【B&G職員リレートーク】私がB&Gで働く理由 ~ダイバーシティを目指して~


こんにちは、事業課の岡部です。今年4月に入職した新人です。

 

それまでの私は外国語大学を卒業後、JICAの青年海外協力隊員として2年間、西アフリカのガーナ共和国に派遣されていました。彼の地では、聴覚障害を持つ子供たちにアメリカ式の手話を使って、英語やICT(パソコンやインターネット)の授業、情操教育を行う日々でした。

 

 小学6年生のクラスで英語の授業を行う私。みんな、どんなことにも好奇心旺盛でした


小学6年生のクラスで英語の授業を行う私。みんな、どんなことにも好奇心旺盛でした

 

“カクラ カクラ”と進んでいこう!

「ガーナの生活はどうだった?」と聞かれると、本当に楽しい思い出でいっぱいです。生徒たちと遅くまでおしゃべりをしたり、マンゴーの木の下で職員会議をしたり、豚や鳥をさばいたり等々・・・。ガーナは第二の故郷とも言えるようになり、そこで出会った人々が心から大好きでした。

 

とはいえ、実は最初の3か月間は泣き暮らす毎日でした。水や電気がない、食べ物が違う、なんてことはいくらでも我慢できましたが、村にたった一人の日本人です。彼らからすれば見知らぬ社会から突然やってきた人になるわけですから、なかなか心を通わせることができず、疎外感を覚えながらの生活が続いたのです。

 

それでも、時間をかけて少しずつですが村人たちに受け入れられ、寝食をともにする家族ができ、職場でも信頼を得ていきました。「カクラ カクラ」はガーナの現地語で「ゆっくり ゆっくり」という意味です。この言葉を知って、何事も一歩、一歩焦らずに進んでいくことが大切なんだということを学びました。

 

 ガーナでお世話なった家族。町の写真屋さんを呼んで、家族みんなで写真を撮りました


ガーナでお世話なった家族。町の写真屋さんを呼んで、家族みんなで写真を撮りました

 

違う色だって、あっていい!

私がよく授業で行っていた好きなゲームがあります。

まず、全員の背中に赤や白、黒などのシールを貼ります。みんな、自分の色は知りません。そして、それぞれの色でグループを作ってもらうのです。相手の色の名前は口に出さずに、うまくグループを作れたら勝ち、というルールです。

 

しかし、ここにちょっとした仕掛けをします。ピンクやグレーのシールを貼った子をまぜるのです。すると、どうなると思いますか?

みんな、往々にしてその子たちを笑います。「なんでお前だけ、こんな色なんだよ~」

笑われた子の反応は様々ですが、だいたいは周りに合わせて一緒に笑います。「へへへ・・・」

 

ゲームが終了すると種明かしです。「(ピンクやグレーのシールを貼った子に)どんな気持ちだった?」と尋ねると、その子たちは「なんか寂しかった」、「笑われて嫌だった」と答えます。

 

この辺からみんな静まり返り、じっと何かを考えだします。

 

3か月間生活しながら、最後には村の人たちに打ち解けてもらえた経験も踏まえながら、私はマイノリティーの立場になって心にモヤモヤを抱えている子に、「大丈夫」といってあげられる大人でありたいと思い続けています。白と黒以外にも、グレーの部分があってもいい。そして、どこのチームに入っていいのか手をこまねいている人がいたなら、「うちのチームにおいでよ」、「ピンクは赤と似ているよね!」と一言声をかけられる勇気をもってほしいと思いながら、いつもこのゲームをしていました。

 

 ろう学校では音のないダンスパーティーを企画。会場は大いに盛り上がりました


ろう学校では音のないダンスパーティーを企画。会場は大いに盛り上がりました

 

自分にできることを広げていきたい

こうして、村でたった一人の日本人という生活を2年間経験しましたが、帰国後もずっとマイノリティーの立場に寄り添っていきたいと考えるようになりました。

 

また、ガーナでは地域ぐるみで子育てをしており、そのなかで子供たちが周囲の大人や自然と関わりながら、知らずのうちに情操教育を受けている様子を肌で感じました。「コミュニティーってこういうことなんだ」、「日本が学ぶべきところはここなんじゃないかな」と思ったものでした。

 

ですから、青少年活動がしたくて、マイノリティーに寄り添った活動がしたくて、コミュニティーづくりがしたくて、そんなことを考えながら帰国後に働くようになったB&G財団は、「やりたいことがいっぱい!」な、私が見つけた光り輝く職場です。入職1年目は、必死に諸先輩方の後をついていく毎日でしたが、これからは少しずつでも自分にできることを広げていきたいと考えています。

 

もっとも、海に詳しいわけでもなく、運動は好きだがセンスがない・・・という点で、その後苦労することになるとは、入職時の私には知る由もありませんでした(笑)。

 

 初めて同期に会った日の一枚。たくさんの仕事をともにしていきます!


初めて同期に会った日の一枚。たくさんの仕事をともにしていきます!

 

 

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事業部 事業課 岡部 瑞季

2 コメント

  1. 三木町B&G海洋センター  江戸 里美 より:

    こんにちは
    ガーナの生活が岡部さんを成長させてくれたんですね。色のゲーム、海洋クラブでもしてみようと思います。少しでもいじめのない勇気のもてる子どもたちが増えていくことを切々願っています。
    今度、三木町で「クロスカントリー」という誰でも参加できるマラソンがあります。盲学校の生徒や聾学校の生徒も参加します。まちレポにも投稿する予定です。

    これからもこのキャラを保ちながら、仕事がんばってね!!  岡部教官!!
     

    • 作手B&G海洋センター 河合 より:

      こんにちは
      岡部さん頑張ってください期待してます。
      色のゲーム面白そうですね!(^^)!

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