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全国480ヶ所のB&G海洋センター最後の無償譲渡式 ~鶴来町B&G海洋センター(石川県)~

 11月29日(月)、全国のB&G海洋センター最後の無償譲渡式が「B&G財団鶴来海洋センター」で行われました。記念すべき480ヶ所目の譲渡となった式典には、これまで海洋センターの施設整備費として約1,200億円もの拠出金をいただいた競艇関係者を代表し(社)全国モーターボート競走会連合会の蔭山会長・同宮地理事長のご出席をいただきました。
 B&G財団からは梶田会長、B&G全国市長会議菊谷会長、石川県内の海洋センター並びに海洋クラブの代表が出席、鶴来町の関係者を含め約60人が無償譲渡を祝福いたしました。式後は、日本エアロビック連盟による記念アトラクションも行われました。
 また、地元に密着した施設が無償譲渡される話題にマスコミも注目。
NHKをはじめテレビ局4社、新聞4紙が取材に訪れ、テレビニュース・新聞報道で広く周知されました。
譲渡証を手にする鶴来町長(右)とB&G財団梶田会長
“クレイン(鶴)プール”の愛称で親しまれる「B&G鶴来海洋センター」

 昭和52年から青少年の健全育成や地域住民の健康増進を目的に全国に建設された「B&G海洋センター」は、石川県鶴来町を最後に480ヶ所全てが地方自治体への無償譲渡を完了いたしました。
 最後の無償譲渡となった「B&G財団鶴来海洋センター」は平成13年7月にオープンした「屋内温水プール」、隣接施設には総合文化会館、テニスコート、グラウンドゴルフ場などが整備されています。町では海洋センターを含めこの総合型施設を“クレイン”(鶴)と命名し、町民のスポーツと文化の拠点として活用されています。
鶴来町B&G海洋センター外観
挨拶する B&G財団 梶田功 会長

「B&G財団は、昭和52年からこれまでに2,200件を超える自治体からの申請をもとに、全国480の市町村に地域海洋センターを建設。その財源には、競艇関係者の
全面的な支援により、貴重な収益金1200億円を用いた。平成13年に竣工した鶴来海洋センターは、町民をあげての強い要望により、屋内温水プールを建設。竣工後は各種教室や大会を積極的に開催され、全国444ヶ所にある海洋センタープール施設において、全国10位の利用実績を残している。譲渡が終わっても当財団や全国の海洋センターとのネットワークを築きながら、"スポーツ・健康・人づくり"を目標とするB&Gプランをさらに推進していただきたい。」

来賓挨拶をする (社)全国モーターボート競走会連合会 蔭山幸夫 会長

「競艇業界生みの親で、育ての親でもある笹川良一会長は、『この日本は経済で栄え、魂で滅びる』と日本の行く末を常に心配し、運動不足による子どもたちの体力低下と心の荒廃を大変憂いた。今日、学校教育でも道徳教育の大切さが叫ばれるようになったが、笹川会長は30年前から、知育・体育ともに"徳育”の重要性を指摘していた。 
 そうした中、昭和48年に"モーターボート競走法制定20周年"を記念して、青少年の心身の健全育成を図るため、競艇業界をあげてB&G財団を設立。当時の社会体育先進地の西ドイツのゴールデンプランを参考とし、「B&Gプラン」をスタートさせた。
 この鶴来海洋センターの無償譲渡をもって、全国の海洋センター全てが名実ともに自治体のものとなり「B&Gプラン」推進の土台が完成した。今後とも、町民のための施設として末永く有効に活用いただきたい。」

来賓挨拶をする「B&G全国市長会議」会長・北海道砂川市 菊谷勝利 市長

「本日の鶴来海洋センターの無償譲渡式にあたり、全国の地域海洋センターを代表して、心からお祝い申しあげる。
 我が国は今、少子・高齢化対策が大きな課題となっているが、B&G財団が新たに推進する"ソフト事業"は、幼児から高齢者までを対象に、社会体育や保健・福祉、学校教育とも連携したもので、まさに地方自治体が求めている事業そのものである。
 本日、すべての海洋センターが無償譲渡されたが、地方自治体の財政は従来にも増して大変厳しい状況にある。今後とも地域海洋センターに対し、B&G財団と競艇関係者のご支援・協力を改めてお願いする。」

※「B&G全国市長会議」:海洋センターを有する全国50ヶ所の市(平成14年度時点)の市長で結成。財団と自治体との連携、事業の方向性などを大所高所から見て、広く意見交換などを実施する。

謝辞を述べる鶴来町 車 幸治町長 

「鶴来町民が長く待ち望んでいた「B&G財団鶴来海洋センター」は、平成13年の竣工以来、20万人以上の利用者が訪れ、健康づくりや体力づくり、並びに豊かな人間性づくりの拠点となっている。
 このような立派な施設を無償譲渡いただけるのも、ひとえに競艇関係者をはじめ関係各位のご尽力によるもので、鶴来町を代表して心から感謝を申し上げる。
  当海洋センターでおこなう水泳教室には毎回募集定員を超える応募をいただき、その受講者は12,000人を超えるなど、高い人気を誇っている。
 譲渡いただいた海洋センターは、今後も各種水泳教室やB&G財団事業への参加等を通じて多くの人に水に親しんでもらい、健全な青少年の育成から高齢者の健康増進まで幅広く有効に活用させていただきたい。」

譲渡式後 行われたアクアエアロビックデモンストレーション。無償譲渡おめでう!の文字には拍手がわきおこりました

地元住民の方が参加したアクアエアロビック体験会 水泳教室は大人気で定員の2倍の応募があるそうです
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