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今年4月、急逝された故熊代 健B&G財団会長の葬儀の際、皆様から頂いた心温まるご厚志の一部を、故人の遺志により財団法人笹川記念保健協力財団へ寄付されましたことは、既に本サイトでもご紹介させていただいております。
この度同財団から、寄付金120万円の用途に係わる連絡がありましたのでその骨子をご紹介させていただきます。
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広東省のハンセン病定着村の植樹計画に100万円
広東省は中国全土でも最もハンセン病回復者が多く住む省の1つです。その人々の経済的自立の道を開くため、ユーカリの木を栽培、育った木を紙や家具の原材料とし販売していく計画をたてました。栽培から販売までは4年間、収入は約250万円が見込まれており、収入の40%を植樹に携わった人々に分配、残りを村の医療や生活状況向上のためなどに活用されます。この計画に必要な金額が100万円となります。
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インドのハンセン病者の小規模事業立ち上げ基金に20万円
インドのハンセン病回復者やその家族が自立するための資金を援助する基金として20万円が役立てられます。
資金援助例(1):33歳女性。両親はハンセン病回復者、1万ルピー(約25,000円)の融資を受け、自宅に美容室を開業。
資金援助例(2):21歳男性。障害の重い母親に代わり、家事一般を行うが収入が無い。5,000ルピー(約12,500円)の融資を受け、わらを編んで売る商売を開始。
以上のように、故熊代会長の遺志と皆様の暖かいご厚志により、ハンセン病障害者や回復者の自立のお手伝いをするという具体的な形になりました。上記の支援活動が実を結び成果をあげることを皆さんも応援してください。
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