年もＢ＆Ｇ財団では「海と緑のふれあい　スポーツ・健康・人づくり」をスローガンに、幼児から青少年、高齢者までの“こころとからだ”の健康づくり、さらには親子をキーワードとした新たな諸事業に向け、役職員一同、志を新たに推進してまいります。
どうか本年も、当財団へ引き続きご支援、ご協力を賜わりますようお願い申しあげますとともに、皆様が実り多き年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。