特集 東日本大震災から7年 新たに2自治体の海洋センターが再建へ!着実な復興支援

新たに2自治体の海洋センターが再建へ!
着実な復興支援

岩手県陸前高田市と宮城県亘理町が再建へ(4~5月予定) 2018.03.08 

 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、東北・関東の多くの地域が甚大な被害を受けました。特に被害の大きかった太平洋沿岸域には、多数の「B&G海洋センター」「B&G海洋クラブ」が含まれていました。今年で大震災から7年を迎えます。

 B&G財団は、震災直後から施設の緊急復旧修繕助成、施設の再建支援、全国の「B&Gネットワーク」による募金活動など、被災地の復旧・復興を支援する活動に取り組んでいます。特に全壊となった7カ所のB&G海洋センター(11施設)に対し、各被災自治体の復興・まちづくり計画の進行とご要望に応じて、日本財団・ボートレース業界の協力を得て、個別に施設復旧の支援を行っています。

 すでに岩手県洋野町、岩手県山田町は施設を再建。2018年は、岩手県陸前高田市と宮城県亘理町の2自治体海洋センターが、再建されることになりました。B&G財団と全国のB&Gネットワークによる被災地支援活動により、壊滅的な被害を受けたB&G海洋センター施設の再建と舟艇等器材配備により着実な復興につながっています。

2018年4月オープン予定 岩手県陸前高田市B&G海洋センター

  • プール入口

  • 25mプール

  • 手前がジャグジープール、奥が幼児用プール

  • 陸前高田市ホームページより

主要施設

プール(25m・6コース)、幼児用プール、ジャグジー、その他(更衣室・観覧スペースなど)

地図

2018年5月オープン予定 宮城県亘理町B&G海洋センター

  • オープンに向けて着々と準備中

  • ボートハウス外観

主要施設

ボート保管場所、その他(トイレ・シャワー・更衣室・事務室)

地図

復興への願いを込めた書道パフォーマンス

 2018年1月24日、東京・三田の笹川記念会館で開かれた第10回B&G全国サミットで、岩手県立高田高校の書道部により「故郷と未来」をテーマにした詩が書きあげられました。


再建された海洋センター

地域の方々に活発に利用され復興に加速

 すでに再建された海洋センターでは、活発に活動を行い楽しく安全に海に親しんでいます。こうした海洋センターの積み重ねにより、東北に笑顔が戻り地域の着実な復興を加速させる力になっています。

■ 岩手県洋野町種市B&G海洋センター(2014年度再建)


事業写真(2017年度実施)

 洋野町種市B&G海洋センターでは、砂ASOBeach in ひろの(7月16日)やクリーンフェスティバル(8月1日)などのイベントを通じて、町外からもたくさんの方々に利用されています。


■ 岩手県山田町B&G海洋センター(2016年度再建)


事業写真(2017年度実施)

 山田町B&G海洋センターでは、岩手県南部町との交流事業 (7月28日)をはじめ、夏休み期間には、親子体験教室 (8月6日)を開催し、たくさんの方々に利用されております。

これまでの被災地支援活動として

 一部損壊したB&G海洋センター施設へは、緊急復旧修繕助成として、4県8自治体10施設に総額9740万円の支援を行いました

壊滅的な被害を受けたB&G海洋センター施設

壊滅的な被害を受けたB&G海洋センター施設
① 洋野町種市(艇庫) 2014年度運営再建
② 山田町(艇庫) 2016年度運営再建
③ 陸前高田市(プール) 2018年度 4月オープン予定
④ 亘理町(艇庫) 2018年度 5月オープン予定
⑤ 大槌町(艇庫・プール)
⑥ 石巻市雄勝(艇庫・プール・体育館)
⑦ 南相馬市鹿島(艇庫・プール)

震災から7年、B&G財団はこれからも被災地に寄り添い、東北の各地とふるさとの海に笑顔が戻るよう、ご支援を続けてまいります。