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9月7日(木)、茨城県常陸太田市水府B&G海洋センターにて、「転倒・寝たきり予防プログラム」(以下「転プロ」)の指導者養成研修会が、茨城県連絡協議会(以下「連協」)主催で行われました。この研修会は、平成15年度から転プロを導入している小美玉市小川B&G海洋センターのノウハウを、連協全体で学ぶことを目的に実施されました。
当日は、常陸太田市の教育委員会職員や、同県内の地域海洋センター職員合わせて20名が参加。また、常陸太田市内の老人会から31名のシニアモニターも参加し、プログラムを実際に体験しました。
今回の研修会では、小川B&G海洋センターの藤本 芳一氏と、B&G財団 事業部指導者養成課 係長 栗山 剛が講師を担当し、「転倒予防の必要性」や「安全対策」についての講義、「室内運動プログラム」や「健脚度測定」の実技を行いました。
今回講師を務めた藤本さんは、「初めての試みで緊張しましたが、栗山さんや参加者の皆さんの協力の下、実習を進めることができました。『転プロ』を実施する上でも、指導員や保健師など、プログラムに携わる多くの人々が連携し、協力しあうことが大切です」と語りました。
参加者からは、「実技が非常に楽しそうで良かった」「安全管理について、気をつけるべきところがわかった」「自分のペースで慌てずゆっくり行うように、しっかりと伝える事が大事だと感じた」などの意見があがり、現場での理解が深まったようです。
会場となった常陸太田市水府B&G海洋センターの中村 鎮カさんは、「指導者・参加者ともに楽しいプログラムで、見学だけと見に来ていた人も、最後は一緒になって楽しんでいました。この楽しさの質を落とさず、みなさんと協力しながら、当センターで実施できれば良いなと考えています」と力強く語りました。
B&G財団では、高齢者問題への取り組みとして、高齢者「転倒・寝たきり予防プログラム」(日本財団助成事業)の全国的普及を目指しています。
このプログラムは、身体教育医学研究所(運営委員長:武藤芳照 東京大学大学院教授)を中心とする研究グループが開発した「健脚度測定」を活用。医学的な裏付けを基に、「転倒によって寝たきりになる時期を少しでも遅らせるための新しい運動プログラム」です。
この研修を機に、モデルセンターである小川B&G海洋センターを軸に、茨城県内の各地域海洋センターへの更なる普及が期待されます。