【B&G職員リレートーク】もっと外に出て遊ぼうよ


桜の便りを耳にする季節となりました。これから気温も上昇し、外での活動が増えることだと思います。

 

突然ですが、皆さんは、どのような野外活動・スポーツ・レクリエーションを楽しんでいますか。私たちB&G財団は、子供たちへマリンスポーツなどの海辺や水辺の活動の機会を提供していますので、職員の中にはサーファー、ウィンドサーフィン、カヌー、トライアスロンなど、水辺のスポーツを経験した者や、今でも楽しんでいる者が少なくありません。

 

私はといいますと、マリンスポーツは財団職員になって初めての経験。学生の頃はキャンプや登山をしていました。職員には珍しい“グリーンランド系”です。昨年には“山の日”が制定され、最近は中高年を中心に登山ブームが広がっていますが、私も趣味を再開し、少しずつですがトレッキングに出かけています。

 

海には“海の良さ”があり、山には“山の良さ”があります。今回はグリーンランド系職員である私が見つけたブルーシーの特徴について語ってみます。

 

 再開したトレッキング


再開したトレッキング

 

ブルーシーで風になる

水辺のスポーツを体験して、まず気が付いたことは“風”です。もちろん、トレッキングでも草木の揺れ具合を見て風が吹いていることが分かります。しかし、水の上では陸上よりも風の影響を強く受けますので、より風を意識するようになります。特にセーリングでは、風が見え、上手く風をつかむことができたときは、風になったような気分を味わうことができます。これは、それまでに経験したことのない感覚でした。

 

 

理科の勉強を思い出す

アイザック・ニュートンは木から落ちるリンゴを見て万有引力の法則に気づいたという話がありますが、人間は自然界の多様な現象から様々な学びを得てきました。私たちは、先人たちの学びを学校で教科として学習していますが、自然体験活動では、理科で学んだことを思い出す場面が多々あります。

 

海辺の活動で、まず知っておかなければならないことは潮汐です。潮汐は太陽・地球・月が大きく関係しますが、小学校6年生の理科で学習する内容。潮汐表を見て「今日は新月の後の中潮だから、上弦の月か」と昔の記憶がよみがえります。夕方になれば、夕凪となり今まで吹いていた風がパタッと止みます。その後、陸風に変わります。この現象は中学の理科で学ぶ内容です。このように、学校の授業で得た机上の知識を実際に体感できることが、自然体験の醍醐味の一つです。

 

 風を見ることができるセーリング


風を見ることができるセーリング

 

安全について考え、自分を守る技術を身につける

人間は陸上の生物です。その意味において、“ブルーシー”は“グリーンランド”と比較して、危険度が高いといえます。しかしここでお伝えしたいことは、単に海や川は危険であるということではなく、危険から学べることがあるということです。

 

危険時において、初期に確保したいことの一つに“呼吸”があります。これは陸上の自然体験では意識しにくいことですが、水辺での活動では重要なことです。ダイビングでは酸素ボンベの残圧を常に確認しますし、不意に落水した場合にまずやるべきことは呼吸の確保です。普段、意識せずにできている呼吸が、環境が変わることによってできなくなってしまう。当たり前のことが当たり前ではなくなることがあることを、水辺の活動は気付かせてくれます。

 

また、水辺は陸上よりも天候の影響を受けやすく、環境が刻々と変化します。例えば水分補給などの休憩時ですが、トレッキング時は、周りの緑を見渡し“ホッ”とできる時間です。特に冬場、ヒーターでお湯を沸かし暖かい飲み物を口にするときは、まさに“至高の時間”です。しかし、カヌーで休憩する際は、常に波に艇が向かうように姿勢を保ち、周囲に動力艇が来ていないか、横波は大丈夫か、潮にどの程度流されているかなど、周囲の状況の変化を常に把握し、安全を確保しなければなりません。このように書くと、ブルーシーの活動は常に緊張しているように思えてしまうかもしれません。しかし、活動を続けることにより、安全に関する意識が高まり、自分を守る技術が身につくようになります。そして気が付けば、このような環境でも“ホッ”と休むことができるようになっているものです。

 

このように、自然体験は普段の生活では実感することが難しいことを、体験を通じて学ぶことができます。“ブルーシー”も“グリーンランド”も楽しいフィールドであり、子供たちにとっては、机の上ではできない学習の場でもあります。そのような機会を多くの子供たちに提供し続けたいと考えています。

 

 自然体験は学習の場 遊びの中にも学びはある


自然体験は学習の場 遊びの中にも学びはある

 

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企画部 企画課 東條 剛之

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