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 B&G財団では、子供からお年寄りまでみんなが安全かつ手軽にマリンスポーツを楽しめるよう、その企画・運営・指導を行う各地域海洋センターの指導者(育成士)を養成しています。
 平成10年度「第39期B&Gセンター育成士養成研修」が、9月18日〜11月6日までの50日間、今年7月にオープンしたばかりの沖縄県北部「マリンピアザオキナワ」で、行われました。
 北は北海道から南は沖縄まで、19歳から46歳の34名がマリンスポーツの指導者として新たに誕生しました。

         

 研修内容は、海洋性スポーツ・プール安全管理、水泳・ヨット・カヌー理論等の講義と、カッターカヌーディンギー、四級小型船舶免許の取得、指導実習などの海洋実技で構成され、特に緊急時の対応として、サーフライフセービング蘇生法の講義や実技も網羅されており、合計330時間にわたる大変内容の濃い研修になりました。
 「全国の人と知り合い一日一日たくさんの知識、技術をみんなで一緒に学ぶことができて良かった。みんなと一緒に学んだことを忘れず、多くの子供たちに知識、技術を教えていきたい。」と佐賀県江北町から参加した百武光司さん。
 研修を終了した育成士の皆さんには、今回培った経験で多くの方々に海洋性スポーツの醍醐味を伝えるよう期待されています。

履修科目及び内容

〈 学 科 〉
センターに関する諸規則・規程
センター管理・運営(海上安全管理・プール安全管理)
スポーツ指導の基礎理論
(気象・海象学・ヨット理論・カヌー理論・水泳理論・蘇生法)

〈 実 技 〉
海洋スポーツ・レクリエーション
(ヨット・カヌー・カッター・水泳・水上スキー・レーシングカヌー・セールボード・マリンジェット)
陸上スポーツ・レクリエーション(キックベースボール)

〈 実 習 〉
スポーツ指導(海洋スポーツ指導実習)
体力テスト
FRP修理実習


                                     
  ★研修風景
 緊張ぎみの研修生  50日間、寝食を共にする34名。
 集団行動の基本を学びます。
 手始めはOPヨットから

 ディンギーにも多くの種類があり、 指導者養成研修では、まずOP(オプティミスト・ディンギー)を使いセーリングの基礎を学びます。
 初めてのヨット  OPヨットレース

 ヨットを初めて操縦し、風と一体になって自然の力だけで進む素晴らしさを実感しました。

田中康一  20才(長崎県)

 研修の成果はレースで確認します。
 ・シーホッパーでステップアップ    白熱するシーホッパーレース@

 今度はOPからシーホッパーに乗り換え、セーリング技術を高めていきます。

 いつもは中の良い研修生もこのときは良きライバル。
 白熱するシーホッパーレースA  国際420級ディンギー
 今まで学んできたセーリング技術はこのレースで遺憾なく発揮されます。    420ディンギーは、OPやシーホッパーとは異なり、二人で(スキッパー・クルー)操船するヨットです。
 ここではスピンネーカーをはじめ高度な技術の習得を目指します。
 カヌー@  カヌーA
 カヌーには多くの種類があります。
 指導者養成研修では、まずカヌーの基礎として、写真のような「シングルカヌー」(スラローム艇)を使用しカヌーのテクニックを学んでいきます。

 沖縄の美しい珊瑚を堪能しながらカヌーツーリング

 簡単そうに見えますが、自由自在に進むようになるにはかなり練習が必要です。
 カッター漕艇練習@  カッター漕艇練習@
 530セーリングカッターで漕艇練習。

 ちょっと一息。練習水域は沖縄海洋博記念公園の近くです。
 サバニ漕艇練習@
       
 沖縄の伝統の手漕ぎ船「サバニ」にも挑戦。「サバニ」は爬竜船(ハーリー)の流れをくむ船で、現在でも漁に使われています。  サバニ漕艇練習A
      
 「サバニ」ではオール(櫂)のことを「エーク」と呼び、「ヘンサー・ヘンサー」と掛け声を合わせて漕ぎます。「ヘンサー」とは沖縄の方言で「鷹」を意味し、「鷹が羽ばたくように、きれいに皆で漕ぎ出そう」との思いがこめられているそうです。
 蘇生法  JK-1に挑戦

 もしもの時の救急法は大切な研修の一つ。人の命を救うためには、日頃からの訓練が必要だと思いました。

児玉徹 21才(岐阜県)

 NEW  レーシングカヌーの入門艇、「JK-1」にも挑戦します。スラローム艇とはだいぶ勝手が違うため、最初は戸惑いました。
 プールライフガード  チューブレスキュー  サーフライフセービング チューブレスキュー

 NEW  マリンスポーツの指導者にとってまず大切なことは「安全管理」です。プールライフガードでは、主にプール等の人工水泳場での管理・監視・救助法を学びました。

 NEW  サーフライフセービングでは主にオープンウォーターでの救助法を学びました。
 サーフライフセービング ボードレスキュー  ウエイクボードにも挑戦

 NEW  海やプールで命を落としたり、行方不明になる人は年間約1、300〜1、400人にものぼります。
 水難事故をなくす。これもマリンスポーツ指導者としての願いです。

 NEW  今、人気上昇中のニューマリンスポーツ、ウエイクボード。ヨットとは一味違った爽快感があります。
 シーマン誕生
                  
 NEW  この日は実技最終日。真っ赤に燃える夕焼けの中、たくましく育った34名のシーマンは、ここまで鍛えてくれた海に感謝する。

新しい指導者ここに誕生
  
 NEW  50日間の研修を終え、新たに34名の指導者が生まれました。
 「自分の人生の貴重な糧となる50日間でした。沖縄の海よありがとう。海のスケールの大きさをマリンスポーツを通して伝えていきたい。」と山本睦(香川県内海町)さん。
 みなさんこれからもがんばってください。

 ご覧いただきました各種マリンスポーツは、財団直営ホテル「マリンピアザ・オキナワ」でお楽しみいただけます。

スケジュール表
研修スケジュール
スケジュール表
                                     

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