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各種事業/2002年・2003年活動記録

「水辺の活動推進セミナー」開催(新潟県能生町)
小学校の先生ら14人がカヌーやヨット実技に挑戦

 5月29日(土)、新潟県能生町で「水辺の活動推進セミナー」(日本財団助成事業)が開催され、小学校の先生や体育指導委員など14人が参加しました。心配された雨もやみ時おり晴れ間も覗かせる中、カヌー・ヨットの実技ほか、同町周辺の自然、生息する魚についての講義など、いつもは教える側の参加者も、この日は生徒となり必死に学んでいました。

 

さすが漁業の町。地の魚の話題では我先にと発言する姿も


 午前中は、“水辺の活動”の意義、教育的効果をはじめ、活動を行う際の安全管理として、水面状況を把握することの必要性、ライフジャケットの有効性などのほか、「自然と環境」の講義が行われました。

 「自然と環境」の時間では、「山の森づくり、海の森づくり」と題し、新潟県水産改良普及指導員の本間智晴氏の講義が行われました。「魚にとって森は大切な働きをしています。森は海にミネラルを供給し海藻やプランクトンを増やし、魚の栄養分となります。このように、海藻の群落である“藻場”は、海の森ともいわれ、山の森と深く関わっているのです。近年、漁業関係者の方が山に木を植える運動を展開しています。」と、漁業関係者が実際に植林している写真や、“藻場”が減少してきている新潟県の海中写真などを交えながら講義しました。
 また、糸西地区(能生町周辺)でとれる魚について、写真を交えながらの講義が始まると、「これは塩焼きがうまいんだ」「このへんじゃあ“ドロエビ”って言うね」など、さすがは漁業の町。地の魚の話題では、我先にと発言が飛び交いました。



地の魚の話題に夢中


初体験の人も経験者も一緒になって楽しみました

 午後からは、カヌー・ヨットなどの実技に挑戦。水温は低いものの、海水浴場でもあり、水の透明度、波の穏やかさは、最高のコンディションでした。

 カヌーでは、近くにある「弁天岩」までのツーリングにも挑戦。初めてカヌーに乗る参加者は、まっすぐ進まないカヌーに四苦八苦。まっすぐ進むため、浮輪を引っ張りながらのツーリングとなりました。「弁天岩」の裏側は外海に面しており、予想以上にうねりが強く、残念ながら断念することとなりましたが、岩に近づいたり、藻場の上を通ったりと、カヌーならではの魅力を堪能していました。

 

なかなかカメラの前に来てくれませんでした

「子どもたちの前にまず私が!」

 参加した小学校の先生からは「貴重な体験でした。カヌーは予想をはるかに越え難しかった。私の勤める小学校では、既に“総合的な学習の時間”で水辺活動を取り入れており、今年も導入する予定なので、子どもたちの前にまずは教師である私が、と思い参加しました。能生町は、海あり山ありで自然がとても豊富です。あらためてこの自然を活用し、子どもたちにも体験させたいと思いました」と話してくれました。



「まず私が!」木浦小学校の罍先生


みんさんメモを取りながら真剣に講義を受けました

陸上でヨットのシミュレーション


乗艇できなければカヌーは漕げません


ツーリングの途中にちょっと一休み

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