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台風、地震、大災害に備え
  「親子サバイバルキャンプIN奄美大島」が開催!


  1月15日(土)から16日(日)の1泊2日、『親子サバイバルキャンプIN奄美大島』が笠利町(鹿児島県奄美大島)の佐仁小学校で行われました。参加したのは、地元の小学生10人とその保護者9人の計19人。大型台風で電気やガスが寸断されたと想定した中で、避難生活を疑似体験しました。参加者は、仲間同士が知恵を出し合い、協力することの大切さや災害時のサバイバル術を習得し、災害への心構えを新たにしました。

 このサバイバルキャンプの目的は、近年、日本国内で数多く発生している自然災害時に適応できる知識を得るために、避難生活を再現し、いざという時のノウハウを身に付けようとするもの。今年度は、石川県七尾市に続き2回目の実施となり、今後、千葉県岬町、兵庫県上郡町、広島県蒲刈町で開催される予定です。

おそろいの帽子をかぶって記念撮影

「こんな大きな大根採れたよ!」

 キャンプ活動は、食材確保から開始!参加者は、川うなぎ、手長エビを捕るA班と野菜採取のB班に分かれて自ら食材を調達しました。
  開催場所の佐仁は、「奄美の北海道」という異名があり、奄美大島の中でも非常に風が強く寒い場所でしたが、寒さに耐え合計8箇所の川うなぎのワナをチェックするなど、各班決められた食材を集めるために一生懸命でした。
 食料調達後は、避難場所にかまどを作った後、裏山へと枯葉を集めに行きました。その後、自分達で魚をさばくなどし、料理が完成!みんなで苦労し、準備したので、その美味しさは格別でした。
 食後は、ロープワークを学んだり、突然の避難訓練をするなど、災害時の避難や救助をより意識したプログラムが行われました。

  2日目は、6時10分起床!昨晩の避難訓練の為か、子ども達は朝までぐっすり休んでいました。
 朝のつどい後、炊飯袋を使用しての混ぜご飯をつくりました。おかずは、昨晩の豚汁。子どもも大人も豚汁をおかわりし、不自由な生活での食事の温かさを実感していました。
 朝食後は、笠利消防署の消防士の方から応急処置法や消火器の使い方などを学びました。参加者は、三角巾の扱い方や様々な巻き方を覚えようと真剣でした。
 最後に、閉講式が行われ、参加した児童から「はじめは面倒くさかった。でも、とっても大きな災害が合ってもあわてず、みんなで協力して、ごはんを作ったりできるようになって、とてもためになった」などの感想が発表され、キャンプは幕を閉じました。
 

朝食は、災害用炊飯袋を利用した混ぜご飯
■キャンプ日程表
1/15(金)【1日目】 1/16(土)【2日目】
13:00  集合 開校式 6:10  起床
13:30  食材確保
A班:川うなぎ、手長エビ捕り
B班:野菜、サネンの葉採取
6:30 朝の集い
7:00  朝食作り/炊飯袋による炊き込みご飯、豚汁
15:00 かまど作り、枯れ枝収集 8:00  朝食、片付け
16:00 魚さばき(あじ) 9:30 救急法の講習(消火訓練、応急手当)
16:30 夕食づくり
飯盒炊飯、豚汁作り
アミで魚、鉄板で手長エビを焼く
11:30  閉校式(あいさつ、感想発表)
12:00 解散
18:00 夕食、片付け 13:00

保護者による反省会(おやじの会)

19:30 ロープワーク、ノットボード作り  
21:40  1日の反省、就寝準備
22:00 就寝
23:30 夜間避難訓練
キャンプ中の大人たちは、「手を離して目を離すな」を合言葉にし、ほとんどの活動で子ども達が中心となりました。
■活動風景
1月15日(金)
◆食材確保
   
食材も自分達で調達!
川うなぎのワナを見に行くと、なんと1m20cmもの巨大うなぎが!その大きさに、みんなびっくり。
  うなぎ捕りへの途中、さとうきび畑を発見。おもむろにかじり始めるのは、さすが奄美っこ!   近くの菜園で、タンカン(みかんの一種)を調達

◆夕食づくり
   
自分達でかまどを作り、裏山で拾ってきた枯葉を燃やします。   夕飯のアジも子どもたちがさばきます。お手本を真似て、がんばるぞ〜。   自分達で作ったご飯は最高においしい〜。

◆ロープワーク・反省会
何かと役に立つロープワークを習得
「むずかし〜」
一日の反省。新潟や台風で被災した方々の大変さを思う感想も聞かれました。

◆就寝・避難訓練
寝床は、体育館にマットを敷きました。
「寝袋ってどうやって使うの〜?」
夜中の避難訓練は子どもたちには秘密にしておきました。「まだ眠いよ〜・・・」

1月16日(土)
◆消防訓練
   
  消防署指導のもと、消火訓練。火災は初期消火が大切です。   笠利消防署の消防士さんに三角巾を使った応急処置法を教わりました。

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