岩手県奥州市 「第9回奥州万年の森植樹祭」


奥州万年の森植樹祭実行員会
及川 浩行

 

平成19年、それまで約40年間放置されてきた養蚕団地跡を市が買い入れ、「万年の森公園」として整備することになり、翌20年から「宮脇方式」による植樹を「奥州万年の森植樹祭実行委員会」が毎年実施するようになりました。

 

その後、平成25年にはB&G財団と共催で「第6回植樹祭」を開催。B&G財団とともに落葉樹24種約3,500本を植えました。その木は、4年目の今年も順調に生育しています。

 

今年は9月11日(日)に第9回目の植樹祭を開催しており、180名の参加者を得て、800㎡に2,500本が植樹されました。樹種は、落葉広葉樹の14種(コナラ・ミズナラ・クヌギ・トチノキ・カツラ・ハウチワカエデ・ヤマモミジ・ケヤキ・ヤマザクラ・クリ・ヤマボウシ・コブシ・ホウノキ・エゴノキ)です。

 

参加したスポーツ少年団の子供たち

参加したスポーツ少年団の子供たち

また、当会は9年前からどんぐりの育苗を始め、3年後に育った苗木を植樹してきました。平成25年にB&G財団と共催した植樹では育苗も行いましたが、そのとき以来、地元の前沢小学校4年生全員が授業の一環として苗づくりに取り組んでいます。毎年、コナラ、ミズナラ、クヌギ、トチノキなどのどんぐり3,000個程を蒔いて育てています。

 

今年の植樹祭では、6年生の代表参加者が開会行事で壇上に上がり、参加者の皆さんに自分たちが3年間育てた苗木を植樹する喜びを発表しました(今回植樹した苗木は、コナラ、ミズナラ、クヌギ、トチノキの4種、800本)。来年以降も、毎年続けて育てた苗木を植えていこうと思います。

 

前沢小6年生の佐藤陽斗君(左2番目)「苗が、ちゃんと育ってよかった。立派な大きな木になってほしい」 奥州市前沢B&G海洋センター及川浩行所長(右)

前沢小6年生の佐藤陽斗君(左2番目)「苗が、ちゃんと育ってよかった。立派な大きな木になってほしい」
奥州市前沢B&G海洋センター及川浩行所長(右)

 

参加者全員で記念撮影

参加者全員で記念撮影

 

B&G担当者の感想
奥州市では、奥州市前沢B&G海洋センターの及川所長が中心になり植樹祭を実施しています。毎年行うにはいろいろな苦労があるかと思いますが、9回も継続してこられたことに頭が下がります。これからも、子供たちが育てた苗をいっしょに植え行ってほしいと思います。

 

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