今回、非常に貴重な体験をさせていただきましてありがとうございます。
自分から志願しての参加でしたが、当初考えていたよりも、はるかに過酷なレースでした。
過去11回と比べても、最悪のコンディションであり、時折の風雨と大きなうねりの中、なんとか32kmを漕破しゴールできた時は、大きな達成感はありましたが、「やれやれやっと終わったか」というのが、正直な感想でした。
最後のチェックポイントからゴールまでの距離と時間は永遠に感じられ、肉体的にも疲労困憊で、少しでも気を抜くと沈をする恐怖から、死に物狂いで操船しておりましたが、パドリングというよりも、ひたすらバランスをとることで精一杯でした。
ゴール直前、自分の前を走っていた艇が、沈をするのを目の当たりにした時は、ビビリまくりましたが、「自分は二の舞になってたまるか」と、自分に激を入れてゴールになんとかなだれこみました。
結果は72位と決して良い結果ではありませんが、荒れる海の上を32kmクリアしたことは大きな自信につながったと思います。
大会の全体の雰囲気は、まさにお祭りで、非常に盛り上がっており、天候が良ければ、もっと観客は集まったはずで、惜しまれました。カヌーが300艇余りも出廷している様は、圧巻でした。
大会は、ボランティアの方で運営されており、町全体でイベントを成功させようという意気込みが全体を通して感じられ、とても良い雰囲気の大会でした。
もしまた自分が出場できる機会があれば今度は、もっとトレーニングを積み、少しでも装備を充実させて、上位に入れるようにがんばりたいと思います。
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