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No.013:赤嶺 華歩選手(関東女子インカレ セーリング470級 女子優勝) B&G別府海洋クラブでヨットを始めて半年で全日本の新人賞を受賞!将来有望な女子セーラー
2017.10.24 UP

プロフィール 赤嶺 華歩(あかみね かほ)
1997年8月生まれ、大分県別府市出身。
中学1年からB&G別府海洋クラブでヨットを始める。
中学2年で470級という全長4.7mの二人乗りヨットに変更し、その年の全日本選手権で新人賞1位を獲得。
現在は、法政大学2年生でヨット部に所属。今年の4月29、30日に神奈川県葉山町で開催された関東女子インカレにおいて、クルーの馬渡凪沙さんと470級で出場し、優勝を飾った。
故郷の別府市を離れ、東京でオリンピック出場を狙う女子セーラー。

前編:地元のショッピングモールから始まるヨットとの出会い

中学1年生からヨットを始め、半年間で全日本選手権大会の新人賞を獲得した赤嶺選手。現在は東京の法政大学に通う大学2年生の彼女は、今年の春に出場した関東女子インカレ※で見事優勝を果たしました。そんな赤嶺さんに、ヨットを始めたキッカケや、海洋クラブの魅力について伺いました。

※インカレ Intercollegiate大学対抗。
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B&G

ヨットをはじめたキッカケを教えてください

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赤嶺さん

中学生の時は、書道部に入っていて、3歳から水泳も始めて習っていました。
いろんな競技に興味を持つようになった中学1年生の頃、別府市にある大きなショッピングモール"ゆめタウン"の駐車場を降りて、母と一緒に海を眺めてました。そこに別府B&G海洋クラブのヨットが浮いていて、「あれ、乗れるのかなぁ」って、本当に些細な興味関心を持ちました。
ちょうど、母の知り合いの子供が海洋クラブのヨット体験に行くという話を聞いて、B&G別府海洋クラブの体験会に行ったんです。もともと水泳を習っていたので、水に対する恐怖心とかはありませんでした。

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赤嶺さん

その体験会の時、沖の方で颯爽とヨットに乗る人たちを見たんです。
その時、「カッコいいなぁ、私もあんな風に乗れるようになりたいなぁ」という憧れを持って、海洋クラブでヨットの練習をすることに決めました。

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赤嶺さん

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B&G別府海洋クラブではどんな練習をしていましたか

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赤嶺さん

海洋クラブでの練習は、方針が「やる時はやる、抜く時は抜く」という感じでした。だから、風が全然吹かなかった時は、ひたすら遊んでいました。
例えば、バレーボールしたり、コーチがバナナボートを海に出してくれたり、沖に出て釣りをしたりもしました。でもやる時はガッツリ練習しました。
朝の9時から15時~16時迄、6時間程度海にいました。マークを打って、回って、をずっと繰り返して基礎を固めました。

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赤嶺さん

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B&G

海洋クラブの良いところを教えてください

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赤嶺さん

B&G別府海洋クラブの練習では、周りの人たちの競技レベルがすごく高くて、良い刺激を受け続けてきました。
岡田圭樹くんや高山大地くんなど、速い人ばかりが所属していたこともあり、負けず嫌いの私は、彼らに負けたくない、早く追いつきたい、という気持ちで、いつも競い合っていました。そういったレベルの高い人たちを相手に競争できる所がB&G別府海洋クラブの魅力だと思います。
そのお陰か分かりませんが、ヨットを始めて半年後、当時乗っていたOP級(※)という艇種の全日本大会に出場しました。そこで新人賞を受賞することができました。

(※OP級とは…1人乗り、艇の全長は2.31m。Optimistは楽天家の意。ISAF(世界セーリング連盟)が承認する最小クラスの艇で、競技参加は15歳まで。知力・体力・情緒面の向上に大きく貢献するジュニア専用の入門艇で、1954年に米国のクラーク・ミルズ氏が設計。)

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赤嶺さん

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B&G

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B&G

ヨットを始めて半年で全日本大会の新人賞!
すごいですね!

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赤嶺さん

でも、OP級のヨットには15歳までしか大会に出場できない、という年齢制限もあったので、中学2年生になった頃、早めに470級(※)というヨットに艇種を替えました。

(※470(よんななまる)級とは…2人乗り、艇全長4.7m。小柄な日本人に適し、1976年のモントリオール五輪から正式種目 となった。日本はこのクラスに力を入れている。)

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赤嶺さん

でも、中学校の付属高校に進学してもヨット部がないんです。だから、ヨット部のある高校へ進学するか、通っていた中学の付属高校に進学して海洋クラブでヨットを続けるか迷いました。

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赤嶺さん

※後編に続きます

(文:竹尾 洋介

後編:レースで大事なペアとの意思疎通

OPディンギを中心に海洋思想の普及と青少年健全育成に努めている。  親子で楽しむ海洋レクリエーションなどを行っている。また、OP級の各種大会に出場し数多くの成績あげている。他の海洋クラブと合同事業で国際交流事業を展開している。