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「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」海洋クラブ関係者会議開催

 1月9日(金)・10日(土)、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」海洋クラブ関係者会議が、B&G財団会議室で行われました。この会議は、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」の理解を深めるほか、海洋クラブ間の情報の共有と交流を目的に開催。全国にある293のB&G海洋クラブ中、同プログラム一日体験会を実施した5クラブと活動が活発な6クラブの合計11海洋クラブの代表者など11人が参加しました。
 初日は、「同プログラム」の事業説明や海洋塾理事西村一宏氏によるニュージランドのウォーターワイズについての講話などを実施。2日目は、海洋クラブの事例紹介や情報交換会などが行われ、少子化によるクラブ員の減少など、今後のクラブ活動の活性化に向けた様々な意見交換が行われました。
 参加した碧南海洋クラブ(愛知県)代表の杉浦さんは、「各クラブの活動状況を聞いて大変刺激を受けた。本来のクラブ活動の原点に戻って、活動範囲を広げていきたいと思う。」と話し、今後の活動に意欲を見せていました。

「青少年の健全育成を目指し、この新しいプログラムを活用していただきたい。 」と広渡専務理事の挨拶。
NPO法人海洋塾理事の西村一宏さん 『 まず、enjoy!!子どもたちをほめて教えることが大切です。』  

 NPO法人 海洋塾理事の西村一宏さんから、『ニュージランドについて』の講話をしていただきました。西村さんは、子どもの頃から水に親しみ、小学5年生の時に海のプロになろうと決意。東京商船大学のヨット部に所属し、卒業後さまざまなヨットレースに参加。ヨット先進国であるニュージランドに惹かれ、現在1年の1/3はニュージランドで過ごす日々だそうです。
 「日本とニュージランドのヨットの係わり方の違い」について、国の成り立ちや歴史の違いから分析した西村氏の理論に、出席者は、大きくうなずきながら聞き入っていました。
  また、ニュージランドのウォーターワイズについては、「子どもが大人になれば、同じように子どもに教えるという長い鎖の上になりたっている。また、ウォーターワイズの指導員は難しい試験をパスし、ボランティアとして誇りを持って活動している。」と、そのプログラムについて実体験を交えて話されました。

『5時間遠泳大会に感銘を受けました!!』

 10日(土)は、小樽海洋クラブ(北海道)の水泳合宿や御前崎海洋クラブ(静岡県)の昆布づくり、津屋崎海洋クラブ(福岡県)の学校成果授業への導入事例やボランティア育成など、各海洋クラブの特色のある事業が発表
されました。
 新潟海洋クラブの『5時間遠泳大会』はある海難事故をきっかけに、プールだけでなく海でもしっかり泳がなければ意味がないと、代表の三沢さんが考案したもので29年前から毎年実施。今年度は、幼稚園年長児から中学生まで約30人が参加し、7人が見事完泳を果たしました。その発想や行動力に、伊丹海洋クラブ(兵庫県)の宮武さんは、「感銘を受けました」と感想を話していました。
 

 今回初開催となった海洋クラブ会議に、参加者の皆さんからは、「得るものが多かった」との声も聞かれる反面、「もっと様々な事例が知りたい」「他の海洋クラブとの意見交換をしたい」など、多数の要望も出されました。財団では、今後、こうした意見・要望を取り入れ、海洋クラブの皆さんに少しでも役立つ会議にしていきたいと考えています。

 

事例発表をする小樽海洋クラブ代表 平野井さん
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