【B&G職員リレートーク】少しの勇気で人助け


こんにちは!海洋センター・クラブ課の中村です。

数年前、職場の同僚と電車に乗っていた時に体験したことについてお話します。

 

様々な方が利用する電車。思いもよらないハプニングに遭遇することも・・・

様々な方が利用する電車。思いもよらないハプニングに遭遇することも・・・

 

仕事帰りに同僚と一緒に電車に乗っていました。車内は比較的空いていましたが座席は埋まっており、私たちは立って乗車していました。電車に乗ってしばらくすると、私の近くに座っている方がずっとウトウトしており、体が大きく揺れていることに気がつきました。

 

「あぁすごく揺れているなぁ」と思った瞬間、その方が座席から転げ落ち倒れこみました。私はすぐに起き上がるだろうと思いましたが、動く気配が全くありませんでした。私はとっさにその方に近づき、肩を叩き「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」と声をかけました。するとその方は目を覚まし、「大丈夫です。すみません」と言いながらゆっくり立ち上がり座席に座りました。意識が戻って一安心しましたが本当に怖い思いをしました。

 

お話を伺うと、お酒を飲みすぎてしまったそうです。まだ体がふらふらしおり体調が悪そうだったので次の停車駅で一緒に下車しました。というか次の停車駅は私の最寄り駅だったので私は降りるしかありませんでした。しばらくベンチに一緒に座って休んでいると「もう自分で帰れます。ありがとうございました」とおっしゃり、その方は電車に乗り込んでいきました。

 

 

備えあれば憂いなし

あの時私が声をかけることができたのは、CPR(心肺蘇生法)の知識があったからです。当時私はフィットネスジムで働いていたということもあり、CPRの研修を頻繁に受けていました。その経験が私に一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。

 

また、沖縄養成研修のカリキュラムにも組み込まれており、しっかりと学びました。現在でも外部講師の研修を受け、万一に備えています。

 

養成研修でのCPR研修の様子

養成研修でのCPR研修の様子

 

事故があった際にどう対応するか、次の行動はどうするかなどの知識を持っていることである程度冷静に行動することができます。

 

私はこの経験から、いつどこで何が起こるかわからないし、思いもよらないところで人助けにつながる知識があることを学びました。今後仕事やプライベートで様々なことを体験すると思いますが、常に「学ぶ」という姿勢を大切にしていきたいと思います。

 

—————————————————————————–

B&G財団では、児童養護施設・ひとり親家庭の子供たちの体験活動へのご支援をお願いしています。
寄付の方法について 詳しくはこちら をご覧ください。
当財団に対するご寄付は一定の税制優遇の対象となります。

 

 


企画部 企画広報課 中村 克也

1 コメント

  1. 大野市B&G海洋センター小嶋ちづる より:

    昨日は指導者会の研修で、救急法!心臓マッサージ、人工呼吸、AED、恒例の研修ですが、リアルに切迫感あり、本当に勉強になりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事