1度に7種目を高島市の子供たちが体験!2017スポーツチャレンジフェスティバル~サンルーフ今津
ジュニアのスポーツ振興と健康づくり、スポーツ指導者の連携を図るため、12月3日午前9時30分から滋賀県の高島市今津総合運動公園サンルーフ今津で、7つのスポーツを一度に体験することができる「2017スポーツチャレンジフェスティバル」が開かれました。
快晴で市内の年長児から小学3年まで70人が参加しました。主催は公益財団法人ひばり、高島市今津B&G海洋センター指導者会が共催、高島市教育委員会が後援でした。
陸上、少林寺拳法、野球、トランポリン、テニス、卓球、サッカーの7種目を、年齢別に分かれた1班10人が1種目15分ずつローテーションし、全プレーヤーが全種目を体験しました。1種目15分で時間は短いが、年齢が低いために、その都度気持ちを切り替えられるので、集中力を切らさずに最後までプレーできました。
「もっとやりたい!」という気持ちを残したままイベントが終わることで、今後もスポーツを「やってみたい」と自発的な気持ちが芽生えます。地域には各スポーツの熱心な指導コーチがいても互いに連携することは少なく、コーチ間の横のつながりを築くうえでも有効なイベントとなりました。
参加者から「速く走れるようになってうれしかった」(年長男児)、「少林寺拳法が面白かった」(小3男子)、「卓球でラケットにボールを当てるのが難しかったけれど、当たった時はうれしかった」(小1女子)、「初めは怖かったけれど少しずつ飛べるようになって楽しかった」(小2女子)と喜んでいました。
大会は、2012年4月に初めて開かれましたが、昨年は見送られるなどの曲折がありました。2012年、2013年はスイミング、テニス、野球、サッカーの4種目。2014年、2015年に握力、反復横跳び、長座位体前屈、50m走、20mシャトルランで「高島市小学生体力測定選手権」として小学生で運動神経ナンバーワンを決めてきました。イベントとして何かが足りないという思いから、2016年は一旦見送りとし、高島市の子供たちが楽しめるイベントを模索しました。原点に返り多種目が一度に体験できるスポーツチャレンジフェスティバルを企画して、コーチ間の連携や種目の拡大を目標に、多方面に協力を要請して、今回の開催となりました。
レポーターによれば、実施場所が体育館ではないこと、日程が公式試合などと重なるなど調整が困難だったといいます。今回の種目以外にも体験してほしいものがまだまだあるので、来年に向けて今から準備を始めたいといいます。イベント中、プレーヤーのイキイキとした表情やそれを見守る保護者の優しい目から元気をもらったほか、プレーヤーに心を寄せて楽しい体験を提供したコーチの姿に感動したといいます。
また、こう強調します。「ジュニア期には多様な運動を行い、さまざまな身体の使い方を覚えることが大切なので、色々なスポーツに親しんでほしい。スポーツは体を育むこと以上に、相手を尊重する心を育んでくれる。われわれコーチが協力して、心と体を育むスポーツに親しめる場を絶やさないように努力したいと思います」と述べています。
今回は定員により大勢参加できませんでした。来年は規模の拡大も含めて、交流できなかった種目のコーチとの輪を広める、より良いイベントに成長させていきたいとしています。
開催に協力いただいたのは認定NPO法人TSC、ひばりテニススクール、高島市少林寺拳法協会、あどがわジュニアスポーツクラブ、湖西暁ジュニアでした。
B&Gレポーター 高島市今津B&G海洋センター・入江 克之